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心配してください、、、、溶けますよ!!!!! 新年早々『とにかく危ない砂糖』を斬る②
こんにちは!動ける&健康な身体をつくるトレーナー、坂下です。
前回に引きつづき、砂糖のデメリットについて徹底解説いたします。
砂糖のデメリット
4、疲労がとれない
砂糖が体内で代謝されるには、ビタミンB群、特にB1が必要です。
砂糖をたくさんとると、
➜分解にビタミンB1を大量消費
➜ビタミンB1が欠乏する
➜エネルギーの代謝に必要なビタミンB1の不足により、乳酸・ピルビン酸がたまってしまう
➜疲労してしまう
となります。
『夏バテ』は、夏にアイスクリームや砂糖入りの清涼飲料水などの摂取がふえ、ビタミンB1を大量に消費するため起きやすいのです。
日本では特に若い女性に潜在型のビタミンB1欠乏が多いので要注意。
砂糖を減らすとともに、大豆、たらこ、ウナギ、かつおぶしなどでビタミンB1をしっかり摂ることが重要です。
また、ビタミンB1を効率的に摂るために欠かせないのが『にんにく』です。
ニンニクには『アリシン』という栄養が含まれていて、これがビタミンB1と結合することで『アリチアミン』になります。
通常ビタミンB1は水溶性なので、カラダからすぐに出ていきやすいのですが、アリチアミンになると体内に長くとどまることができます。
また、熱にもつよくなるため、調理による損失が少なくなります。
砂糖をよくとってしまう方は、それに負けないくらい『にんにく』を意識的にとりましょう。
ニオイが気になる方は、『熟成黒にんにく』がおすすめ。
ニオイがすくないし、栄養価も高くなります。
(ただし、アリシンの効果はなくなるので両方摂るのがベスト)
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また、血糖値の急上昇、急下降によりインスリンやアドレナリンの分泌が激しくなるとご説明しましたが、アドレナリンを分泌する臓器、『副腎』にも大きな負担がかかります。
この負担が積みかさなることにより、
『副腎疲労症候群』になってしまいます。
➜精神不安定、落ち着きがなくなる、興奮、気が散る、我慢が出来ない、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、うつなど
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●豆知識 脚気の恐るべき歴史
昔はビタミンB1不足が『脚気(多発性神経炎)』の原因となり、江戸時代には多くの死者が出ました。
昔はなにが原因なのかがわからず、『江戸患い』とおそれられていましたが、原因は江戸の人が白米を食べはじめ、玄米を食べなくなったからだと後になってわかりました。
明治時代には、江戸以外にも白米がひろまり、死者は毎年一万人にもなったようです。
日清日露戦争に入ると、戦闘で亡くなるよりも脚気で亡くなるほうが多くなるという悲劇もおきました。
5、がん細胞のエサになる
砂糖は、口内のミュータンス菌(虫歯菌)、胃や十二指腸のピロリ菌、腸内のウェルシュ菌やカビ菌などの悪玉菌といわれる菌を増やし、病気にかかりやすくさせます。
また、がん細胞は砂糖が大好物です。
砂糖を毎日食べている=がん細胞に毎日エサをやっている、ということになりますのでご注意を!
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6、免疫力が低下する
砂糖により呼吸器の粘膜がゆるくなり、免疫力が下がります。
『小麦』は、消化器(腸など)の粘膜をゆるくしてしまい免疫力を下げてしまうので、ダブルパンチで病気のリスクは上がります。
大流行のインフルエンザにかからないために1番にすることは、砂糖たっぷりの菓子パンなどの制限です。
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最終回へつづきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!