しるし
白い息を吐きながら
ふと、ぼんやり 空を見上げ
心の奥底で寝息を立てている
いつだったのか・・・
その記憶すら不明瞭で
でも確かに 間違いなく確実に
歩んできた道のどこかで
刻まれた たくさんの傷
もう 痛みすらも失せて
ただの傷跡だけになった
その『しるし』を
優しく 愛しく 撫でる
全ての事には
ちゃんと意味があって
無意味な事なんて
この世には決してなくって
仕方のない事なんてのも
ひとつとしてない
そう論じてきた自分だから
『忘れられない』のではなくって
忘れたくないって 潜在意識の
どこかで思っているからこそ
薄汚れた 消し去ってしまいたい
汚点とも呼べる黒歴史も
この心から離れずに ずっと
こびり付いているんだと思う
そういう たくさんの矛盾が交差した
延長線上に 私達は生きていて
罪も罰も 全てひっくるめて
背負ってく事も 自分に課された
ノルマなんじゃないかって思えるんだ
だから 人はいつも理不尽で
教科書通りには行かないけれど
最後の最期には綺麗なまるで
締めくくれる様に
たくさんの試練が試される
それが『人生』なのだと 信じてる
これも、人間観
お久しぶりです。
2025年、新しい年を迎え早くも一ヶ月が経過してしまいそうな一月の終わり、皆さんはいかがお過ごしですか?
今回の『しるし』も、私の人生観と言いますか、価値観、死生観、永遠のテーマです。
長く生きていると忘れたいのに忘れられない事ってやはりあって、でもそれにもきちんと意味があって、忘れない!忘れられない!ように出来てるんだろうな、仕組まれてるんだろうなって思っています。
忘れたい、消したい過去のしがらみも、何かの必要素材だからこそ、しつこく染み付いてるんだろうなって私は考えております。
世間一般で言うPTSD!(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれるものも私にはありますが、忘れないように設定されている事にもきっと意味があるんですよ。
基本的には常日頃からポジティブな思考で笑ったり泣いたりを繰り返し生きているのですが、言葉を紡ぐ事!表現する事!を私に与えてくれた神様には本当に感謝しております。
何の才能もない人間ですが、紙とペン、今はスマホがあれば自分が生きるスペースは確保出来るので執筆出来る事を心から楽しんでこの先も生きていきたいです。
一月は稀で、執筆ペースがとても早いのですが、本来は時々更新していく感じですので、これからもよろしくお願い致します。
また、お会いしましょう。