「ミロ」を、これまで、あまり飲まなかった理由に気がついた。
最近の生活の変化の一つは、個人的には、ココアを飲む習慣がついたことだと思う。
(そして、この記事↑に、「ちびむすび」さんから、コメントをいただきました。ありがとうございます)。
この「ちびむすび」さんのコメントのおかげで、「ミロ」の存在に改めて気がついた。というよりは、「ミロ」のことを、すっかり忘れていた自分に、ちょっと驚くような気持ちだった。
歴史
ずっと知っていたつもりだったけれど、「ミロ」の歴史は、思った以上に長かった。
大恐慌時代という、歴史的な出来事と、その誕生時期が重なっているような、そんな重い意味を持っていることも知らなかった。
ネスレ「ミロ」公式サイト
https://nestle.jp/brand/milo/
もちろん、発売元のサイトだから、悪いことは書いていないとは思うのだけど、こんなに健康に効果がありそうな飲料だったのかと改めて思って、そして、自分が知らない間に、ブームのようなこともあったのも知った。
ブーム
こうして注目されると、当然ながら、そのデメリットについても語られるようになる。
成分の中に、炭水化物が多く含まれているから、太りやすいのではないか、といった言葉も、インターネットの記事の中にはあった。
確かにそうだと思うが、ココアも同様にカロリーが低くはないので、そこは、気をつけているのだけど、こうした「ミロ活」と言われ、品薄になったということを、自分が全く知らないままだったのが、恥ずかしいけれど、不思議だった。
こうした事実をあとになって知ると、本当にあったかどうか分からないような、まるで「パラレルワールド」での出来事のようにさえ感じる。
「ミロ」
今、飲んでいるココアがなくなりそうになって、次は、「ミロ」を飲もうと思って、妻とも相談して、スーパーに行った。
いつも見ている棚の上の方に、「ミロ」はあった。それも、この前、買ったココアのすぐそばに並んでいた。
値段も、この前買ったココアより少し高額だったけれど、それでも、買いやすい価格といっても良かったので、すぐに購入した。
家に戻ってきて、ココアを飲み切ったので、その容器に、「ミロ」の袋を入れ、妻が短めに切ってくれたプラスチックのスプーンを入れて、「ミロ」を飲み始めた。
ココアより、少しあっさりした印象だったけれど、基本的にはココアっぽくて、妻にも好評で、2〜3日たつと、すっかり慣れて、コーヒーと代わりばんこに飲むようになった。それは、コーヒーばかりを飲んで、カフェインの過剰摂取を避けたい、という理由もあったからだ。
「強い子」
そして、どうして、これまで長い間、「ミロ」を飲んでこなかったのかを、急に思い出した。
それは、日本で発売された頃だと思うのだけど、テレビコマーシャルで、連呼されていた言葉があった。
「強い子のミロ」
今でも、この言葉にメロディーを乗せられるくらい覚えているから、それだけ膨大にCMが放映されていたのだと思う。
同時に、このイメージが強く、自分が「強い子」とは、とても思えなかったので、「ミロ」は、自分自身とは縁がないと思ってしまっていた。
今から振り返れば、バカバカしい思い込みなのだけど、その「強い子」という言葉が、自分を「ミロ」から遠ざけていたのだった。
パッケージ
今の「ミロ」のパッケージには、「毎日の元気をサポート!」という言葉がのっている。
そして、開封すると、その文字は、切り取られて、ゴミとして捨てることになるのだけど、その言葉は、「強い子のミロ」よりも、自分にとっては、ニュートラルな表現で、なんとなく好感が持てた。
さらにパッケージを見ると、サッカーをしている、おそらくは少年が、ボールを蹴っている姿だった。そのユニフォームなどが、そのスピードを表すために、流れるような表現になっている。
ただ、そのスピード感と比べると、ボールは止まって見えるというか、その右足の角度から考えると、シュートとしては弾道が高すぎるから、クリアとして高く蹴り上げるようにも見える。
だから、とても細かい話なのだけど、ボールもスピードが乗っているような、少し流れるような表現にするか。インステップキックのように、つま先を伸ばした形にするならば、もう少し、つま先が地面を向いているような瞬間を描いた方が、低い弾道の強いシュートに見えるのに、とは思った。
おそらく、初めて「ミロ」を買ったのだけど、改めて、パッケージをゆっくり見ることができて、そんな細かいことが気になった。同時に、新鮮な気持ちになれた。
(大容量のパッケージは、メッシやイニエスタがいた頃のバルセロナのようだから、「強い子」という言葉が似合うかもしれない)。
(他にも、いろいろと書いています↓。よろしければ、読んでもらえたら、うれしいです)。
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