『新春と、「注意してほしい感染症」』。2025.1.4。
今日も寒い。
まだ年明けから、日が浅い。
人通り
午前９時前に家を出る。
駅へ向かう。
風が強い。
やっぱり寒い。
人通りが少ない。
太陽が低いせいか、道を歩いていて、影の場所が多い気がする。
１３５０円カットの店も、チェーンの牛丼屋も、カット&カラーの店にもお客がいないようだった。
遅延のお知らせ
駅に着く。
改札の上の「お知らせ」と書いてある電光掲示板では、京急の遅延の情報が流れている。沿線火災、というのが、どういう状況なのかがやや想像しにくいけれど、火事が起こっているようだった。
ワイヤレスイヤホン
改札の手前からホームをのぞくと、次の電車の時刻と、現在の時刻の両方が分かる。
あと５分。
パスモにお金をチャージしてから、改札を入り、スロープを歩いていると、黒い小さいものが落ちている。
ワイヤレスイヤホンだった。
自分が所持したことがないので、どちらの耳用かわからなかったけれど、すぐに落としそうだったし、無くすのもよくわかる小ささだった。
拾って、駅員さんがいる改札のそばの部屋に向かったら、巡回中で留守だった。迷ったけれど、ふせんに「落としものです」と書いて、その部屋の窓のそばに、ワイヤレスイヤホンを置いた。
どうなるかわからないけれど、もうすぐ電車も来るので、それくらいしかできない。
空席
電車が来た。
電車に乗る。
いつもよりも空いている。明らかに空席が多い。
珍しく座れた。
それでも電車が進んで、駅に止まるたびに、人は少しずつ増えてくる。
表情
正面の向かい合う席になっている場所に座っている女性が、前髪をクシでとかして、自分の顔を見ている。
そのあとは、顔のメイクを少し整えている。
表情が違ってきている。
乗り換え
その路線の終点に着く。
一斉に人が降りて、改札へ向けて、移動するのは、いつもと変わりがない。
少し人が少ないようだ。
改札を出て、次の改札へ向かうとき、前方から、スーツケースとキャリーケースを持ったグループが近づいてくるので、その動線からは外れるように歩いて、ちょっと遅れたので、少し焦って、もう一つの改札に入る。
そこから、階段を降りて、ホームに着く頃に、ちょうど電車が来た。
ホームに、もう高齢者くらいの年齢だが、髪を伸ばし、革ジャンを着た「ロックンローラー」のような男性が電車を待っているのが見える。
気持ちは歳をとらないのは、伝わってきたように思う。
マスク
電車が止まって、ドアが開いて、電車に乗り込む。
かなり空いている。
座席はうまっているけれど、車両の中で立っている人は自分も含めて１５人くらい、と数を数えられるくらいの少なさだった。
マスクをしている人は、２割くらいだから、だんだん増えているかもしれない。
日常
電車は進む。
駅に着くたびに、人が降りて、人が降りる。
車内は静かだった。
さっきまではスーツケースやキャリーケースとたくさんすれ違っていたのに、乗り換えた路線の車両の中には一つも見かけない。
まだ土曜日で、１月４日だけど、朝の上り列車は、すでに日常に戻りつつあるのかもしれない、と思った。
文庫本
ドアのそばに立っていたけれど、その向かい側の左側の座席に、カバーをかけた文庫本を読んでいる女性がいる。
そこから少し右側にドアがあって、そのそばに立っている男性は、全部のカバーをとって素の状態になっている文庫本を読んでいる。
さらに、もう少し右側のほうの座席には、かなり厚めだと分かる文庫本を読みながら、時々スマホで検索をしているように見える男性がいる。
これだけ本を読んでいる車両は、珍しいと思った。
大きな駅で、人がぐっと減った。
カフェ
さらに駅を進む。
電車の窓から見ていると、あちこちがまだ工事中で、クレーン車が空にのびている。
目的の駅に着く。
ホームに降りて、歩いて、階段を上る。
左側に見えてくるカフェが、今日は暗い。
どうやら１月６日かららしく、まだ営業していない。
このカフェが閉店している姿を初めて見たかもしれない。
ガラガラ
改札を出て、線路の両側をつなぐ通路でもあって、駅構内でもある場所は、いつもなら待ち合わせの人らしいグループがいくつもあるのに、今日は本当に人がいない。
年末の先週もそんな印象だったのだけど、今日はもっとガラガラという表現が合っていた。
ハダシ
それから空中の通路に出て、階段を降りて、線路際の道路に出る。
年末も人がいなかったけれど、新年はさらに人がいない。
同じ方向に進む、小さい犬を散歩させている中年男性がいるくらい。
犬の歩く速度やあちこちに立ち止まることに付き合っているので、私の方が先行することになるけれど、その男性の足元を見ると、ハダシでサンダルだった。
寒くないのだろうかと思ったが、そんなそぶりはかけらもなかった。
サザンカ
歩道を歩いていると、並木のように植えられている樹木のほとんどはイチョウも含めて、枯れ木になっていて、下を通っても、空がよく見える。
夏は、歩道に沿うように並んでいる樹木は、どれも緑色だったけれど、冬になり、枯れ木になる樹木が増えてくると、常緑樹がどれだかはっきりと分かる。
低い常緑樹と思ったら、花が咲いていて、サザンカのようだった。
あの「たきび」の歌に出てくる花だった。
新型コロナ変異株、流行に注意
大阪府済生会中津病院の安井良則医師は「1月に最も注意してほしい感染症は、新型コロナウイルス感染症を挙げました。ワクチンを接種する方も、減っていますし、新たな変異株XECの検出割合が増していることが理由です。
この記事では、流行しそうな感染症が、いくつもあげられている。
新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、マイクプラズマ肺炎、伝染性紅斑（りんご病）。
その中で、専門医は、最も注意してほしい感染症として新型コロナウイルス感染症をあげている。
2023年5月から、『5類感染症』に移行しましたが、疾患の医学的インパクトが低下した訳ではありません。私は、臨床医として、新型コロナ流行初期から、患者を診察・治療にあたってきました。インフルエンザと同等、あるいは、インフルエンザよりもインパクトが低いかのような、社会の一部からの認識に惑わされるべきではありません。高齢者の死亡率・重症化率は高いままであり、後遺症発生率は、約7％と他の感染症とは、明らかに違う認識を持つ必要があります。皆さん、じゅうぶんに気を付けてください。
そして、専門医が、今も新型コロナウイルスへの注意を呼びかけているのは意味が重いと思うのだけど、そうしたことは、あまり広く伝えられていない。
1月は、新型コロナウイルス感染症の患者報告数は、増加すると予測しています。新型コロナワクチン接種者が減っていることや新型の変異株XECの検出割合が増加していることもあり、冬の流行は、ある程度の規模になるでしょう。勤務先の病院に入院する患者さんの中には、肺炎を発症し、人工呼吸が必要なケースもあります。症状が悪化され搬送されてくるのは、ワクチン未接種の方が多い印象です。合併症の恐れがある方は、特に注意が必要です。ワクチンを接種した後も、基本的な感染対策を続けるなど決して油断しないでください。中には、命に関わるケースもあります。体調不良の場合や医療機関・高齢者施設を訪問の際はマスクの着用は必須です。
昨年からワクチン接種が有料になり、その接種率は、実感としてはかなり減ってきているような気もするので、より注意が必要になると思われるのだけど、やはり、こうしたことも、あまり知られていないと思う。
年が明けたばかりだけど、新型コロナウイルスに関しての感染対策は、公的機関から、改めて注意喚起を呼びかけてもいいとも考えられるのだけど、今は難しくなっているのだろうか。単純に新型コロナウイルスへの関心が薄れているだけなのだろうか。
夕方
午後４時過ぎに用事が終わり、朝降りた駅に再び向かう。
寒い。
駅までの過程に、人は少ない印象だった。
空中通路のような場所にはスーツケースの集団がいる。
スーツケース
駅に着いて、電車が来て、電車に乗る。
車両内は空いているけれど、スーツケースや、キャリーケースを持っている人がやたらと多い。
座席
空席は多いから、座れる。
電車が進む。
車内は静かだった。
そのせいか、しばらく走っていたら、いつの間にか眠っていた。
画面
ドアの上の小さい画面では、武蔵野線の遅延を伝えている。
そのまま目的の駅に着いて、違う路線に乗り換える。
その過程でも、次の電車に乗っても、やはりやたらとスーツケースやキャリーケース、さらにはお土産物らしきものが入った袋を持っている人が多い。
どこかへ出かけた人たちが、月曜日からの日常に備えて、帰ってきたのだと思う。
この路線の小さい画面では、東横線の遅れを伝えている。
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