小檜山青 Sei KOBIYAMA

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小檜山青 Sei KOBIYAMA

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活動内容は日中友好の促進です。中国文化や歴史、ドラマ、アニメ、小説、料理……そうしたものを好む人を広く募集します。 ー国籍問わず ー中国のことをともかく学びたい ーありとあらゆる差別厳禁 コロナ禍はまだ終わっていない現在、具体的なオンライン活動は未定です。 おもに掲示板といったオフライン活動をし、できることならば上海蟹の季節にでも集まれたらよいかと考えています。

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  • 『ゴールデンカムイ』感想まとめ

    『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。

  • 朝ドラメモ

    朝ドラについてメモ。

最近の記事

映画『長安三万里』(长安三万里)

 2024年秋、神保町でのこと。内山書店で雲南コーヒーを試飲して、しみじみと感じたことがある。もう、私の生涯で、心底驚いたり、進化に舌を巻くことといえば、中国がらみで起こるのだろうと。アメリカ大統領選の結果には失望したけれども、そもそもアメリカから何か新たなよい意味での驚きや進化を感じる方が難しいのかもしれない。  映画と関係ない前置きから始まってしまった。こう思い至ったのは、大統領選の結果のこともむろんあるけれど。この前に中国友好会館美術館で『長安三千里』を見ていたからだ。

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    • 榎本武揚石鹸のクラファンが始まっています

       榎本武揚がレシピを残した石鹸復刻クラウドファウンディングが始まっています。彼は牡丹の香りが好きだったんですね。 【小樽商科大学】榎本武揚が書き記した石鹸製造レシピで復刻した石鹸を届けたい | ACT NOW http://actnow.jp/project/enomoto/detail  ページに貴重な写真や文章が掲載されております。『ゴールデンカムイ』ファンの支援が集まれば強力かもしれませんよね。 支援してみて、こんなに素敵なクラファンはなかった 私も一口支援しまし

      • 『おむすび』第29回 大女優の正体

         姉が大女優という話のオチとは? そんなところだろうとは思っていた 結局、カラオケ映像に出る程度のタレントで、それをわざわざ探しにきた付き人が大袈裟に言っていた。それだけのこと。これも無茶苦茶で、その程度だったらば、わざわざ探しにこないのではないかということ。携帯電話だってあるでしょうに。まあ、アダルト系の大女優でないだけマシなのでしょうけれども。  大女優というわりに知名度低いし、見る側もオチはわかっていたと思う。こういう雑なドラマはミエミエのそういうことをして悦に行って

        • 『おむすび』第28回 思っていたことは言ってしまった方がいい

           『虎に翼』では直道がそう言っていましたっけ。それで済む話だった。 アイドルプロモを受信料で作られましても 比較してはいけないと言われつつ、どうもしてしまうと。  法律用語を饒舌に話していた『虎に翼』の寅子と比較すると、セリフの量も、語彙力も、十分の一以下なんじゃないかと思えます。ごく短いフレーズをぼそっというだけ。それだけスケジュールが厳しいのかもしれませんが、それでよいのでしょうか? 不自然な無言のアップが多い。誰かと並んでいる場面が少なくて、ヒロインだけデカデカと画面

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        • ガチ中華フェス延期について

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        • 聖地deガチ中華フェスin池袋 2023年 9月15日(金)〜 9月18日(月・祝)

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        • チャイナフェスティバル2023

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        メンバー特典記事

          展覧会「アメイジング・チャイナ」

          展覧会「アメイジング・チャイナ」松岡美術館で - 所蔵品から明清時代の陶磁器や絵画、翡翠などを展示 https://www.fashion-press.net/news/106978  これもいきたいですねえ。  2023年10月24日(火)から2024年2月11日(日・祝)とのこと。

          展覧会「アメイジング・チャイナ」

          食フェス3.0 聖地deガチ中華フェスin池袋

          ガチ中華のブームをリードしてきた「東京ディープチャイナ」発の大規模な食フェス『食フェス3.0 聖地deガチ中華フェスin池袋』開催! https://www.atpress.ne.jp/news/362688  これいけたら行きたい!

          食フェス3.0 聖地deガチ中華フェスin池袋

        記事

          『おむすび』第27回 過労で倒れる

           この家族は娘二人が父親に似ていると思えました。 似たもの親子 しつこく書道部やギャルに誘われても塩対応を続けるヒロイン。そんなにやる気も才能もないように思えるので、どうしてこんなにしつこく誘われるのか理解できません。かわいいから? それとも主人公補正? ヒロインは書道部イケメンに勝手に失望して裏切られたような態度をとりますが、一方的に片思いで、叶わなかっただけでなんでこんなに態度がでかいのでしょうか。  そして聖人はイベントに誘われ「腹を括らなければいかん」とか言ってま

          『おむすび』第27回 過労で倒れる

          『おむすび』第26回 家父長制ワールド

           ヒロインは笑顔がなく、顔色も悪い。姉もそうです。このドラマにはシスターフッドが欠落しています。 シスターフッドがなく、性格がともかく悪い シスターフッドーー姉妹同士の絆という意味。『若草物語』のような本物の姉妹愛もあれば、女性同士が友情や同志愛で連帯する様も示しています。  『虎に翼』がよいお手本で、女子部5人が勢揃いする絵はこの作品を象徴するそのものでしょう。寅子にはあんなによい父や夫がいたけれど、それでも象徴的なのはあの女子部の姿です。    しかし、このドラマにはそ

          『おむすび』第26回 家父長制ワールド

          『おむすび』第25回 ギャルやめます

           ヒロイン、ギャルやめるそうですよ。 ヒロインの性格が悪い そうとしか言いようがないんですよね。  ギャルなんて好きでなかったと平然と口にするし。書道部にも冷たい。人としての優しさが見えてきません。農業の手伝いをするといっても、土の表面を撫でるだけのような動きで、到底やる気が見えない。  なんですかね。内申点欲しさにボランティアをやっているような、そういうかったるくて現代的な、嫌な若者像そのものにみえる。くすんだ顔色と目の下のクマがより一層それを強めます。

          『おむすび』第25回 ギャルやめます

          榎本武揚がぶち壊した最終回

           今回は論争となった『ゴールデンカムイ』最終回について、真面目に考えてみます。 樺太千島交換条約締結に尽力した榎本武揚を肯定的に出すとは! 最終回についてはさまざまな否定論がありますが、私としてはこの一事だけでもぶち壊しだと思います。  ラスボスとまではいかずとも、その側近のような相手を褒めてどうするんですか。土方歳三とは箱館戦争で戦った。その和民族側の都合でどうして彼を肯定するのでしょうか? “あの”黒田清隆の右腕だった榎本武揚 黒田清隆とその右腕となった榎本武揚は、北

          榎本武揚がぶち壊した最終回

          『おむすび』第24回 やはり家父長制の世界

           このドラマは、ギャルだの震災だのちょこちょこ出してくるけれども、結局家父長制ドラマなのだと思います。  『ちむどんどん』とこれを並べるのは、反省会民にせよ、ファンにせよ、いい加減にしてください。『ちむどんどん』はヒロインが一国一城の主、料理店オーナーになります。でも現状、『おむすび』は家父長制の中に生きる人形にしか見えませんから。  同枠前作でさんざん家父長制の呪いを解く人たちを描いてきて、今更、 「お父さんが悲しむからギャルやめます」  が通ると思ったのはなぜですか?

          『おむすび』第24回 やはり家父長制の世界

          『おむすび』第23回 どうするおむすび?

           このドラマには既視感があります。  『どうする家康』だ! どうするポイント「イベントすっ飛ばし」 『どうする家康』では歴史的イベントが盛り上がるという触れ込み詐欺ばかりでした。合戦はスタジオ撮影ばかりで、戦略も練られていない、殺陣がおかしいなんちゃってイベントしかありませんでした。  これは『おむすび』の阪神淡路大震災で、低予算でミニマム、考証もろくにせず、ちゃちゃっと作り上げた感があります。今日なんて「あれから半年」と説明セリフと、聖人が手にしたフリーベーパーで終わらせ

          『おむすび』第23回 どうするおむすび?

          『おむすび』第22回 神戸から糸島

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          『おむすび』第22回 神戸から糸島

          『おむすび』第21回 続・阪神淡路大震災

           演出担当者がいかに当事者に取材したのか画が出てきました。  取材したり、研究したり、その結果がきちんと反映されるかはまた別物です。  前作の『虎に翼』は、取材して担当者が語るより前に、放送関係者が緻密な考証をSNSで褒めていましたよね。NHK大阪は御用メディアの使い方を熟知しているので、そんなに信じられるものでもありません。NHKお気に入りになるメディアはおこぼれもあるから、そりゃ都合のいいことを書きますから。そう言う記事をSNSで引っ張ってきて「それ見たことか!」とやられ

          『おむすび』第21回 続・阪神淡路大震災

          『おむすび』第21回 阪神淡路大震災

           やっと5週目で阪神淡路大震災。とはいえ。 なぜ、ここで今更なのか? 時系列的に、阪神淡路大震災を経験しているはずの主人公は、近年大阪朝ドラにはおります。それなのにどうして描かなかったのかと疑念は残ります。  初週がここから始まってもよかっただろうに、どうして第5週目で? しかも週の半ばにはギャル話に戻るようで。 戦争や災害をトラウマスイッチとしてしかとらえていない

          『おむすび』第21回 阪神淡路大震災

          漫画と政治性

           こんな嘆かわしいニュースがありました。 「完全なる確信犯」『島耕作』辺野古“日当デマ”描写に謝罪も弘兼憲史氏「防衛省広報アドバイザー」経歴で批判再燃(SmartFLASH) https://news.yahoo.co.jp/articles/4a6ade9f02a9e6ffd528d7872e5dfdffadb9fd2b  いいかげん見るのもうんざりさせられるものですが、どうにも引っかかることはあります。

          『おむすび』第20回 続・家父長制と朝ドラ

           糸島フェスのエキストラをケチっているのが見え見えで白々しい。確かに。そうでないところが決定的にキモいドラマですよ。 自分の意思が感じられないヒロイン 前作のヒロインは言うまでもなく、猪突猛進!………でした。それにひきかえ今作は周りに流されてばかり。自発的に選んだ書道部にせよ、イケメンへの恋心由来でした。短期間で異常なまでに上達し(書道指導者が書いて役者がまるdで書いていないのが即座にわかる出来)、書道の魅力を理解しつつあるとアリバイ的に出てきたものの、あのイケメン先輩が別

          『おむすび』第20回 続・家父長制と朝ドラ

          『おむすび』第19回 家父長制と朝ドラ

           このドラマの象徴的な点から。 クレジット順 ふと思い出したのが、前作のクレジット順です。  要するに最初の方は主役との距離に思えます。(回想)や(写真)となると位置が下がることも多いものの、この作品は変わりません。そして最後は穂高や桂場あたりが常連であったように思えます。  それが本作は、前半が女性人物。シメが聖人とマツケン。主役の父と祖父になっています。この並びが家父長制を連想させるんですよね。女子どもはキャイキャイはしゃいでいるけど、結局はおっさんが支配者として睨

          『おむすび』第19回 家父長制と朝ドラ