「天使の跳躍」
天使の跳躍 七月隆文
先日この本を買ったんですけどあまりにも面白くて3日で読みました!!!
もうほんっとうに面白かったです。
主人公のすごいところ
歳をとると人の意見を聞いたり、人に教えを乞うたり、新たな人と出会ったりそういったことって自分から行動しないとできないことだと思う。また、今までの経験からくるプライドが邪魔をしてなかなか行動に移せないこともたくさんあると思う。
でも、この本の主人公はただ真っ直ぐに将棋に向き合って、それで勝つために色んな人に助けてもらいながら戦う姿がとてもかっこよかった。
私今までは天才が好きだった。何もせずに何も努力せずにただ生きててそれだけで全てを奪い去ってしまうような天才が好きだった。でもこの本を読んで天才は努力の天才だったんだと知った。こんなにひたむきに努力を重ねたことで掴む栄光もあるんだと知ることができた。
その姿を見て他の人が手を貸そうとか力になりたいとか思って人の輪が広がっていくことがすごいと思ったし、そこに主人公の真っ直ぐさや素直さや人の良さがあるからみんなが集まっていくのだと再認識した。
「真っ直ぐにひたむきに努力すること」
主人公のすごいなと思ったところは、他にもある。家族や友人、自分の大切な人をきちんと大切にできるところ。距離が近いとだんだん大切さがわからなくなったり、関係性を続けていくことが難しかったりすることもあると思う。でもちゃんと振り返って毎日感謝を伝えられることは本当にすごい。
両親に愛されて、大切に想う家族がいてそれをちゃんと理解して大切にしていることがわかった。
「大事な人は常に大事にすること」
最後は色んな点が全部繋がってちゃんと輪になっていく気がして、ちゃんと努力が報われて、そんな人ばかりではないのかもしれないけど、この人がそうなってよかったと思えた。
それくらい私も主人公のこと好きになりました。
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