マガジンのカバー画像

暮らしまわりのこと。

684
生活の事。日常の出来事。身近な植物や生き物のこと、などを書いています。
運営しているクリエイター

#おうち時間を工夫で楽しく

40年、セルフカットを続けてきて、学んだこと。

 もう40年、美容院も、理容院も行っていません。月に一度か二度、自分で髪の毛を切ってきました。普段会っている人でも、その話題にならないと、こちらからわざわざ伝えることもないので、たまにそのことを言うと、やっぱり驚かれ、「分からなかった」と言われるので、たぶん、仕上がりも、そんなにひどくはないのだと思います。  ただ、これはあくまで個人的な習慣で、私自身は、ずっと美容院や理容院にとっては「敵」のような存在なのだろうな、と思ってきて、微妙に後ろめたく、それほど大勢の人に伝える価

秋の庭の小さい草花のことを、私はほとんど知らなかった。

 夏が長くなって、秋がほとんどなくて、急に気温が低くなって、もう秋が去りそうになっている。  それでも、自宅のコンパクトな庭にも、妻が自分の好きな草花で整えてくれているので、この季節でも、いろいろな色の草花があることに気がついた。  でも、なんとなく見ているだけで、その花の色くらいしかわかっていなくて、だから、改めて妻に聞いた。 イヌタデ「アカマンマともいうけれど、それは俗称。  秋咲く花。  それで、秋が深くなると、花の色が濃くなる。  ピンクが濃くなってくる--

「長袖Tシャツ」の季節は、とても短い

 Tシャツは半袖が基本で、春から夏にかけて、それも今は暑い季節が長いから、10月くらいまでは、その格好でいけるようになっている。  それから気温が下がってくると、その上にセーターを着たりするから、長袖Tシャツだけで過ごすことは少なく、だから、長袖Tシャツを買うことは以前はほとんどなかった。  だけど、何かのときに、長袖Tシャツって、便利そうだと思ったし、半袖の上にセーターを着ることが多かったのだけど、長袖Tシャツの方が、気持ちがよさそうだと感じてしまった。  そのきっか

いちばん紅葉

 家の庭はそれほど広くないのに、比較的、大きな柿の木がある。  妻が小さい頃に植えられて、それから育って、大きくなって、今では貫禄のようなものが感じられるようになっている。 季節 冬には枯れ木になって、その頃に、電線などにかかってしまうこともあって、その枝をずいぶんと伐採した。脚立をはしごにして、少し高いところで作業をして、柿の木の高さも、かなり低くできた。  ただ、これだけ枝を少なくしてしまったら、今年は、もう柿の実はならないかも、と思っていた。  それが春になって

チョウの飛び方は、やっぱりすごい。

 21世紀の今でも、親子と思われる二人組が、虫かごと、虫捕りあみを持って河川敷を歩いている姿を見ると、なつかしさと共に、そういう行為の変わらなさに、どこか感心する思いもある。  殺虫剤の殺傷力は年々強くなっていくようだし、確実に処理するという能力がどんどん高くなっているように思うから、虫を捕る、という行為も、もっと確実性が高い道具が出てきてもいいような気がするが、それは教育上良くないのかもしれない。  ただ、ああいうふうに、虫かごと虫捕りあみを持っていた、小さいときは、確

味を確かめたくなる「チャレンジ飲料」

 スーパーに寄ると、妻から渡されたメモには書いていなくても、ほぼ必ず見回るところが、飲料関係の棚だった。 500mlのペットボトル 500mlのペットボトルの飲み物が並ぶのが日常の光景になってからも、かなりの年月が経っていると思う。昭和の時代に、最初にこのサイズの飲料が出たときは、ビンに入っていて、しかも「三杯ついでもまだ余る」というコマーシャルの言葉を覚えているから、一人で飲む量とは考えられていなかった。  しかも、家の冷蔵庫に入れて、食卓に並ぶものであって、今のように一

セミの抜け殻が「相席」になるほど、増えていた。

 なかなかセミが鳴かなかった。   一匹だけ鳴いたような気がして、それが2〜3日続いた。  いつもの夏は、ある日一斉に鳴くイメージがあったから、今年は違うのかもしれないと思ったときがあった。  それからしばらく経つと、そんなことを思っていたのを忘れるくらい、セミが一斉に鳴く日が続いている。 セミの羽化 夜中の12時頃、庭に面した家の壁でセミの羽化を見たことがある。  抜け殻は茶色い印象があったけれど、そのサナギは玄関の照明を受けて、透明にも見えた。そして、その背中が

真夏のごほうび

 35度を超える気温は、やっぱり暑い。  体が、ちょっとした異常事態を感じているせいか、構えるような気持ちになってしまう。同時に、うわっ暑い、と言葉にしてしまうのは、自分の体を覚悟させるためかもしれない。  そんなややこしいことを、暑い中で考えることもある。 ごほうび 出かけるギリギリまでシャツとワイシャツを着るのをためらってしまうのは、たちまち汗をかいてしまうからだけど、時々、そんなタイミングを測っている自分が、何やっているのだろう?と思ったりもする。  その一方、

「雨の一日」が楽しくなる条件

 一日、雨の天気予報が出ている。  その予報の正しさを証明するかのように部屋の中にいても雨の音が聞こえてくる。  正確に言えば、空から水滴が落下してきて、それが地面に当たったり、この部屋の中だと、人間が建てた建築物など人工的な物体に衝突したときに発生する音を雨音として認識しているに過ぎないから、周りに何もないような草原などで雨が降ったら、もっと静かなのだと思う。  ただ、それが雨音というには、別の音が混じり過ぎているとはいっても、雨が降っている音が響いていると、その音に

花が開くまでの美しい過程-----アガパンサス

 庭にいろいろな花が咲いている。  妻が毎日のように名前を言っているので、覚えた名前もあるけれど、その一つがアガパンサスだった。  覚えても、口にしても、微妙な違和感があって、だけど、発音すると、ちょっと気持ちがいい。 植物の変化 それまでほとんど興味なかったから、目に入っていても気がつかなかったのだけど、花が開くまでの過程に、花の種類によって、微妙な違いがあることを知っていく。  花が咲く前だから当然かもしれないけれど、よく見るとつぼみは、ぷっくりしている。それは、

梅雨に入る前の家の庭には、思ったよりも花が咲いていた。

 古くなった木製で、今ではあまり製造されていないようなガラスが取り付けられた玄関の引き戸を開けて、歩いて8歩くらいで小さい門について、その外には道路がある。横の広さもそれくらいなので、それほど広い庭ではない、というよりも、かなりコンパクトなのだと思う。 庭の歴史 もう建てられて何十年もたっていて、その庭のサイズから考えると、柿の木は大きすぎるのかもしれないけれど、庭にそびえていて、それも渋柿だから、秋になると高枝切りバサミや脚立などを使って、収穫する。それから、むいたり干し

びわの収穫

 うちには小さい門がある。  それは黒く塗装された金属製だけど、このあたりは昔は町工場が多く、そうしたご近所の人につくってもらった、という話を妻から聞かされた記憶がある。  その外に、大きめの植木鉢が置いてあって、それはびわの木だ。  どこまでが敷地内で、どこからか公道なのか微妙なラインなのだけど、昨年くらいに修理と整備をしてもらった側溝にはかかっていないので、ギリギリ大丈夫だとは思う。  普段は、ややざっくりした質感で大きめの葉っぱで、濃い緑なのだけど、花が咲いて実

「妻の酷評 その2」。

 飲食物に関しては、妻の味覚を信用している。  その上、正直なので、その評価も信頼ができる。   さらには、あまりネガティブなことも言わないので、たまに「うっ」という顔をするときは、本当に相性が良くないんだなと、素直に思える。  最近では、さつまいも&ミルクという飲料に対して、珍しく「妻の酷評」があったので、記録させてもらった。 スーパー この半年くらいは、いろいろなものが値上がりした。  収入が増えるあてもなく、以前よりは少なくなったとはいえ、コロナの感染状況もまだ終

柿の枝を切った。思ったより消耗した。だけど、すっきりした。

 それほど広くない庭なのに、柿の木がある。  もう50年以上前に植えたらしい。 柿の四季 幹はゴツゴツしていて、そこに時間の蓄積のようなものも感じるし、春には新しい葉っぱを生やし、その緑色は鮮やかで、毎年、想像していた色よりもきれいに感じる。  その後には、白い控えめな花が咲き、気がついたら、緑色の小さい実ができて、それがかなりいくつも落ちて、屋根に音を立てて、そのうちに柿の実は色づいて大きくなって、だいだい色になる。  おいしそうに見えるけれど、渋柿で、それはずっと変