心理学の側面から「太らない食べ方」を考えてみた
今日は、心理学的に太らないということで、「なぜ秋は食欲が増すのか?」なども交えながらお伝えしていきます。
幸せホルモンで太らない身体に
心理学的、脳科学的には秋になると食欲が増すということが、研究がされてきています。1番関係しているのは、セロトニンではないかと言われています。セロトニンは幸せホルモンと言われ、たくさん出ると幸せな気持ちになるんですね。実はこのセロトニンには、満腹感を与えて食欲を抑える働きもあるそうなんです。
このセロトニンがどのようにできるかというと、日光です。日光にあたる時間が長いほど、作られますので、夏のあいだは、日照時間や日射しを浴びる時間も長いため、セロトニンがでて、満腹感を与えてくれるんですね。
秋は冬に向かい、日照時間が短く、日光量が減っていきます。そうすると、セロトニンが減りますね。その減ったぶん食欲が増えるという分析が1つあります。
もう1つは気温です。これは心理学よりも身体のことになりますが、秋になると気温がさがりますね。寒いと体温を維持する為に、脂肪を燃焼させます。脂肪を燃焼させるためにはエネルギーがいります。基礎代謝をあげるのに、エネルギーを使い、今度は失ったエネルギーだけ補給したいと身体が欲します。そのため、食欲が増すという考え方です。
すると、困ることが太ってしまうということ。食欲の秋だと言って欲するままに食べてしまうと、僕も基礎代謝が落ちているのか、なかなか体重が減らなくなっています。
そこで、一般的にこういう食べ方をすればあまり太らないというのをご紹介していきたいと思います。まず、炭水化物ですね。ダイエットといえば炭水化物カットなど、聞いたことがあるのではないでしょうか。
理由としては、炭水化物やお砂糖みたいな糖質をとると、血糖値が上がるんですよね。血糖値が上がるとインスリンが分泌されて、脂肪が増える。逆にそこをカットしていけば、血糖値が上がらないため、インスリンの分泌が抑えられて体重が増えなくなると言われています。
太らない食べ方のポイント
そうは言ってもカレーにラーメン。僕みたいに炭水化物をどうしても食べてしまう人に向けて、今から3つのポイントをお伝えいたします。
1、 まず野菜から食べましょう
野菜は水溶性の食物繊維があり、これが血糖値の上昇を抑えます。最初に野菜を食べておくと、血糖値の上昇を抑えることができるため、炭水化物を食べてもインスリンが分泌されにくくなります。
2、 ゆっくり食べましょう
3、 よく噛みましょう
子どもの頃によく言われましたね。ゆっくり食べると、脳の満腹中枢が刺激されるため、食べすぎを抑えることができます。そして、よく噛めば噛むほど唾液が出るので、より消化がよくなります。唾液には消化を促進する成分が入っているそうなんです。
そして最後に、心理学的にこれはやめた方がいいですよということ。『ながら食べ』です。これはやめた方がいいですね。なぜかというと、人間の意識は1つのことにしか集中できないようになっています。たとえば、YouTubeを観ながらごはんを食べているような状態。ながら食べをやると、意識はその動画の方にいっています。ストーリーを追わなければいけないなど、画面に集中しますね。そうすると、満腹感がこないんですよね。
食事を楽しむと、満腹になると満腹中枢が働き、「満腹だぞ、もう食べるなよ」という信号を出しますが、ながら食べをやると意識が全部持っていかれ、半自動的に手が動いて食物を口元に運んでいる状態です。そうなると、ついつい食べすぎちゃう。
「おいしいな」、「幸せだな」と思って口に運んでいると、このぐらいで十分だと、1番おいしいところで満腹になってきたなと感じられます。ながらをやるとそれが感じられず、気がついたらたくさん食べていたということがおきます。
ですから、食欲の秋になったら、ながらはやめる。スマホを見ることを止めて、目の前のおいしいごはんを食べることを楽しむ。結構僕がそれをできないので、自分にも言い聞かせています。そうすることによって食事も楽しめて、太らない食べ方もできるということですので、ちょっと気にしてみていただければ幸いです。