はちみつのはなし
ヨガと姉妹のような関係で、一緒に勉強することの多いアーユルヴェーダ。
ヨガは心のために、アーユルヴェーダは体のため、なんていわれているようです。
日本では頭からオイルを垂らすシロダーラやマッサージなどのイメージが強いようですが、アーユルヴェーダはインドにおいて一般医療に位置づけされています。
一般医療でもあり、食事のことも何をどのようにして摂ればいいのかなど体質別に教えてくれています。
その中でも今回はわたしが以前からとにかく激推ししている、はちみつについて書いていきます。
はちみつには体の中の炎症を鎮める効果があり、アレルギー・風邪予防・のどの痛み・口内炎などに効果が期待できます。
この薬効があるのは非加熱のはちみつで、普通のスーパーに売っているはちみつは加熱しているので薬効はありません。
ご存じの方も多いと思いますが1歳未満の小さい子どもに非加熱のはちみつはボツリヌス症という感染症リスクがあるため、置いていないところが多いようです。
非加熱のはちみつは加熱していないからこそ薬効が期待できるので、もし摂られる方はくれぐれも熱い飲み物に入れたり料理に使ったりしないでくださいね。
わたしが日本人アーユルヴェーダ医師からオススメされたのはニームのローハニー。
このはちみつはアイハーブでお得に手に入ります。
ただ、長い間品切れ状態ですね。
色も味も黒糖のように濃厚で、スーパーに売っているはちみつとは全く違うので、あの味をイメージして食べるとビックリすると思います。
ニームハニーのように色が濃く苦みのある種類のものは、現代日本人にはとても向いていますが薬効が強いので朝に摂るとよいそうです。
そして夜にオススメなのは白いはちみつ。
緩やかに腸で消化吸収されるため、睡眠中に急激に血糖値が下がり体が緊張状態になるのを防いでくれるそう。
その中でもオススメされて、わたしがずっと愛用しているはちみつがコレ↓
キルギス産のローハニー。
教えて頂いた話では、キルギス産のはちみつは品評会で高い評価を得たそうで、価格も高騰しているらしい中、成城石井では比較的良心的な価格で手に入ります。(店頭はもうちょっと安かったです)
わたしは毎日寝る直前にスプーンひとさじ食べてます。
口の中にはちみつを薄く残しておくことで口内の菌の繁殖を抑えてくれるためはちみつの後は歯磨きしなくてもいいらしいですが、わたしはしてます。
ゆるいミルキーみたいな感じで、お花のいい香りがします。
もう4瓶目に突入するリピーターです。
わたしは今年に入り、このはちみつと新しい寝具を導入してから徐々に睡眠の質が上がってきました。
そして一番効果を感じているのは、のど。
今まで年に1~2度風邪や声帯炎で声が潰れてしまって、レッスンできないことがありましたが、はちみつを摂りだしてからまだ一度も声を潰していませんし、風邪っぽくなっても初期で治ったりするようになりました。
何にでも言えることですが、心身の健康は失ってみて初めてそのありがたさに気づきます。
眠い時に眠れること
朝、目覚められること
起き上がれること
お腹がすくこと
食べておいしいと思えること
ごちそうさまができること
難なく排泄すること
心の底から笑えること
どれも当たり前でなくなった時、心は強くわたしをネガティブへ引っ張っていく。
薬を飲めば一時的に休戦できても治ったわけではないので根本解決にはなりません。
現代社会生活は自分の心と身体を観察したり変化を感じる時間が少なすぎる気がします。
これから先死ぬまで使っていく自分の体、ちょっとでも長くいい状態で使えるよう、大切に扱いたいものですね。
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