解離性障害の元当事者による症状の紹介 ～体外離脱症状・現実感消失〜

〜解離性障害の体外離脱症状 〜

苦しくて耐えられない、逃げ出したい場面に出くわした時に意識が身体から抜けたような感覚になる症状です

わたしはあまり知らない人と大人数で喋ったり発表しないといけない場面が苦手で抜ける事が多かったです

意識が自分の体からﾎﾟｰﾝと抜けてしまうような感覚で
「あ やばい 抜ける抜ける」……ﾎﾟｰﾝ…って感じです 抜ける、抜けないの堺目はあやふやではなく明確に違うものです
私がよくあるパターンでは「抜けそう」って思ってから数秒で抜けてしまいます
自分でコントロールはできません

抜けた後は頭がぽーっとして気を抜くと光がぼやっとして見える雰囲気だけどちゃんと見えてます
とりあえずのレベルで普通のフリでやり過ごす事はできます

難しい事を順序組み立ててするとかはほぼ無理ですね🥲

現実から切り離されている感覚

肉体の持つ機能 思考や五感、時間の流れとかから遠く離れるようになります

想像の世界の中にいるような視覚も聴覚もエフェクトをかけたような、スローでぼんやりしているようなイメージ

抜けるという事に焦って思考は「普通のフリしないとな、とりあえずこの場を切り抜けよう」と、騒がしいはずなのだけど思考との繋がりが薄いのでそう思ってる自分を遠くから見ている感じです

次第にいつの間にか徐々に自分の中にまた戻っていきます

だいたい体外離脱症状は人に言っても分かってもらう事は出来ないので密かに抜けて静かに終わる🥹って感じです

私はこの症状が一番つらかったです 

この症状はあまりにも普通とかけ離れているし
「私は異常だ 誰にも理解されない」と相当苦しみました🥲

書いていて思い出したのですが離人症になりはじめの方は一人の時に一人の自分責めの思考で抜けていたような気がします

その時はゆっくり自分の反芻思考で抜けていくので意識が抜ける抜けないの境目もゆるやかで気がついたら違う世界にいる感じだったと思います

抜けてしまった時にお花や光などキレイなものをゆらゆら見ているとキレイすぎてアートの世界に入ったようだなと感じた事もありました
でもすごくキレイなのに知らない世界に一人ぼっちで誰もいない、そんな風に思ってました

離人症や解離性障害という名前すら知らなかったのでこんな異常な体験をしているのは私1人だけじゃないかと20年間誰にも言う事ができず私にとってはとても怖いものでした😣

うつや双極性障害、社交不安障害のようにポピュラーな病気じゃないので知らなくて悩んでいる方も多いかと思います

同じような症状に苦しんでいる方、もしかして解離性障害なんじゃないかと感じている方、またそのご家族の方に分かりやすいように説明してみました

補足です☺️💡
自分の悩みっていつもとは違う高い視点で見ると解決策が見つけやすいですよね

これを勝手に身体が起こしてくれているのが離人感や離人症です

離人症の症状は怖がるあなたを安全な場所に連れて行ってくれてるもの

だから症状を怖がらなくていいんですよ✨

Twitterや他の記事でも対策や心の持ち方を書いています☺️

離人症は治りにくいと言われますが正しい治し方をすれば必ず治ります

今苦しいあなたも再び愛を感じて自分の人生を生き生きと歩む事ができますように🥰