【書評エッセイ】ハドリアヌス帝、ユルスナール、そして須賀敦子。
先日読んだ「人間主義的経営」で筆者のブルネロ・クチネリが、ロールモデルとしていたのは、著名な経営者ではなく、なんとハドリアヌス帝。
彼がハドリアヌス帝の統治に感銘を受けたのは、マルグリット・ユルスナールの著作「ハドリアヌス帝の回想」による。
◆
さすがにこの本の日本語版はここでは手に入らないので、私が手に取った本は、須賀敦子さんがユルスナールについて書いた本「ユルスナールの靴」。
約1年ぐらいの周期で須賀さんの本に帰ってくる。
「来る波に乗る」読書スタイルなので、自