2021-12-09(ニチニチ)
今、『そして、バトンは渡された』を読んでいる。
「映画も公開されたし、どちらを先に楽しもうか考えているんだ」と友人に話したら「じゃあ、あげるよ」と本をもらってしまった。
と、なると我慢できずに本を読み出したところ。
友人は「瀬尾まいこさん、一時はまったのよ、優しい世界だよ」と言っていた。
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私は図書館のカウンターでお仕事をすることがあるのだが、ある日、利用者さんの若い女性に「この図書館で、瀬尾まいこさんの本で借りれるものありますか?」と尋ねられた。
検索して何冊かご案内したのだけれど、気さくな方で、「瀬尾さんにはまってしまって…(笑)」などと話しかけて下さるものだから、「何から読むのがオススメですか?」とこちらも聞いてみた。
「あたし、『僕らのごはんは明日で待ってる』が良くて、もっと読みたくなって図書館に来たんです」とおっしゃった。
結局その方は5冊ほど借りていかれて、「瀬尾まいこ週間ですね」なんて言い合って笑ってお別れした。
あの利用者さん、もっとお気に入りも見つけたかしら。映画も観たかな?。どうしてるかな。マスク姿でお会いしたし、お互い顔もハッキリ覚えていない。本の内容で利用者さんに話しかけたりはしないので、お話しする事はないのだろうけど、いつかある時、またアナタと瀬尾まいこ話をすることを想像してしまう。
だって『そしてバトンは渡された』が読み終わったら、アナタのオススメの『僕らのごはんは明日で待ってる』も読もうと思っているもの。
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