黒川 陽

黒川 陽(くろかわ はる)です。 音楽、映画が特に好きな好奇心旺盛アラサーFtXパンセ…

黒川 陽

黒川 陽(くろかわ はる)です。 音楽、映画が特に好きな好奇心旺盛アラサーFtXパンセクシャル。 双極性障害と発達障害(ADHD、ASD)、境界性パーソナリティ障害を抱えており、精神障害者保健福祉手帳2級を保持しています。 2020年末からWebライターとして活動し始めました。

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  • 蝶になりたい精神障害者

    双極性障害という精神疾患を患い、発達障害(ADHD、ASD)や境界性パーソナリティ障害だと診断された黒川 陽の生い立ちを描いたエッセイ集。

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マイペースに生きるということ

最近自分がとても焦っているなあと思う。 焦る必要がないはずなのに焦っている、この焦燥感はなんなんだろう。 それは他人と自分を較べているからであって、己の道だけを見つめていればいいのに 勝手に他人と自分を見比べてあの人はこうだから、この人はこうだから、と勝手に他人のキャパシティに自分のそれを押し付けて がんじがらめになっているだけな気がする。 それをしてしまっている限り、自分に寛容になれないどころか他人にも寛容になれない。 先程とは逆の視点で、 わたしにはこれができてい

    • お知らせ

      この度、議論メシ編集部の貝野綾さん、山本真紀子さんと共に「生きづらい貴方にわたしから生きづらさを減らす提案をします」という本を執筆し、そちらが出版されることになりました。 この世の中には「障害」というものがあり、当事者やその周りの人、何となく知っている人、なんの理解もない人がいるような気がします。 その全員が知らないことが、この本には載っているはずです。 まず、貝野綾さんが障害にはどのような種類があり、この国では障害を持っているとどんな支援制度を受けることができ、どうす

      • 違和感

        こんばんは、黒川 陽です。 自分の性別に違和感を抱いたとき、わたしはこれから色々な場面で覚悟を決めなくてはならないのだと悟りました。 それから度々「そのとき」は訪れて、心ない言葉や態度に幾度となく傷つき、そして呆れ、自分のような性の存在は否定されて然るべきものなのだろうなと思うことさえあります。 わたしはトランスジェンダーのXジェンダーです。 今まで女性として生きてきたものの、自分の男性性を否めず、また女性である部分もないとは言いきれないため、どちらでもあり、それゆえ

        • ロック好きが取り入れやすいヒップホップカルチャー

          こんばんは、黒川 陽です。 今回は、ロック好きでも聴きやすいヒップホップカルチャーがあるのでそちらを紹介していきたいと思います。 彼らのルーツも大体ロックなので影響されているのかもしれませんね。 では最初にこちら。 (sic)boyさんとKMさんのGhost of Youです。 (sic)boyさんはあのL’Arc~en~Cielのファンで、「Heaven’s Drive」というL’Arc~en~Cielの中でも有名な曲のタイトルと同タイトルの曲も発表しています。

        マイペースに生きるということ

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          エッセイ全て投稿できましたが、順番ごちゃごちゃになってしまい申し訳ないです… 議論メシ編集部長に言われて気づきました苦笑 こういうところも未熟ですね。 温かい目で見守ってくださると幸いです。

          エッセイ全て投稿できましたが、順番ごちゃごちゃになってしまい申し訳ないです… 議論メシ編集部長に言われて気づきました苦笑 こういうところも未熟ですね。 温かい目で見守ってくださると幸いです。

          蝶になりたい精神障害者 #5

          いま通っている病院は薬に関する知識が高く、また認知療法や認知行動療法に重きを置いている。 あと犬がいる。かわいい。 ただ、わたしの不安はそんな簡単に消える訳ではなかった。 カウンセリングを受けても意味があるのかわからなかった(最初は臨床心理士さんの聞いている意味や意図が不明すぎて不信感しかなかった)し、薬が減ること自体が怖かった。 でも、このままでは一生ラムネ菓子のように薬を貪る日々が続くのだ。 2週間に一度、わたしは犬に会える、犬に会える…と自分を奮い立たせ頑張っ

          蝶になりたい精神障害者 #5

          蝶になりたい精神障害者 #7(最終話)

          そういえばわたしって音楽だけはずっと好きなんだよなあ。 しかも音楽にだけは裏切られたことないし。 そんなことをふと考えた。 だからって音楽そのものの道を志そうとは思わなかった。多分才能もないので(歌うことはいまでも好きだけど)。 その頃、没後50年とかで三島由紀夫がよく特集されていた。 なんとなく興味を持ったわたしは彼について調べてみると、彼の日本語の使い方や情熱に虜になった。 彼は小さい頃から日本語が好きで、辞書を「引く」ことはせず「読む」ことをしていたらしい。1

          蝶になりたい精神障害者 #7(最終話)

          蝶になりたい精神障害者 #6

          前回書いたアパレルチェーン店での自分の出来損ないさに幻滅したわたしは、また引きこもるようになる。 どんな仕事も向いてない。 何もできない人間なんだ。 やりたい仕事(当時は事務)はあったが、できる自信はもちろんなかった。 その前だか後だか、父親が死んだ。 あれだけ荒れていた父親だったが、死んだのは悲しかった。 本当は理解し合いたかったし、好きだったからだ。 実は死ぬ1週間前くらいにめちゃくちゃ荒れ狂っていた父親をなだめて和解していた。 本当はお父さんが好きだから、物

          蝶になりたい精神障害者 #6

          蝶になりたい精神障害者 #4

          大学生になり、通学時間は往復5時間。 毎日、毎講義、きちんと真面目に通学、出席していた。 新しい環境が新鮮でなんとなく刺激になったからか、勉強もなんとなく面白く感じるようになった。 でも、大学生がやるべきもうひとつの恒例行事、アルバイト。 これがなかなか難関だった。 通学時間は長いわ、勉強は大変だわで両立できるか不安だった。 そもそも地元の茨城でやるべきなのか学校がある都内でやるべきなのかよくわからなかった。 結果的に色々なアルバイトを経験したが、人に何かを教える

          蝶になりたい精神障害者 #4

          蝶になりたい精神障害者 #3

          こんな高校入りたくなかった。 そんな思いしかなかった。 担任の教師はパワハラ教師(よくよく付き合ってみたらただの熱血漢で、本当は情に厚いいい人だったけど)、体育で最初に覚えさせらることは某国のような整列と行進、高校1年生の化学では高校3年間分のカリキュラムを叩き込まれ、その3年間分の化学と数学ⅠAの理系選抜テストに受からないと理系に進めない。 クソ。 わたしは勉強しなくなった。 やらされるだけの勉強がつまらない。何も覚えたくない。知識欲がない。 また、課題は出せない

          蝶になりたい精神障害者 #3

          蝶になりたい精神障害者 #2

          中学校に上がり、周りは小学校がバラバラなのになぜか打ち解けていく。 わたしは他の小学校の子と仲良くしようとすると「あの子小学校でいじめられてたらしいから仲良くしない方がいいよ~」とそそのかされたと聞いた。 だからなんなんだよ、と思ったが子どもなんてそんなものなのだろう。 また、いじってもいない眉毛を教頭に嫌味で「かわいい目をしているね」と言われたり、担任の先生になぜか目を付けられて事あるごとにくどくど説教されたり、わたしの無知で口走ってしまった「わたし、スカート上げてる

          蝶になりたい精神障害者 #2

          蝶になりたい精神障害者 #1

          茨城県の某市に生まれ、わたしは6歳まで育った。 学習障害は見られないものの、変わった子どもだったという。 道路で大の字になって寝転がってみたり、ひとりっこなのにどこで覚えてきたのかもわからない「ワン、ツー」という言葉を繰り返しながら一歩一歩を踏み出してみたり。 自分でよく覚えているのは、ひとりで保育所で大きなタイヤの中で砂浴びをしていたことだ。 私の中での保育所の生活では、これが一番楽しかった。 コミュニケーションが苦手な訳ではなかった。むしろ好きだった。 スーパーで

          蝶になりたい精神障害者 #1

          インド人に鯵を投げつけたら、「ニホンジン、ス〜グ魚投ゲツケル!」って言われたから「インド人もす〜ぐナン焼く!」って返した。 そしたら「デモ、ニホンジンスキ!」って言われた。「わたしもインド人好きだよ!」って返しといた。 そんな夢。 これはわたしが初めて3枚におろした鯵。

          インド人に鯵を投げつけたら、「ニホンジン、ス〜グ魚投ゲツケル!」って言われたから「インド人もす〜ぐナン焼く!」って返した。 そしたら「デモ、ニホンジンスキ!」って言われた。「わたしもインド人好きだよ!」って返しといた。 そんな夢。 これはわたしが初めて3枚におろした鯵。

          エッセイを書いてます

          こんばんは、黒川 陽です。 バーチャルランチクラブで出会った方主催の、とあるFacebookの編集部に入部させていただき、その方に依頼され本の一部を執筆途中です。 ということは… わたしの書いた文章が世に出る、ということです。 これはすごいことですね。こんな日が来るなんて夢にも思いませんでした。 ついでにその方からもうひとつ依頼され、精神障害者である自分の生い立ちをエッセイ方式で何話かに分けてnoteに執筆途中です。 多分、7話くらいになるかなあって感じです。 現

          エッセイを書いてます

          お金がないってつらいよね

          こんばんは、黒川 陽です。 わたしには本当にお金がありません。 いまの全財産120円くらいです。 普通に働けていればこんなことにはなっていないし、先日バーチャルランチクラブでお話した同じように障害を持っていて働いている方は障害(人と違うこと)は認めて諦めた、と仰っていました。 シンプルに尊敬するし、わたしなら認めて諦めただけでは、一般的にフルタイムで週5で働けている健常者と同じようには働けないと思います。 わたしも最近、とある会社でWebライターとして契約が決まったの

          お金がないってつらいよね

          バーチャルランチクラブで実際に2名と話してみた

          こんばんは、黒川 陽です。 皆さんバーチャルランチクラブって知ってますか? 多分野の人たちが登録していて、「この人なんか興味ある!」とか、「この人とこんな仕事できそうだな」などどんな理由でもいいのでマッチングしてバーチャルでお話するサービスです。 15分だけ、と書いてありますが30分でも1時間でもOKです。 わたしも実際に今までに2名の方とお話させていただいたんですが、共通点があってもなくてもありがたいお言葉ばかりいただいて目からうろこが各日5,000枚くらい零れ落ちま

          バーチャルランチクラブで実際に2名と話してみた