館野 ゆうさ

図書館でお手伝いするパートのおばちゃんです。書くのや描くのが好きだったなと思い出して、日々(にちにち)を書く練習し始めました。日々の困難に立ち向かい、小さな声で「かかってこい」と言います。

館野 ゆうさ

図書館でお手伝いするパートのおばちゃんです。書くのや描くのが好きだったなと思い出して、日々(にちにち)を書く練習し始めました。日々の困難に立ち向かい、小さな声で「かかってこい」と言います。

最近の記事

《今日のグッときたセリフ》 夜道を帰らなくちゃならない孫娘に、ばあちゃんが「これをなめてお帰り」と飴玉を手渡す。 「人間は甘いもん食べながら怖いことをかんがえられないんだぜ」 …『冬のUFO 夏の怪獣』クリハラタカシ こう言って、私も飴玉を渡したい。

    • 降りる駅が近づいて来て、私は地下鉄のドア前で待機していた。いよいよ電車が止まると、私のドア前にはこれから乗るお姉さんがいる。ドアが開くと、お姉さんは見ていたスケジュール帳をパタンと閉じて大きく「うん」と頷いた。見ていた私もつられて頷いた。乗降すれ違いざまに何かを後押しした気になる

      • 2021-12-09(ニチニチ)

        今、『そして、バトンは渡された』を読んでいる。 「映画も公開されたし、どちらを先に楽しもうか考えているんだ」と友人に話したら「じゃあ、あげるよ」と本をもらってしまった。 と、なると我慢できずに本を読み出したところ。 友人は「瀬尾まいこさん、一時はまったのよ、優しい世界だよ」と言っていた。       ************ 私は図書館のカウンターでお仕事をすることがあるのだが、ある日、利用者さんの若い女性に「この図書館で、瀬尾まいこさんの本で借りれるものありますか?」

        • 読書感想文『我は、おばさん』を読む

          2021年の読書感想文の課題図書を読んでみました。 《おばさんをやってみたいと手を挙げてみる》 この世に生まれ落ちるとすぐに万物にかけられる魔法「1年ずつ年をとる」という術が私にもしっかりかけられておりました。この魔法はゆっくり効いていくので本人にはわかりにくいのです。 気がついたら私はしっかり「おばさん」になっていたのでした。 __**************__ その昔、THE BLUE HEARTSが「リンダリンダ」と歌うのを聴いたときに思ったのだ。 「すごく

        • 《今日のグッときたセリフ》 夜道を帰らなくちゃならない孫娘に、ばあちゃんが「これをなめてお帰り」と飴玉を手渡す。 「人間は甘いもん食べながら怖いことをかんがえられないんだぜ」 …『冬のUFO 夏の怪獣』クリハラタカシ こう言って、私も飴玉を渡したい。

        • 降りる駅が近づいて来て、私は地下鉄のドア前で待機していた。いよいよ電車が止まると、私のドア前にはこれから乗るお姉さんがいる。ドアが開くと、お姉さんは見ていたスケジュール帳をパタンと閉じて大きく「うん」と頷いた。見ていた私もつられて頷いた。乗降すれ違いざまに何かを後押しした気になる

        • 2021-12-09(ニチニチ)

        • 読書感想文『我は、おばさん』を読む

          2021−11−05(ニチニチ)

          脳内では頻繁に日記を書いてはいたのだが、文字化したのは久しぶりになってしまった。さてさて11月である。           ************ 今日は久しぶりに美容院に行く。担当してもらうのは、かれこれ3年やってもらっているイケちゃん。彼女は世間にコロナが蔓延しだした頃に産休に入ったのだった。だから職場復帰するねと言っていた時期がかなりずれこんだ。今年の5月すぎから戻ってきて、以前よりセーブした働き方をしている。だから予約もとりづらい。なにしろ彼女は人気者なのですぐ

          2021−11−05(ニチニチ)

          信号待ちしてる男子高校生のTシャツの背中にはSF研究会ってプリントされていた。SF研の下には部員らしきメンバーの英語表記が無難なフォントで30名くらい羅列されている。SF研ならもっと斬新にもできるだろうにと思ったのだが、かえってその無難さと30人位の部員の多さに興味がわく。

          信号待ちしてる男子高校生のTシャツの背中にはSF研究会ってプリントされていた。SF研の下には部員らしきメンバーの英語表記が無難なフォントで30名くらい羅列されている。SF研ならもっと斬新にもできるだろうにと思ったのだが、かえってその無難さと30人位の部員の多さに興味がわく。

          航空写真を拡大してよーく見たら手を振ってる人になりたいんだよね、わたし。

          高山なおみさんの料理本。 『自炊。何にしようか。』 これを見つけて、久しぶりに料理本を見ようと思ったのだ。 昔は随分と料理本を買った。 お菓子のも料理のも。写真がきれいなのも、美味しそうなのもエッセイが載ってるのも。とにかく大好きだった。 結婚する時に基本の料理のこまごまが書かれた手帖のような料理本を母が持たせてくれた。たぶんそれから料理本は買ってないかもしれない。 あ、子供の離乳食本くらいは買ったかな。 でも、あれからの私って、なにせ作るものがもう決まったものばかりにな

          航空写真を拡大してよーく見たら手を振ってる人になりたいんだよね、わたし。

          冒険手控え。

          今にして思えば、もともとは書いたり描いたり考えたり、人の話を聴いたりするのが好きだし得意であったのに。 そういう時間が取れなくなっていました。利便性と合理性と時短ばかりを、苦手なのに考えないといけない生活が続いています。 やらなきゃいけないからやるけど、脳みその動かし方が得意な方向でないので、すこぅし疲れてきました。さらに得意な脳みその動かし方もブランクがでて鈍くなってきています。 だから練習のつもりで書き出そうと思いました。 私だって、もはや時代遅れのへなちょこだけ

          冒険手控え。