八ヶ岳アブダクション

東京と八ヶ岳、2つの拠点を行き来する日常の中で思うことを書き留めていきます。 ナチュラ…

八ヶ岳アブダクション

東京と八ヶ岳、2つの拠点を行き来する日常の中で思うことを書き留めていきます。 ナチュラルな暮らし、自然と健康と地球のこと、それから八ヶ岳の時間をつらつらと。 🌿 #二拠点生活 #八ヶ岳 #ロックに生きたい

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最近の記事

拠点作りは、独立王国を創るつもりで

田舎暮らしや二拠点生活に憧れて、いろんな物件を探し回る人は多い。 「ああ、ここが理想の場所!」なんて物件に、いつか巡り合えたらと思うけど、現実はそう甘くない。 完璧な物件なんて見たことがないし、存在しないんじゃないかって思う。 「予算を抑えたい」「失敗したくない」という気持ちはよく分かる。でも、最初から完璧を求めるのはやめたほうがいい。 だって、存在しない「完璧」を求めて理想を追いかけ続けると、いつまで経ってもスタートできないまま、終わってしまう。 「完璧な場所なん

    • 八ヶ岳の山道は、軽で軽やかに

      八ヶ岳周辺を車で走ると、未舗装の道が意外と多い。 道幅も細く、自転車専用レーンなんてものは見当たらない。だから、自転車に乗っている人はほとんど見かけないし、バイクも車と同じ扱いだ。東京から来た人は「えっ、ホントに?」と驚くだろう。 メイン道路から一歩外れると、景色がガラリと変わる。山の中のペンションへ向かう途中、デコボコ道に出くわすこともしばしば。 車高が低いと「ガツン」とボディをぶつけてしまいそうで、ハンドルを握る手に力が入る。この辺りでは軽のSUVが人気なのも頷ける

      • 浄化槽から、学んだこと

        「これからは、微生物との共生が大事だ」と誰かが言った。 どこかの本で読んだのかもしれないし、啓発系のYouTube動画を見たのかもしれないし、夢の中で聞いたのかもしれない。 どこで知ったにせよ、その考えは頭の片隅に残っていて、八ヶ岳で過ごすうちに「本当に大切にしないとな」と強く思うようになった。 物理学には「超弦理論」という、世の中が11次元で構成されている理論があり、微生物の世界も人間には見えない「存在する次元」の一つだと聞いた。 3次元の世界で生きる私には、その理

        • コンポストから、学んだこと

          同じ言葉でも、使う場面によって意味が変わることってある。 例えば「面倒くさい」という言葉がそうだと、昔の上司に営業帰りのカフェで言われたことがある。 「自分の成長に必要なことを前にして『面倒くさい』って言うと、チャンス逃してしまうやろ?これ口癖にすると、周りの成長の流れまで止まってしまうんや。『面倒くさい』壁作るんは、危険やで」。 そう言って、上司は一人で、うんうんと頷きながら、アイスコーヒーを美味しそうに一口飲んだ。その得意げな顔がとても印象的だった。 「でもな、全

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        • 八ヶ岳で暮らすシリーズ
          4本
        • 学んだことシリーズ
          5本

        記事

          芝生の生命力から、学んだこと

          八ヶ岳は移住先として人気だ。別荘地ということもあり、特にリタイア後の高齢者に好まれている。 多くの方にとっては、八ヶ岳の何が魅力的なんだろう?と、私は、ふと考えてしまう。 空気の綺麗さ、水や野菜の美味しさ、四季を感じる、非日常感のある暮らしなど、色々あると思うけど、その中で「緑が豊かな環境」に惹かれている人は多いようだ。 確かに、日常が緑であふれるのは気持ちがいい。 でも、実際に暮らしてみると、緑が多い=芝生の手入れが大変ってことに気づく。特に広い庭を持っている人なん

          芝生の生命力から、学んだこと

          雨水タンクから、学んだこと

          八ヶ岳に引っ越してから、いろいろとリフォームを考えていたんだけど、予算の都合で外構に水道を引くのは諦めた。 でも、生活をしていると、外で水を使いたくなる場面は意外と多い。庭で作業している時の手洗いや、機材の汚れ落とし、庭の水やりなんか。 それで、どうしようかなと悩んでいた時、たどり着いた答えが「雨水タンク」だった。 早速、140リットルの雨水タンクを設置してみたら、これが意外と便利。 雨水なんて「空から降ってくる水」くらいにしか思ってなかったけど、実際に使い始めると、

          雨水タンクから、学んだこと

          ソーラーパネルから、学んだこと

          最近、ニュースを見るたびに、腑に落ちない部分か多くて、モヤモヤする。 世界中でいろんなことが起こっていて、見ているだけで疲れるし、日本の政治には、正直ちょっと怖さを感じることがある。 別にロシアや中国の肩を持つつもりはないんだけど、ガスや石油、食料や資源などは、結局、隣国に頼らざるを得ないことは、小学生でもわかる。 プーチンや習近平を見てると、3Dチェスの天才みたいに思う。日本の首相は…うーん、ちょっと…と感じて、さらに不安に拍車がかかる。 妄想ついでに、もし石油が日

          ソーラーパネルから、学んだこと

          標高を変えた、暮らしも変わった

          八ヶ岳の魅力の一つに、標高の高さがあると思う。 山なのだから、当たり前でしょ?と言われそうだけど、「標高が高い場所は健康に良い」というし、特に標高1000mのあたりは「胎内と気圧が同じ」だと聞いてから、標高の高さを魅力的に感じるようになった。 生まれた後も、母親のおなかの中にいるような環境で暮らすことが、心と体に良い影響を与えてくれるというのは、科学でいちいち証明してくれなくても納得がいく。 農家さんも、野菜をこの気圧下で育てると美味しく育つと言っていたので、生命全体に

          標高を変えた、暮らしも変わった

          森や山に囲まれる生活って良くない?

          八ヶ岳の時間は心地が良い。 時間の流れが合っているのかもしれないし、空気や水が合っているのかもしれない。 東京で高層ビルに囲まれながら、まるでバベルの塔を建てるように、自分の可能性を追求するのも悪くないし、海辺の家で、母なる海に包み込まれるような過ごし方も素敵だと思う。 でも、八ヶ岳には八ヶ岳の独自の魅力がある。食べ物も美味しいし、星は綺麗だ。だけど、それ以上に独自の「居心地の良さ」があると思う。 日本は古来から八百万の神というように、万物に神が宿るというけれど、八ヶ

          森や山に囲まれる生活って良くない?

          八ヶ岳にアブダクション

          はじめまして、八ヶ岳アブダクションです。 東京の喧騒の中でふと立ち止まり、「このままでいいのだろうか?」と考え始めた数年前。オリンピック開催とコロナで景色が揺れてた頃かな。 気づいたら、八ヶ岳に新しい拠点を作りはじめていました。 都会の便利さや刺激も大好きですが、自然に囲まれた日々の中で感じる心地よさはまた別物。オーガニックな食事も朝の空気も夕暮れの匂いも求めてた景色があった気がします。 ちょっと地球に優しい生活も意識しながら、自然と共に暮らすことが自分と、心を落ち着

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