親愛なるジョン 花束の代わりに
私は子どもの頃、少しの間だけある田舎の一軒家で暮らしていた。
そこは酷く閉鎖的な環境で、携帯もネットもない。
そんな暮らしの中、私の救いは本と、自然と動物たちだった。
そこにはね、たくさんの生き物がいた。
犬や猫はもちろん、野生の生き物なんかもいたりして。
夜は星が綺麗だった。手が届きそうなくらい。
そちらの人間たちとは非常に折り合いが悪く、暴力や暴言は当たり前。
そうかと思えばまるで空気のような扱い、孤独。
支えなんてものはなく、心が壊れそうだった。
ひとりぼっちで、た