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「私とお鍋料理と鍋奉行さま。」

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ここ最近の冷え込みに誘われて、
冬定番のお鍋料理を囲まれた方も多いと思います。私の実家での「家族の情景」をお話させてくださいね。

あなたは、お鍋料理を美味しく食べるためのコツって何だと思われますか。
わが家のお鍋の鉄則は、「食材を入れるタイミング」と「こまめなアク取り」と決まっているんです。

この鉄則を作ったのが、「わが家の鍋奉行さま」こと、父上様。

普段は、母、姉、私の女性軍の前に少数派で何かと劣勢の父が、その存在感を大いにアピールする、晴れ舞台なんですよね。(^^)

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たとえば、ある日の鍋料理「鶏肉と肉団子の水炊き風鍋」。
チキンのもも肉とひき肉の肉団子がメインで、お野菜が、白菜、ねぎ、春菊、にんじん、しいたけ、しめじ、豆腐、春雨。
お出汁は、市販の鶏ガラスープとお醤油少しのアッサリヘルシー鍋。

雑誌等の写真では、全ての材料がお鍋の中で煮込まれていますが、わが家のお鍋の中は、山手線みたいな混雑には決してなりません。
鍋奉行さまの号令で、食材を入れる順序が決まっていて、お鍋の中は、お肉の他は2、3種類の食材がいるだけでガラガラ。

それに、途中で何度かのお掃除タイムがあって、入っている食材を食べきってから、父上様がアク取りに励んでいます。

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小さい頃は、鍋奉行の指揮が、なんだか鼻持ちならなかった。
でも、私もお仕事のお食事会などでお鍋のメンテを体験して、鍋奉行さまの大変さを知り、ありがたさを実感できました。

だから「○○が食べ頃だよ」と、父上様が甲斐甲斐しく、取り分けてくれる様子が何だかカワイイし、父なりの、家族への愛情表現なのかしらと思えるようになりました。

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でも、そんな父上様に一つだけお願いがあります。それは後片付け。
お料理って、仕込み〜後片付けまでがセットだと思うんです。できれば、そこまで済ませていただけると助かります。

「これだから男の人って……」
と洗い物をしながら、女性軍がぼやいているんですよ。(笑)

あなたも、今晩は、お鍋料理でカラダの中から暖まりませんか。

今日も良い一日になりますように。
(えみり)

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