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心専用カロリーメイト、見つけた。|一番手っ取り早い"心の栄養補給"方法

こんにちは。地元に帰ってきて思う存分エネルギー補給中のharuです。

昨日、今日と短い時間ではありましたが大切な友人と会い、「心の栄養補給が出来ているな」と感じていてもう少しで元気玉が出せそうです。嘘です。

元気になりすぎるのも病気を悪化させる原因。
今日は静かに大人しくしていようと思います。

さて、本題に入りますが、少し前の記事で「心の省エネ法」と一緒に、心の栄養補給についても最後に少しだけ触れました。

でも、心の栄養補給ってどうしたら出来るんだろう
これは、私にもまだ答えは出し切れていません。

心の病にかかってしまった以上、一時的に良くなることはあってもいつ再発するか分からないのがこの病気の厄介な点。風邪みたいに治ったのがはっきり分かればいいんですが、分からないから困る。
なので私は、「この病気と一生一緒に生きてくしか無いんだろうなあ」と思っています。

そんなことを考えているとなんだか心が沈みそうになってしまうのですが、この記事でまとめた「心の省エネ法」と「栄養補給の方法」さえ分かれば多少は再発を防げるのでは無いかと思い、今私はその方法を模索しています。

その中で、一番手っ取り早いんじゃね?と思う方法を見つけたので記録しておこうと思います。


一番手っ取り早いのは「泣くこと」

人に言ってあまり理解されたことは無いのですが、「今日、なんだか無性に泣きたいな」と思うこと、ありませんか?
あ、ありませんか、そうですか…

でも、「なんとなく今日疲れた」とか「何もやる気が起きない」とか思うことくらいは、あるんじゃないでしょうか。
そんな日は自宅にいたってどうしても、ごはんなんて作る気も起きなければお風呂に入るのも歯磨きでさえも死ぬほど面倒くさい。

でもそれは、普段十分頑張っていることの反動だと思うんです。

人はただ生きているだけで既に十分偉いはずなんです。でも、生きていくためには様々な「頑張らないといけないこと」が多すぎる。だから生きるために試行錯誤して様々なタスクをクリアする。
頑張って充足感を得られるからこそ仕事終わりに飲むビールが最高に美味しいのもあるのだけれど、頑張りが過ぎると、充足感は手のひらを返してストレスという怪物に変わります。

人によってストレスを発散させる方法は様々だと思いますが、泣くこともきちんとしたストレス発散方法なんだそう。
「意識的に泣くことはストレスを発散する健康法」だという研究結果も存在していると知って驚きました。

ではなぜ泣くことがストレス解消になるのでしょう。
泣くことによって身体と心にどんな影響があるのでしょうか。
人間の構造と一緒に深堀りしていきます。

泣くことは心にも身体にも必要

私たちは普段、交感神経と副交感神経を交互に使い分けて生活しています。
呼び方が難しいのでここでは、「行動モード」と「リラックスモード」と呼びます。
「行動モード」になっている昼間は仕事や自分のこなさなければいけないタスクに集中出来るように、「リラックスモード」になっている夜はなんだかまったりした気持ちになって、そのうちだんだん眠くなって自然とベッドに足が向かいます。
これは、脳みそが日々の行動から勝手に判断して交換してくれています。

ストレスが溜まりすぎると、脳みそがこの判断を間違えるようになります。判断を間違えるようになるとどうなるか?
頭痛、吐き気、発熱、腹痛、など心の問題のはずなのに身体に影響が出るようになるのです。これが「自律神経失調症」と呼ばれるものです。なので判断を間違えることがないよう、脳みそのサポートをしてあげる必要があります。

意図的に泣くことによって、そのサポート=ストレス発散をすることが出来るのです。

大事なのは、意図的に泣くこと

だからと言って、ただ泣けばいいというものでもないらしい。

映画やドラマや音楽、何か感情移入出来るものを観て、聴いて涙を流す。
そうすると脳みそは「リラックスモードになっていいんだ」と思い込んでその信号を送るようになります。それこそ脳みそのサポート。
大事なのは意図的に泣くことなんです。

私は普段から映画が好きで、よくお家映画館をひとりで開催するのですが、泣ける映画に出会ったとき、そして「今日は泣きたいな」と思うときに観ると決めている映画を観終わったあとになぜか心が清々しい気持ちになっていることがありました。
これを知ったとき、きちんとソースがあったんだな〜と驚きました。
精神科の先生に「ふて寝するか大泣きしなさい」と言われていたのも納得です。

涙は心に手軽に栄養を届けてくれる

泣くことには免疫力を向上させてくれる力もあるのだとか。
そんな効果もあってしかも手軽に栄養補給も出来る。
忙しい朝に何か胃に入れたい、でも栄養もしっかり取れる。なんだかカロリーメイトみたいだなあと思って記事のタイトルを決めました。

最近ストレス溜まってるなあ、という方は是非「泣くこと」実践してみてはいかがでしょうか。

泣ける映画3選

サブスクも充実している現代ですから、ついでに映画好きの私から大泣き出来る映画をいくつかご紹介しようと思います。

ミッドナイトスワン

公開日:2020年9月25日
監督:内田英治
主演:草彅剛

💡見どころ
こんなに泣くはずじゃなかった。って言うのが最初の感想。本当、目がぼんぼんになるまで泣きました。
ストーリーは草彅剛演じるトランスジェンダーの凪沙が、身内内で育児放棄にあっていた少女を引き取って一緒に生活するというお話です。最初は養育費目的で少女を引き取ったはずが、少女に影響されてどんどん母性が目覚めていく。でもそこで実母が少女を引き取りに来て、別れることになってしまうんです。
こんなに涙が出るのは偏見があるからなのか、凝り固まった固定概念のせいか。それをすべて取っ払って今までの映画では感じたことのない新しい感動を届けてくれることだけは、間違いないです。

少年の君

公開日:2021年7月16日
監督:デレク・ツァン
製作国:香港

💡見どころ
年齢層を選ばない映画だとは思いますが、若者には特に刺さる作品だと思います。いじめ問題を取り上げた本作。大学受験を控えつつもいじめや過酷な家庭環境の中で生きるチェン・ニェンと、学校にも通うことが出来ずストリートでその日暮らしをするしかなかったシャオベイ。出会うはずのない二人の出会いが、お互いの"孤独"を癒やしていく。結末は報われたような報われないような。でもお互いの信念を曲げずに生きる二人の姿には心を打たれました。

ライフ・イズ・ビューティフル

公開日:1999年4月17日
監督:ロベルト・ベニーニ
製作国:イタリア

💡見どころ
ホロコーストという、決して明るくない歴史を描いた作品の中でも特に好きな作品のひとつです。ナチス・ドイツの強制収容所に家族みんなで連行された主人公のグイド。小さい息子には純真無垢なまま、この現実を知らないままただ笑っていてほしい。そのために痛みや飢えや屈辱的な行為に耐えながら、息子にひたすら嘘を突き通す。「いつかお前の好きな戦車が現れて、それに乗って家に帰ることが出来るよ」希望の灯火を絶やさないグイドの息子と妻への愛情は涙無しでは観ることが出来ませんでした。この作品のジャンルがヒューマン・コメディですと?絶対、観たあとにはコメディなんて言えなくなります。

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