病気と先生と友達と
6/19
診察で“摂食障害”と診断されました。
主治医は摂食障害専門の先生のところへ紹介状を書いてくださるそうです。
授業を欠席したくないと伝えたため、夏休み頃になりそうです。
でも主治医は忘れっぽいので本当に紹介状出してくれるのかなと少し不安です。
今の主治医と私は相性がいいかと聞かれると微妙です。
可もなく不可もなく
そんな感じ
今の病院は中学時代の先輩からの紹介ですが、その先輩があんなにも主治医を絶賛し信頼していたのを思うと私にはあまり合ってないんだろうなと思います。
ですが転院先を探す元気もなく通い続けています。
落ちるよかまし精神です。
診察が終わってから恩師であるK先生に連絡しました。
「摂食障害と言われました」
「夏休み頃、摂食障害専門の病院に行けるかもしれません」
「薬も変わらず2週間後の通院なのが不安です」
「弱音ばかり吐いてすみません」
そう言うと
「とりあえず今の状態がわかってよかったのではないか」
「不安な気持ちはあって当然だから弱音は吐いたらいい」
「もちろん親には言わないんだろうけど病院には1人でいくの?」
「受験を乗り越えられたように今回だって時間はかかるかもしれないけれど大丈夫じゃないかな」
と返信してくださりました。
弱音は吐いたらいい
その言葉にひどく安心しました。
1人でいくの?
そう聞くなら着いてくるぐらいの覚悟が欲しい
そう言うのは贅沢でしょうか。(当然そんなこと言いませんけれど)
めちゃくちゃ言う母や何も知らない父と行く価値もわかりませんが、1人緘黙と緘動を拗らせる状態で行く価値もわかりません。
6/20
再びオーバードーズをして倒れました。
倒れないだろうと思って飲んだ量でした。
朝、家を出る前に薬を流し込んで、学校に着く頃には薬は回り始めていたと思います。いつも使う電車が遅延して1人でしたが同じ教室の子が声をかけてくれて一緒に行きました。会話内容は覚えていません。焦点が合わないことがバレないか、それしか頭にありませんでした。
そんな状態で挑んだ一限目は友達曰くずっと寝ていたそうです。
一限終わり、教職の先輩から教科書を受け取った記憶がありますがなぜもらったのか覚えていません。
二限目、教室が重なる友達が迎えに来てくれた時、呼びかけても反応がなくフラフラだったため医務室があるホールまで支えて連れて行ってくれたそうです。
また迷惑をかけてしまいました。
そこから二限、お昼休み、三限と医務室で過ごしました。
以前、ひょんなことから腕の傷を診てもらった看護師さんに会えたので今日のことを正直にお話しました。前は声が出せたのにこの日はメモに打つことが精一杯でした。
カウンセリングを受けることを強く勧められました。
断りました。
高校の時の思い出が蘇ったからです。
大信頼する恩師K先生について来てもらっても無理だったのに、誰も信頼できないこの場所で1人で挑むなんてハードルが高すぎます。
緘黙、緘動を起こすから嫌だと伝えました。
「あなたの学科でも勿論利用している人はいるし」とカウンセリングの担当者さんに言われました。
それがなんの慰めなんだろうと思いました。
要は一刻も早くカウンセリングに来てほしいんだろうなと思いました。
それの正しさは理解してるつもりです。
ただ前向きには捉えられませんけれど。
6/21
この日は午前中で授業が終わりでした。
お昼ご飯を食べたら気持ち悪くなりました。
そんなにたくさんは食べていません。
むしろ少ないに分類される量だったと思います。
本当に体が食事を受け付けてないんだと痛感しました。
夜はサークルに行きました。
久しぶりに友達に会えて楽しかったです。
「お土産」と貰ったチーズケーキは罪悪感の味がしたけれど美味しかったです。
6/22
この日は午後からの授業でした。
どうしても甘いものが食べたくてチロルチョコを買いました。一口食べて捨ててしまいました。
たった54kcal。それが怖かったです。
授業の後は友達の誕生会をしました。
ドーナツを1.5個食べました。
これは前々から決まっていたので覚悟して挑みました。
友達はとても喜んでくれて私も嬉しくなりました。
みんなの誕生日もこうして派手にお祝いしていきたいです。
6/23
またオーバードーズをして学校に行きました。
行き道のトイレで薬を流し込みました。
前より量は減らして倒れないように調整しました。
一日中授業がある日はODに頼らないと乗り越えられません。何故なのかはわかりません。
二限目の体育ではフラフラしながらテニスをしました。少しフラフラする程度だったのに友達にバレていて支えられて更衣室に向かいました。
「熱中症かもね」
そう言われて涼んでいると少し回復したので本当に熱中症だったのかもしれません。
午後の授業はなんとか乗り越えました。
4限の始まりに買った280mlの抹茶ラテを半分ほど飲んで捨ててしまいました。これ以上飲めないと思ったんです。せいぜい100kcalちょっとなのに。
大学から保健室を訪ねていたと家に連絡が入っていました。
授業の後、バイトまで時間があったので医務室に確認に行くと誰もそんなことはしてないと言われました。学部の事務所に問い合わせてくださりましたがそこは私の名前も把握されていないぐらい無関係でした。
母から聞いた先生の名前は学年担任のような気がしました。ですが関わりがないのにどうして?という気持ちしかありません。私の大学生活、誰にどう見られているんだろうと思うと恐怖です。
カウンセリングの担当者さんは「こんなことがあってもまた来てくれる?」と言われて頷きましたが正直そんな自信はありません。
バイトに行きました。
初めましての人がいて、私もとうとう先輩なのかと思いました。まだ人に教えられるほど仕事に自信はありません。
この日も賄いが今日一食目でした。コロッケひとかじりした時点でもういいとなりました。
でもせっかく作ってもらってるから残したくなくてそのコロッケは食べ切りました。罪悪感が湧きました。
「ご飯頂きました」と言いながら出る時、どうか残飯を見られませんようにと祈る日々があとどれぐらい続くのでしょうか。絶望します。
6/24
摂食障害でご飯が食べられないと仲のいい子たちにストーリーで報告しました。
ご飯の約束があったからです。
ある子は「水和が食べられるところ探そう」って言ってくれました
ある子は「私が2人前食べるから」と言ってくれました。
優しすぎる友人に囲まれていて幸せだなと思いました。
ただ会いたい その気持ちを尊重してもらえるのが嬉しかったです。
これが今週の日記です。
新たな病名が増えた記録として残しておこうと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次のnoteでお会いしましょう。