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カフカって変なひと
創作する人は、繊細。創作する人は、変わってる。
たぶん、本当だと思う。
こないだX(旧 Twitter)で演技する人の心の強さ?との相関性の話を見かけたのだけど、
創作者も物書きも、ある程度うちに籠っていたり、繊細さや、ナイーブさや、病むところがあるんだと思う。わたしも、病んだら書きなぐるし、これまで書いてきたものって手書きでもスマホでも全て纏めたら億になるんじゃないかと思う。全て自己解決できたら、悩まなきゃ、書かない。まっすぐ前を向いている人は、他人ならどうだった?と考えることもないのかもしれない。断定はしないけれど。
これ、私でも書けそう。
と思うことってあるじゃないですか。
だけど、書くって言葉を文字に起こさなきゃいけないんです。どれだけ思考していたって。
そんな意味で、カフカ断片集は、共感と、こんなことわざわざ書き起すんですか?という面白さに溢れている。
訳者さんが最高に素晴らしい解説を作ってくれているので、それはそれとして、個人的な感想を綴ると、この欠片がもし小説だったら。短編だったら。という壮大な可能性を秘めている。続きを読むのは叶うことのない夢!ロマン?
家庭生活、友人関係、結婚、仕事、文学など、あらゆることに、わたしは失敗する。
いや、失敗することさえできない。
夜への怖れ。夜でないことへの怖れ。
わたしかふれるものは、壊れていく
何もしないことは、あらゆる悪徳の始まりであり、あらゆる美徳の頂点である。
桟敷席という短編もものすごく印象的だった。カフカの文章は平穏な日々を壊す小さなひびや不穏さを感じさせる。
カフカは 断片が一番ヤバい! らしいのでぜひ読んでみてください。