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【書評エッセイ】11月に読んだ本たち。
11月も、もう終わろうとしています。
今年は、自分史上最高に短く感じた1年になりそうです。
読書の方は、「忙しければ忙しいほど読書がはかどるの法則」に則り、しっかり進捗しております。
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移動祝祭日
この本についてはnoteに書かせていただきました☟
ヘミングウェイが猟銃で自殺する前に書かれたのが、パリで過ごした日々であったという驚き。綺羅星の如き芸術家が集うパリで、ヘミングウェイが真摯に書く姿が印象的。出会ってよかったと思えた本です。
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美を見極める力
ここからは「お茶関連4部作」になります。「新しい事を知りたい時は、関連本を3冊以上読む」という自分ルールに従って4冊読みました。
まずは、白洲信哉さんのこの本。古美術品の写真もたくさん掲載されています。白洲さん(父方の祖父母は白洲次郎・正子!母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄!)ならではのとっておきの内輪話も随所に散りばめられています。
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茶の本
岡倉天心が英語で書いた本の翻訳版。この格調高い、雰囲気のある文章を読むだけでも値打ちあり。値打ちありどころかKindleの青空文庫版0円です!こんな本をただで読めるなら、一文無しになっても大丈夫と思わせてくれる本です。
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利休にたずねよ
この本についてもnote書きました☟
こんなに至福な茶席を表現できる筆者の筆力。久しぶりにエンタテイメント小説にエンタテインされました。
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日日是好日
この本についてもnote書きました☟
「お茶」の本でありながら、「四季」の本であり、「五感」の本であり、そして実は「生き方」の本。「教えられる側の人」の本でありながら、「教える側の人」の在り方も気づかせてくれる本。読んで幸せな気分になりました。
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天皇の国史
分厚かった!(Kindleなので分厚くはないのですが…)。読み終わるまで、時間がかかりましたが、天皇を軸に日本の歴史を隅(日本誕生)から隅(コロナ)まで俯瞰できました。読んでよかった!
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Think CIVILITY
ようやく私の本の本流に戻ってきました。実例を紹介しながら「礼儀正しさ」の大切さを説明します。ますます今後重要になってくる概念だと思います。私なりの結論は、(本書の内容からはちょっとズレますが)「いつも機嫌がいいのは上司の義務」です。
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これまで世界のどこに住んでいる時でも、お正月は日本で迎えていましたが、今回はトルコで新年を迎えることになります。
12月は今年を振り返りながら、来年につながるような本を、いつも通り粛々と読み進めて行こうと思います。
リアルな旅はできなくても、本での旅は続きます😎
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