読書・鑑賞記録 2
ガンガン読んで観ていますが、書けていませんでした。
今回は書籍2冊、映画3本です。
湊かなえ『ブロードキャスト』
私は実は放送部経験者なのですが、ほんと、全国行っても陰日向の部活というか、空気みたいな扱われようなんですよね。放送部って。
そんな放送部が舞台のお話と聞いたので、懐かしくなり読んでみました。
私は主人公たちほど真面目に青春してはなかったけど、暑い中カメラ回したこととか、効果音を自分たちで撮って「なんか違う」とか言いながらやり直したりしたこととかを思いだしました。懐かしいなあ…
二年生の怖い先輩が出てくるのですが、自分たちの先輩にも同じような人がいて、あやうくPTSDを発症しそうになる。懐かしいなあ…怖かったなああの人…
あと、さすが、文章がめちゃくちゃ読みやすいです。普段本を読まない人にもおすすめできる文章のわかりやすさとエンタメ力。私は2時間で読了しました。
佐藤友美『書く仕事がしたい』
佐藤友美さんはtelling,のコラムを好んで読んでいたのですが、「たびたびワーケーション行ってるけど、お金大丈夫なんか?働きまくってるってこと?生活スタイルどうなってるんだ?」と思ったことがあったのもあり、この本を読んでみようと思いました。
わかったことは、
・ちゃんと普通の人くらいの労働時間だった(1日8時間でも多少贅沢できるくらいの収入がライターでも得られるということ!)
・さとゆみさんの優しさ
久々にkindleに線ひいたくらい、ライターの端くれとして肝に銘じたい内容やグッとくる文章がちりばめられています。
会社の就労時間との兼ね合いから自分の中で圏外にしてしまっていたセミナーも、行ってみたくなった。
次は、映画の感想です。
『ナイル川殺人事件』
豪華すぎるキャストにロケーション。お金かけすぎよ!
前作同様華やかで、観る贅沢って感じ。映画館の大スクリーンで、美しい画に殴られ続けたい人におすすめ。
そういう意味では、アガサクリスティへのリスペクトを強く感じました。
ドキドキするようなアツい展開やどんでん返しは期待せずに見たほうがいいかも。途中で犯人ほぼわかっちゃうので。
なかなか海外旅行に行けない今だからこそ、映画で壮大な異国の風景に出会えると、よけいに心惹かれてしまいます。こんな豪華客船とまではいかなくても、バカンスをアルコールマスクなしでエンジョイできる日はやってくるのかな。
『ミッチェル家とマシンの反乱』
トイストーリーのアンディと同い年、私もウッディと一緒に大きくなった一人だと豪語し、ピクサーに魂を捧げている私ですが…今回のアカデミー賞長編アニメーションはこの作品に受賞してほしい!(ピクサーのルカもめちゃくちゃ良かったけど)
一見よくある家族愛の物語なんだけど、ちょっとひねったおふざけを入れたり、ハイテンポで展開してなりゆき上仕方なくみたいな描き方してみたり、しんみりしなくてよい。
2体のロボットが途中から仲間に加わるんだけど、愛らしいキャラクターで描かれていてとてもよかったなあ。
『ドリームプラン』
実話ベースだとしたら、すごすぎる。むしろフィクションであれと思う場面もチラホラ。
リチャードがとにかく強烈で謎理屈頑固おやじで頭にくるシーンもあったけど、「子供は子供らしく育てないとだめだ」という信念には同意。
劇的なストーリーに目が行きがちですが、テニスの試合のシーンがとにかくかっこよくて、大迫力。ヴィーナスのダウンザラインをゼロ距離で堪能できるんですよ!これを味わうだけでも映画館に行く価値があったなと思います。ボールがはじける気持ちいい音も、家のオーディオで味わうにはもったいなすぎるかな。
『ミッチェル家』に引き続き父と娘の話でした。
以上です。
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