『ゴールデンカムイ』#277 花沢勇作童貞防衛作戦
1901年(明治34年)――鶴見は、第一師団長・奥田秀山中将から、アイヌ金塊発見を依頼されておりました。そんな発端があったのですね。
「薩長出身者でなければ軍人に非ず」 上官を飛び越えてどうして? なんでも鶴見は花沢閣下醜聞揉み消しができたので、「貸し」ひとつだそうです。奥田は小倉藩出身で、薩摩の花沢は中立だとみなして助けを求めてきたとか。薩摩出身の花沢は、長州閥の陸軍ではあんまり後ろ暗いことをしたくないわけです。
アイヌの金塊で藩閥政治を終わらせようじゃないか! そ