熊野滞在日記③~シャクナゲ満開の玉置神社
新宮に1泊、熊野本宮に2泊滞在した後、大阪へ戻る最終日の記録です。
『よみがえりの地』でリセット、締めくくりはちょっと覚悟がいりそうな?玉置神社へ。
といってもバスに乗せてもらうので、時間制限はあるけど簡単にたどりつけます。
紀元前37年創建の玉置神社は、標高1,076mの玉置山の山頂近くにあり、神武天皇東征の伝承があるそうです。
ご祭神は最近お名前を聞くことが増えた、国常立尊(くにとこたちのみこと)。
本宮大社から朝一番の大和八木行きのバスを、十津川温泉で降りて乗り換え。
玉置神社行きの奈良交通のバスは土日・祝の朝のみ運行で、事前予約が必要です。(詳しくは、昨年の記事を参照ください。)
小型スクールバスに乗り換えて、さらに紀伊山地を登ります。
細い山道では勢いよく対向車が降りてきて、ひやっとする時も!
ゆずりあって、すれ違っていきます。
朝9時すぎに到着しましたが、GW期間中だったので既に駐車場はいっぱい。
知名度が上がっているのか、参拝客も年々増えているようです。
玉置神社では少しずつ改修工事が進んでいるので、案内地図や看板も新しく見やすくなっていました。
山の神さまに、まずご挨拶。
今年もお参りさせていただきまして、ありがとうございます。
ご神木に再会できる旅、でもあります。
まず、神代杉さんがお出迎えしてくれます。
樹齢三千年・・がすごすぎて、いつもイメージができない。
中に入ってから近くで見ると、さらに大きさがわかります。
拝殿前の階段を降りたところに、大杉があります。
境内で一番大きい杉ということですが、違う角度から見上げてみると、先は2本に分かれてました。(今まで気づかなかった・・)
春はしゃくなげが満開。
こちらの看板も、昨年はなかったような・・
一番のパワースポットとして有名な、玉石社へ。
ここは役行者や空海さんの伝承が残る場所。
そろそろ戻る時間なので、駐車場に向かって歩きます。
最後の見どころ、菊理媛神さまの白山社。
前は誰もいない場所だったのですが、この日は写真や動画を撮る人がたくさん。
鳥居が新しくなっていました。
そして昨年は雫が美しく落ちていて、別名『乳岩』と呼ばれる理由がよくわかったのですが、晴天が続いていたからか雫はなし。
後ろ側をよく見ると、かなり巨大な磐座だったとわかりました。
海底で固まったマグマでできた枕状溶岩が、こんな標高の高い山にあるのが不思議!
このトカゲさんはめずらしく、前にまわってもじーっと動かず撮らせてくれました。
ここではトカゲさんもどっしり、堂々としているのかな?
バスは駐車場のちょっと上のほうで、待ってくれています。
静かだったのでそれほどの混雑ではないのかと思っていたら、帰り道に空き待ちの車がずらーっと並んでいました。
さらに山を登ってくる10台以上の車とすれ違ったので、駐車場に入るまで、車中で長時間待機だったのかも・・
※玉置神社の宮司さんの講話ページを見つけたので、貼っておきます。
十津川温泉に戻り、乗り換えのバスが来る時間までは足湯でのんびり。
(前回は、温泉にも入りました。)
大和八木行きのバスに乗車後、途中の『谷瀬のつり橋』で20分ほどの休憩があって、今回の旅は無事終了です。(以前渡った時、揺れに酔いかけたので眺めるだけ・・。)
今回も充実の、熊野旅でした。
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