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『新型コロナワクチン定期接種』について、思ったこと。

 新型コロナウイルスについて、話題になることは少なくなった。

 だけど、特に高齢者にとっては、「5類移行」前と、それほど状況は変わっていないようだ。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月~24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが24日、厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている。

(『毎日新聞』より)

ワクチンの種類

 重症化のリスクがある人にとっては、ワクチンは今も有効な手段だと思う。

 新型コロナウイルスのワクチンによって、2020年12月~21年12月の1年間に、世界で1980万人の命が救われた。そんな推計結果を、英インペリアル・カレッジ・ロンドンのチームが発表した。 

(『朝日新聞デジタル』より)

 特に、新型コロナウィルスが未知のものとして脅威を振るっていた頃に、ワクチンが開発され、それが効果があったことに関しての研究もされてきた。

 チームは185カ国・地域を対象に、新型コロナの流行パターンなどを踏まえて、ワクチンがないと仮定した場合の死者数を予測。そこから接種が進んだ影響を考慮した死者数を差し引いて算出した。1980万人という数字は、ワクチンがない場合に推計される死者数の63%に相当するという。
 ほとんどはワクチンによる直接的な効果と考えられたが、ワクチンの普及で感染者数が減少し、医療逼迫(ひっぱく)が避けられたことによる間接的な効果も少なからずあったとしている。

(『朝日新聞デジタル』より)

 だから、「5類移行」後には、定期接種となり、費用の負担が大きくなったとしても、重症化リスクの高い場合は、接種した方がいいと個人的には思っている。それは、高齢者に関係する分野で働いているから、より、そう思うのかもしれない。

 それでも、2024年の10月から「定期接種」になったときに、知らないうちに新しいワクチンが誕生して、採用されていることには、やはり不安になった。それは聞き慣れない、ということもある。

 5種類は、ファイザーとモデルナ、第一三共のmRNAワクチン、武田薬品の組み換えたんぱくワクチン、mRNAに改良を加えたMeiji Seika ファルマの「自己増幅型(レプリコン)」ワクチンの5種類。

 レプリコンワクチンは今回から新たに使われる。このワクチンが免疫を刺激して新型コロナを防ぐ仕組みは、これまでのmRNAワクチンと基本的に同じだ。ウイルスの一部の「設計図」であるmRNAを注射することで、体の免疫システムに覚えさせ、本当に感染したときにすぐ免疫が対応できるようにする。

(『朝日新聞デジタル』より)

 それは非科学的なのかもしれないが、それでも、新しい「レプリコン」という名前だけではなく、急に出てきた国産の製品には、どうしても警戒心が出てきてしまう。もっと前もって、それこそ丁寧に説明するべきことだと思う。

 ただ、それでも、高齢者はワクチンを接種した方がいいという気持ちは変わらない。

新型コロナワクチン定期接種の封筒

●令和6年度10月から、自治体による定期接種が始まります。
· <対象> ・65歳以上の方
· ・60歳~64歳で対象となる方(※)
· (※)心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
· <費用> 原則有料 

(『厚生労働省』より)

 少し前と比べて、ワクチン接種のことは、それほど話題にのぼらなくなった。ただ、時々、聞こえてくるのは、ワクチンを打たない方がいい。といった声だった。

 それでも、それほど社会の関心が高くなくても、2024年の秋になる頃には、対象者には、ワクチン接種に関する封筒が届き始めた。

ワクチン接種の予約と接種

 これまでは、ワクチン接種の予約に関しては、定期接種の前は、社会の中で関心が薄くなったと思われるときも、特に近所の医療施設では、かなり予約が取りにくい時が多かった。

 ワクチン接種対象者の人に頼まれて、インターネット上で操作をすることも少なくなかった。だから、今回も、そんなような気持ちの準備をしていたのだけど、今回は、直接、病院などに電話をしてください、という話になっていた。

 そして、病院によっては、しばらく予約が取れなくて、先のことは分からない、というところもあったようだけど、違う病院では、予約も必要なくて、ワクチン接種ができる、ということのようだった。

 近所の高齢者の方も、今回はうけない、という人もいるようだし、確かに関心も薄れてきているようだったから、予約もいらない、という状況になっているのかもしれない。

 とはいっても、対象者であっても、そして、ワクチンに関する噂のようなことは信じていなくても、できたら、新しいワクチンを避けたい、という気持ちがあるようだった。

 それは、そうだろうと思う。

 前日に、クリニックに電話をして、明日、ワクチン接種が可能かどうかの確認だけをして、翌日にワクチン接種をした対象者は、2〜3日は左腕が痛い、あまり上がらない、という副反応が出たようだが、それ以外は、特に不都合はないようだ。

 料金は2500円かかったというが、それ以外は、これまで以上に淡々とした作業のような印象に思える。

 日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の3学会は、10月21日に「2024年新型コロナワクチン定期接種に関する見解」を共同で発表した。3学会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の⾼齢者における重症化・死亡リスクはインフルエンザより高く、今冬の流行に備えて、10月から始まった新型コロナワクチンの定期接種を強く推奨している。

(『Care Net』より)

 確かに、この1年での感染死者数のことなどを考えると、特に高齢者や対象者はワクチンを接種した方がいいと思う。私自身は、その対象に入っていないので、接種すると、2万円近くかかるということもあり、低収入の人間としては難しい。

 だから、本当は、人に対してすすめる資格もないのかもしれないが、それでも、対象者には、補助金などが出て、地域によってはインフルエンザのワクチン並の料金になるので、できたら接種した方がいいのではないかと思っている。



(こうした書籍を読むと、日本はワクチンに対して、どのようなことで遅れているのか、といったことも初めて知ることができました)。




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