リフレッシュを考えるとき、心と身体は切り離してください
今日は「リフレッシュは大事」ということでお伝えしていきます。みなさまはリフレッシュしていますか? リフレッシュは、ゼロリセットやプラスに転じる何かを行うことだと思うのですが、これ、昔でいう「ハレ」と「ケ」だと思うんですよ。
「ケ」という日常が続いていて、日常ではつらいこともあるし、我慢してやらなければいけないこともある。ストレスがたまっていく時間が続いていく。それを「ハレの日」「ハレの場」でドーンと爆発させて、たまったものを解放する。こういったことだと思うんですね。
絶対あると思うんですよ。ストレスがたまるような日常や環境。それに対してリフレッシュがある、というのがふつうの考え方ですよね。
中にはリフレッシュが不要な方もいらっしゃると思います。なぜかというと「今生きていること、毎日続けていること自体が全然ストレスたまらないんです」と。「もう〇〇自体がリフレッシュを続けているようなものなんです」という方もいらっしゃいますよね。
僕もどっちかというとそれに近いんです。もちろん働いていますよ。年末年始ずっと働いてきて、まったく休みがない状態も当たり前です。ふつうに考えると、みなさんが年末年始いろんなことで楽しんでいただいている中、ただひたすら働いていると。「それはストレスたまるでしょう」と。
「リフレッシュしたらいかがですか?」と言われますが、僕は楽しいんですよこれが。なので、あまりストレスがたまらないのでリフレッシュは必要がない、という。心の部分ですけどね。あります。
身体の部分のリフレッシュはめちゃくちゃしたいです。疲れがドヨンドヨンにたまって、ガタガタですから。痛いところばっかりで疲れがたまっていると思います。
さて、今お話をしましたとおり「リフレッシュ」に関しては、「身体のリフレッシュ」と「心のリフレッシュ」があるわけですよね。
身体にだけ疲れがたまっている場合、身体のリフレッシュは、そんなに多く選択肢があるわけじゃないですよね。リラックスするか、汗をかいて爽快にスカッとする方法。この2つかなと思います。
身体をリフレッシュする、リラックスすることになると、お風呂に入る、サウナに入る、マッサージに行く。そういう緩める系がいいと思います。逆にスカッとする系ですと、汗をかくこと。体を動かして汗をかく。いわゆるエクササイズなどですね。
このどちらかか、あるいは両方やることがいいと思います。
僕は身体に疲れがたまると、基本的には汗をかく系にいきます。汗をかいて、そこからもう少し緩めたいなと思ったら、サウナ行くとかね。あるいはお風呂入ることをします。ドヨンドヨンに疲れがたまっちゃったら、そのままマッサージ行く日もありますね。
そうではなくて、心の疲れの場合。「心がどよんとしちゃった。リフレッシュしたいな」と思うときです。これはどうしたらいいかというと、いろいろやり方があると思います。僕がみなさんにお伝えしているのは、無意識介入型の心理学ですので、やっぱり無意識がいつもと違うと感じることがとても大事なんですね。
これが冒頭お話した「ハレ」と「ケ」というものです。「ケ」、日常です。いつもの日常の中でどれだけ気持ちをリフレッシュさせようと思っても、むずかしいんですよ。いつもの中にいるので、無意識が「いつものとおりだ」と感じます。そういう情報を受けとっているわけですよね。なので、心をリフレッシュさせようと思ったら「ハレの場」、いつもと違う環境、いつもと違う状況に身をおくことがとても大事なんですね。
では、いつもと違う環境はなんなんだというと、一番わかりやすいのが旅行です。いつもの場所でいつものように過ごしているところから、旅行で特に行ったことのない場所に行くと、リフレッシュすることができますよね。もちろん何度か行ったことがあるところでも、そこが自分の大好きなところであればリフレッシュすることができますよね。
逆に、年末年始などに実家へいくなどは、実家自体があまりリフレッシュできないところだったり、あまりいい思い出が結びついていないと、実家にいても疲れてしまう。「全然リフレッシュできませんでした」ということになりがちですよね。それは、その場所が「ハレの場所」ではないからです。「ケの場所」になってしまっているから、という考え方です。
なので、わかりやすいものは旅行があったり、あるいは旅行の中には身体を動かす系もあると思います。自分にとってごちそうなわけじゃないですか、魂のね。身体は疲れると思うんですが、心はリフレッシュをしていきますよね。
スキューバーダイビングでもぐってみるとか。みなさん、いろんなスポーツやられている方がいらっしゃると思いますので、バイクをかっ飛ばしてみるとかもね。いつもと違う行動をしてスカッとしていく、リフレッシュしていくのもありだと思います。
「なかなか旅行行けないよ」「体動かしてハレの行動をするっていっても、あまりそういうのないしな……」とおっしゃる方、大丈夫ですよ。最も簡単にリフレッシュする方法があります。いつもと違う音楽を聴く。いつもと違う匂いを嗅ぐ。いつもと違う肌触りのものに包まれる。というだけでも、「ハレ」になります。
いつもと違う感覚を無意識にやるだけで、やはり心はリフレッシュするんですよ。そっちに向かっていきます。
たとえば、いつも自分が聴いている音楽。「ケ」のとき、働いているときに聴いている音楽を聴いてもスカッとしませんが、「この音楽聴いたら盛り上がるんだぜ!」というようなものを聴いてみるとか。あるいはお香を焚いてみるとか。あるいは、素肌に自分が本当に肌触りいいなというものを着て、包まれてみるとか。そういうことをするだけでも全然リフレッシュします。
もっというのであれば、焚き火みたいなものもいいですよね。リフレッシュをするために。これは視覚に入ってきます。今ありますよね。簡易焚き火キットみたいなものが売っていて、ベランダみたいな小さなところでも火を見ることができるという。あるいは配信されている動画もあります。
ここで最後まとめていくと、「身体のリフレッシュ」と「心のリフレッシュ」は違うということ。これをごっちゃにすると「なんかリフレッシュできなかったな」とモヤモヤが残ってしまうので、確実にこれはわけてください。
個人差がありますから「これがいい」「あれがいい」ということはここではいいませんが、「これだ! これが僕のリフレッシュだ!」「私のリフレッシュだ!」というものが見つかると、「いいリフレッシュって大切だな」ということにつながってきますので、ぜひ身体と心、両面からリフレッシュ考えてみてください。