子どもの「好きなコト」をお手伝い
中学生男子でゲーム好きな子の中に、
「ゲームを自分で作ってみたい!」と、言う子たちがチラホラいる。
大半は「ゲームをやるのは好きだけど、作るのは興味ない」なのですが、、、
そこで、クラブ活動と称して、
ゲームを作ってみたいという子たちを集めて、1人1台ずつパソコンを使ってもらい、scrachを用いて、ゲーム制作を行ってみた。
学校の勉強ではないので、この日は目標到達点だけを設定し、達成してもしなくても個人の自由と、うるさいことは言わず、あとは子どもたちの好きにさせてみた。
最終的にグダグダになっても構わない。くらいの気持ちでした。もちろん、尋ねられたらお手伝いします。なんでも聞いて!のスタンスで。
当日は、他の人が作ったゲームでいつまでも遊んでいる子もいれば、スクラッチとはなんぞやを教えてくれ!と、意欲満々の子もいたりと、携わり方はそれぞれでした。
ところが、ある程度時間が過ぎた頃、ずっと遊び呆けていた子も、プログラム構成を隅から隅まで確認していた子も、なにも言われなくても、やおら私が最初に提示した目標到達点という名の課題に取り組み始め、全員が時間内に目標点に到達。
普段の学習では集中力が続かない子も、今まで見せたことのないような集中力を見せ、
「あー疲れたぁ。肩痛い〜。こんなに集中したの超久しぶり〜」と、晴れやかな顔をしていたのが印象的だった。
「次はいつやる?」と次回日程まで、子どもたちが決めてくれた。
「やらなければならない」とか「これだけはやれ」みたいなのは、ヒトのヤル気を大きく削いでしまうのだなぁ。と、改めて感じました。
最後はそれぞれが作ったゲームで、みんなで遊ばせて貰い、楽しく一日を終えることができた。
その日の夜、参加者の保護者から
「子どもが作ったゲームで私も遊ばせて貰いました。こんなのが作れちゃうんだと感心しました」と、いうようなお礼のメールがもれなく全員から届いたのにもビックリ。
普段、家族とはあまり口をきかなくなった中学生男子も、その日は、さぞや誇らしげに家族に披露したのだろうなぁ。
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