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私が摂食障害になったきっかけ。

こんばんは?おはようございます?
中途覚醒して寝られなくなったまよです。

前にも摂食障害のことは、noteで書いていました。


今回は、もう少し具体的に、私が摂食障害になった「きっかけ」について書こうと思います。


1.社会人として働く

私は社会福祉士を目指して四大に通っていました。
しかしその頃から、精神的な不調を抱え、実習にも行けず、社会福祉士の受験資格も取得せずに卒業しました。

最初に就いた職場は、浅草に店舗を構える伝統工芸品販売店でした。
そこで社会の厳しさを知りました。
「伝統工芸品」を販売するのですから、それ相応の身なり、身の振る舞い、言葉遣い、知識を要求されます。
それだけならば、なんとか努力して頑張れたのですが、その店舗の店長からのパワハラ、モラハラで精神状態が悪化しました。(最初は試用期間雇用でした。私は今までの新卒の中で一番早い正社員採用でした。えっへん。)
そして朝、涙が止まらず社長に電話で「もう働けません」と伝え、なんや感やあって辞めました。(3ヶ月ちょっとの新社会人)

そこから家で療養していたのですが、「このままじゃダメになるよ」と家族に言われ、単発の派遣をやりました。
スーパーの試食品配布。そこでも社員さんに褒められたのですが(えっへん)、何も勝手がわからない新しい職場で、100%の力を出さなければならないことや、みんな忙しそうにしている中、困った時に誰に声をかけていいのかわからないことが苦痛で、「早く仕事探そ」となりました。(そういや一緒に働いた派遣の人にナンパされたっけ。若さって怖い)

ちょうどタイミング良く、「社会福祉協議会」の契約社員の求人が出ていました。
総務係。
仕事内容を見て、これしかない!と応募。
応募締め切り後に、履歴書を送るという非常識なことをしましたが、なんとか採用。

晴れて、安定した職を手に入れたのです!(契約社員だけど、基本2年更新)

そこで私はバリバリ働きました。
最初は、大学卒業したてのお嬢さんでしたが、何ヶ月かするうちに仕事のやり方もわかってきて、トラウマ(前職の)であった電話応対もできるようになりました。
上司にも恵まれ、仕事の終わりには良く飲みに誘ってくれました。とっても可愛がってもらいました。若さって強い!笑

でも人生そんな甘くありません。前々から気にしていたことが問題になっていきました。


2.まよ壊れかけのレディオ

私の所属していた部署は、人数も少なく、比較的仲が良かったです。ただ1人を除いて。
その方は「自分が絶対正しいマン」でした。私の教育係だったのですが、わからないことがあった時、質問をすると必ず「過去の記録探した?そこにあるはずだよ?探してから声かけて」と言います。
なんと言っても、この会社(と言っていいのか?)のデータフォルダはめちゃくちゃ。何個も同じようなフォルダがあり、どれも中途半端。信じられるのは規定だけでした。笑
探すのに一苦労。でも仕事は次から次へと来る。てんやわんやでした。

そしてその方は上司と仲が悪かったです。年齢も近く、上司は「まあなんとかするしかないでしょ」というタイプに対して、先輩は「一刻でも早く仕事を終わらせて帰りたい。答えを今すぐくれ」タイプ。良く衝突しているのを耳にしていました。それも嫌だった。私は上司のことが大好きだったし、なんでも相談できるし、上司のいうことは理にかなっている、と思っていました。
そしてそこから始まるのが、愚痴タイム。
先輩に「仕事について話そうか」と呼び出され、1時間以上愚痴を聞かされるのでした。
でも、テキパキ仕事をこなし、定時で帰ることを積極的にすることは、他の社員さんが帰りやすくなるし、良いなと思っていました。少しクセのある人なんだな、と。

ある日先輩が来なくなりました。
適応障害」の診断書とともに。
私はこの時から心療内科にかかりながら(当時は気分変調症)仕事をしていた(特に話していなかったし、それでも仕事はできていた)ので、突然のことで焦りました。
「あの先輩が、適応障害?…確かに適応はしていなかったか…」と妙に納得したり。笑

でもそんな笑っている場合ではなくて、その先輩が受け持っていた仕事のほとんどが、私に振り分けられました。

その頃から私は、早朝覚醒に悩まされ、6時7時出勤、21時22時退勤という生活をするようになっていました。そしてストレスが溜まっていたので、そのまま飲み会。
家でも酒。酒。酒。

あまりにも私がボロボロになっていたので、上司は派遣さんを雇ってくれました。
ただ、その派遣さんに仕事を教えるのは私の仕事で(当たり前だ)、私の働く上でのモットー?は「どんな時でも話しかけやすい人であろう」でした。
だから、自分の仕事がなかなか進まない。残業の毎日。勤務外労働(朝)。
でも、派遣さんはさすがで、電話応対もスムーズで、すぐに仕事を覚えてくれました。(マニュアルと、フォルダの整理をしていて良かった。)

ただ、その派遣さんは、雇用期間が決まっていて、すぐに辞めてしまいました。そこですぐに新しい派遣さんを…仕事を0から教えて…というのを繰り返し、私の病状は悪化。みんなの前で上司に不満を叫ぶこともしてしまっていました。
休みの日は通販で買い物をしまくり、飲み会の後は好きな人と必ずホテルへ行く。
軽躁状態であったかと思います。

そんな日が続き、会社は新しい契約社員を雇うことにしました。


3.過労で倒れる

やっと新しい契約社員の子が入り、その子はとても優秀で可愛くて(ぇ)本当に女神かと思いました(年下)。

でも仕事は増えていきました。正社員の話も出ました。
「でも正社員になると、まよ(名字)がやりたがっている、雑貨デザインとかの道は、諦めなければならないよ」
そう上司に言われ、断りました。

忙しすぎて、昼休みの時間ももったいなくて、inゼリーで済ましたりしてました。
だけどそれを見た上司は、「しっかり食いなさい」と昼休憩をとらせてくれました。
仕方なくコンビニにお昼ご飯を買いに行きました。

「目の前にある食べ物がなんなのかわからない」

そんな感覚になりました。
認知ができないんです。「食べ物」ということはわかるのですが、「これってなんだっけ?」状態。
だから選べないんです。

「何が食べたいかわからない」
「何を食べるべきなのかわからない」


そんなんで結局チョコラBBとか飲んでました。
それだけじゃなく、常に吐き気が出るようになり、会社のトイレで自発嘔吐をするようになりました。

それでもストレス発散のため、酒。酒。酒。(まよはお酒飲む時あまり食べない)
そして嘔吐。嘔吐。嘔吐。

みるみる体重は減っていき、みんなから「痩せた?」「大丈夫?」と心配されるようになりました。
でも私は「どんな時でも話しかけやすい人であろう」精神だったので、「大丈夫ですよ!元気もりもりです!」と軽くふざけて見せたりしていました。

ついに何も食べられなくなり、でも気持ち悪くて吐く。そんな生活を続けていたある日の残業中、会社のトイレで嘔吐していたら、気が遠くなって倒れました。


4.主治医お手上げ入院へ

それから会社を休むように主治医に言われ、休職することになりました。
「私もあの先輩と同じことしちゃった」と悔しかったです。
心療内科では、ラコールが処方され、飲むようになったのですが、それも戻してしまう。流石に家族も心配になり、私が食べられそうなものを作ってくれたり、買ってきてくれたりしましたが、嘔吐。
自発嘔吐を習得していたのがいけなかったんだと思います。

職場からは、「これ以上は休職できない」と言われ退職。
あと少しで2年勤務でした。
職場の人たちは大好きだったので、とても悲しかったです。


主治医に「ラコールも吐いちゃう」と相談したところ、「ここではこれ以上は見れないから、入院しよ!」と言われ、現在の主治医のいる病院へ入院することになりました。そこで初めて「摂食障害」と診断されたのでした。


5.最後に

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいてお分かりになったと思いますが、摂食障害になるきっかけは人それぞれです。必ずしも過度なダイエットがきっかけではありません。確かに私は、摂食障害発症後から、体重の数値にこだわり始め、ボディーイメージも歪んでいきました。(今も)

摂食障害って痩せられていいな、とか
摂食障害って自業自得じゃない?とか
そう思わないでほしいです。

今私は、拒食→過食嘔吐→寛解?(入院治療)→拒食(入院)→過食嘔吐と繰り返しています。辛いです。嫌です。食べ物を粗末にするのはもちろん、お金がないのに衝動的に買って食べて吐いてしまう。でも太りたくなくて、毎日体重計乗って一喜一憂して。
トイレに座るたび「太い足だな」って思って悲しくなって、実家のお風呂の鏡を見て「太ったな」と落ち込んで。頭の中は食べ物のことで一杯。そして希死念慮。
そんな日々を過ごしています。

でも私、思ったことがあるんです。
過食嘔吐は確かに体にも心にもダメージがあるけれど、下から出すものを上から出しているだけだと。ちょっとリッチなご飯を食べたなーぐらいの気持ちでいいんじゃないかと。(食べ物を粗末にすることを肯定しているのではなく、ココロの負担を減らすための考え方)
摂食障害って、「何か満たされないもの」があるんだと思います。その何かがわかれば、寛解へと向かっていくのかな。

早く辞めたいな。
がんばろー。

摂食障害で悩んでる皆様
摂食障害の方が身近にいる皆様
摂食障害なにそれの皆様

あ、摂食障害の方が身近にいる皆様!無理にやめさせよとしないでね!悪化します!これは断言できる。


何か少しでも参考になれば幸いです。
自分を責めないでね。許してあげてね。


まよ

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