安心して絶望できる人生
先日読んだ野口さんの対談本で、カーリング五輪メダリストの吉田知那美さんとの対談のエピソードが綴られていて、とても興味があった。
その記事を見つけたので読んでみた。
もし貴方が何らかのプレッシャーに押しつぶされそうになっているのなら、一読されてみるのもよろしいかと。
結果が出せない自分たちに、価値はないのか
この言葉、すごく突き刺さった。
結果を出さなければいけない。
それって誰のため?
努力して頑張って結果が出せたとして、一時はみな褒め称えてくれるだろう。
でもそのことでさらなる次へのプレッシャーが待ち受ける。
次も失敗してはいけない、みなを失望させてはいけない。
アスリートに限らず社会で生きていく中で誰しも必ず通る道。
結果を出せず失敗した。
「こいつダメだな」
そう思われて、
「私は何やってもダメ。ダメ人間、負け組だ」
そうやって自己肯定感を下げてゆく。
私もそう。
そうやって欝の沼にズルズル沈み込んでいった。
でもさ、今になって考えれば、これこそ自分に向き合い始めたスタート時点だった。
このキッカケこそ、好きな自分・嫌いな自分を見つけることが出来たんだと思う。
記事にも書かれてるけど「らしさ」だよね。
弱さに向き合えば飾らない自分というものが見えてくる。
飾らない自分=ブレない自分
だから、らしさは強さなのかもしれない。
私もそうありたいと思ってる。
人との接し方も大きく変わった。
関わるべき人、関わってはいけない人、明確に区別するようになった。
物事に対しても、しっかりと見るべきもの、見る必要のないもの、意識するようになった。
社会から一旦逃げ出したことが自分を俯瞰的に見れたんだろう。
ダメージを受けても立ち直りが早くなってきてる気がする。
けどここまで来るのに何年もかかったけどね。
ダメ出しをされて「よし、次は見返してやる」って奮起する人もいるだろう。
けどそれって誰のため?
他者目線に縛られてるんだよね。
それで延々死ぬまで成功の階段を上り続けてれば幸せなことでしょう。
けど多くの人はいつか階段を踏み外すときが来る。
その時どうなる?
そのことは貴方の人生の中でどれほどの事なの?
だからそこから早く逃げた方がいい。
逃げることは是なのだ。
鬱になってこのことがやっと飲み込めた。
結局のとこ誰基準で生きてるの?
ってとこに行き着く。
そこから逃げることで自分を取り戻せるのなら、それが一番いいと思う。
向き合うのは他人ではなく自分だ。
生きてるうちは、いろんな絶望がやってくる。
私のこの一年も何度も絶望感に苛まれた。
そのたびにいちいち立ち止まって悩み苦しんで、時間を無駄にしてきた。
でもそれで得るものもあるのかもしれない。
だから少しだけそこに人生の時間を費やしてもいいとは思う。
素直に自分に向き合えたならそれは大きな財産だ。
安心して絶望できる人生
これを手に入れたとき、やっと生きづらさから開放されるのかもしれない。
note始めて約一年、こんなくだらない落書きにお付き合いくださりありがとうございました。
ここまでずっと読んでくださった貴方が本当に大好きです。
そんな貴方がよいお年を迎えられますよう、心からお祈り申しております。
I wish next year will be the happiest for you.
お金は要りません!愛をください! 私のnoteを通じて私のことを認めてくださること好きだと言ってくださることが何よりも励みになります!