鮭の魚群がる - 冬・大雪のこよみ -
鮭魚群 | さけのうお むらがる
12月17日〜21日頃
- 冬の七十二候 -
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鮭が群れをなして川を遡っていく頃。
七十二候上では本来、鮭の漢字が魚へんに厥(けつ)と表記されています。
生まれてすぐに川の上流から大海に出て
大きくなる鮭たち。
この時季、産卵のために
ふたたび故郷の川へ戻ってきます。
冬眠前の熊が川に入り
遡上する鮭をとる姿も
よく見られます。
川を上る鮭の群れは
冬の風物詩のひとつです。
そういえば、北国のお土産に
木彫りの熊の置物ってあるよね。
私の実家や祖父母の家にも
床の間にあったなぁ。
なんで総じて魚をくわえてるのか
幼心に謎だったんだけど
なるほど、熊が鮭をとった姿か…と
大人になってから分かりました(笑)
食養生でいうと
気血水のうち
鮭は、血を補ってくれます。
命の恵みとして
ありがたくいただきたいですね。
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日本の季節感や暦が
昨日よりもちょっと身近に感じられるような
noteを
二十四節気・七十二候にあわせて
投稿しています。
四季のうつろいを楽しみ、暮らしを愛おしむ。
せわしない日常の中で
自然の流れを、つと感じてみること。
こんな世の中だからこそ
大切にしたい感覚です。