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【特集】米国の書店・文学特集(保存版)

本日は『米国の名作文学と、面白い書店情報』を皆様にお届けできればと思います。
どうか最後まで温かい目で見守っていただけると、幸いです。
国際社会でも通用する、国内初リリースの情報も盛り沢山です!

special thanks : Chieruさん


※許可ない写真使用は固く禁じます
DMCAならびに、各国の法律に準じた手続きを、著作者と共同で取らせていただく場合がございます。


1.米国名作文学【ジョージア(比較文芸専攻)大学生推薦)】

1-1To kill a mockingbird by Harper Lee 🇺🇸

アメリカ南部アラバマ州で、黒人トムが白人女性を暴行した容疑にかけられる。
彼の弁護に命懸けで挑んだ裁判
だけど…

ー無罪を証明する証拠が幾多と上がりながらも、突きつけられる有罪判決ー

白人陪審員の偏見と人種差別は根深くて。未だ論争招く、勇作也

1-2The bell jar by Silvia plath 🇺🇸

大学在学中のグリーンウッドは、
彼女自身の完璧主義的欲望・精神疾患と戦っていた。
ー鬱病が深まるにつれ、見えてくる自分の内面世界ー
女性が自分自身に何を期待し、社会が女性に何を期待してるのだろうか。
現実世界へ戻るまでの旅路を味わえる秀作也

1-3The heart is a lonely hunter by Carson McCullers

1930年代末、大不況、経済格差、黒人差別と動乱期におけるアメリカ人の嘆き声は行き先はなく。
カフェに現れた聾啞の男だけが、店に漂う暗い会話を静かに受け入れる。
そして、多感な少女を優しく包みこむが、その心は果たして…

1-4Giovannis room by James Baldwin

駐在員で群がり、暴力に特徴付けられる様な1950年のパリで、1人のアメリカ人はとある衝動を抑えられずにいた。
彼は、若い女性にプロポーズしたあと、イタリアのバーテンダーと長い恋に落ち、2人の間で動くにつれ、彼自身の性的アイデンティティに苦しみながら混乱する様になる。
愛と衝動について考えさせられる洞察力に富んだ作品です

1-5Stoner by John Williams

貧しい農業家庭で育ったウィリアム・ストーナーは農業を学ぶべく、19歳でミズーリ大学に送り込まれたが…。

ー英文学のセミナーが彼の人生を変えたー

その後ストーナーは、両親の期待と異なる適切な人生の道を歩んでいくが、並行して失望的な事情にも連続して遭遇することとなる。
彼の先祖のストイックな沈黙の意味、本質的な孤独について、思案に溺れる作品です


2.一度は訪れたい図書館

2-1the morgan library & museum

新古典主義建築に基づき、1903年に建築されたthe morgan library & museumの美しさ・建築的価値は、1966年にニューヨーク市指定歴史建造物とアメリカ合衆国国定歴史建造物に認定されるほど。館内では天井の大理石・床・透明なエレベーターや個性的オブジェなど、目を離せない装飾が連なります。

2-2Suzzallo Libraries

英ガーディアン紙によって、「米国で最も美しい図書館」に選ばれたSuzzallo Libraries。館内は、壁は全て本に囲まれており、美しさはもちろんのこと、その大きさも高さ20m、幅16m、長さが76mと開放的があり、ゆったりと読書に集中できる空間となっています。また、QUIETのルールが設けられており私語厳禁のため、静寂なところも大きな魅力の一つです。

2-3George Peabody Library

美女と野獣の映画にもインスピレーションを与えたとされる、この図書館はの美しさは『本の大聖堂』と呼ばれるほど。それもそう、あたりはを見渡せば、鋳鉄できた建物、大理石でできた床、厳格に整理された本、6階まで吹き抜けの天井…。
美しさゆえ、結婚式の披露宴会場として利用されることも。
時代を超越した図書室に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

2-4The Providence Athenaeum

図書館で結婚式を挙げるとなると、通常別会場を用意することが必要ですが、ここでは、図書館内で結婚式(セレモニーとレセプションの両方を開催できます)をあげることが可能です。図書館で結婚式なんてブック愛好家の夢ですよね!
最大350名まで収容可能とのことです。


3世界で話題沸騰中の米国書店

3-1The Boy Likes Books


洋書の古本が、大きなフロアにぎっしり並べられており、この中から本を選ぶだけでも半日の時間がとろけてしまう魔法空間となっております。
また、分類が荒くなっているため、簡単には本には巡り会えないカラクリが…。玉石混交の本の宝探しは却って目が燃えるのでオススメです!

3-2Mysterious Book Shop

ミステリー愛好家のための当書店の本棚は、ミステリーとサスペンス小説によって埋め尽くされています。中にはサイン本や、英国推理小説の初版本、珍しい物から古典的なものまで、本格的なラインナップが連なることもあり、連日重度な読書愛好家が通いつめるんだとか。隣には喫茶店を隣接されており、ミステリーを探求するならNYではここが一番間違いなしです。

3-3bartsbooksojai

伝統的な本屋の雰囲気から脱却し、店内・中庭の至る所が緑に囲まれており、文明と自然を同時に感じられる大変ユニークな構造となっています。
また、本棚数も多く散策だけでも、1時間を簡単に潰せるほど。是非、ほんの迷宮で、迷子にならないように書店ライフをお楽しみください。

3-4センター・フォー・フィクション・ブックストア

センター4フィクションでは、読書と作家を繋ぐために、革新的なパネル、講演会、会話など、特別な文学イベントが開催されるんだとか。
登壇する作家は、サルマン・ラシュディ、ミッチェル・S.ジャクソン、クリスティン・シュットなど錚々たる顔ぶれ。また、ホテルのような内装のカフェ&バーでは、コーヒー、紅茶、エスプレッソ、ビール、ワイン、カクテル、軽食などが用意されているため、最新の文学交流を楽しめること間違いなしです!

3-5Albertine Books

フランス語の本と英訳されたフランス語の本を取り扱い、その規模はなんと米国で最大級。
アメリカのニューヨークで、フランスの小さな書店に行ったような気分が味わえる一石二鳥な書店です。店内もフレンチスタイルな幻想的な空間となっており、特別な書店ライフを味わえること間違いなしです!
是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。


4.眠れないほど沼る、回顧録小説3選【多国間文学インフルエンサー・コラボ】

please do check for trigger warnings before perusing the books!

4-1Know My Name by Chanel Miller

2015年1月にスタンフォード大学の選手だったブロック・ターナーから性的暴行を受けた体験と、その余波とその後の裁判「People v. Turner」について綴られる。

4-2Crying in H Mart by Michelle Zauner

【韓国系アメリカ人として育ち、母親を失い、自分自身のアイデンティティを確立するための回想録】

大学進学のために東海岸に移り住み、レストランで仕事を見つけ、駆け出しのバンドでライブを行い、夫となる男性に出会い、成長するにつれ、自分の生きたい人生を見つけつつも、韓国人であることがだんだん遠く感じられるようになった。ミシェルが25歳のとき、母親が末期のすい臓がんと診断され、自分のアイデンティティを見つめ直し、母親が与えてくれた味覚、言語、歴史の贈り物を取り戻すことになる。

4-3Hunger: A Memoir of (My) Body
by Roxane Gay


食べ物、体重、セルフイメージ、そして自分自身を大切にしながら空腹を満たす方法を学ぶための、率直な回顧録


5大学図書館【先駆的】

5-1Beinecke Rare Book and Manuscript Library

イェール大学のバイネッキ図書館の本棚は目を疑うほどユニークに美しい作りになっています。しかし、美しいのは18万冊が眠るガラス張り本棚のみならず、なんと壁も大理石でできているんです。晴れた日には、太陽の光が薄い大理石を通り抜け、館内はかすかに黄金・琥珀色に染まる光景は圧巻です。蔵書保護の観点からも考え抜かれた設計をお楽しみくださいませ。

5-2The University of Utah

北米最大級の図書館用


協力

モデル:Chieruさん
選書:anさん(ジョージア大)
書店: Mysterious Book Shop様
書店: bartsbooksojai様
団体: センター・フォー・フィクション・ブックストア様
大学: The University of Utah
インフルエンサー🇺🇸:eiraさん
文化助言:バナナ先生
情報提供:米国文学愛好家20名


いかがでしたでしょうか。
本日は『米国の名作文学と、面白い書店情報』について綴らせていただきましたが、少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです。

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