似ている言葉の意味の違い
新しい相棒「例解 新国語辞典 第十版」ができたおかげで、辞書生活を満喫しています。
気になった言葉をいろいろと調べている中で、私は意味の分からない言葉を調べるよりも、言葉の意味の違いを知りたくて辞書を引くことが多いのだということに気がつきました。
新しい相棒のお話は、こちらから↓
大事と大切
追究と探究
文章と文書
似ている意味なんだろうなということは分かるけれど、意味の違いをはっきりと説明できない言葉は意外と多くあります。
「関心」と「興味」もそうです。
今までは前後の文章などを見て、少しお堅めの時には「関心」を、柔らかい時には「興味」を選んでいたように思います。
選ぶ根拠は、文章の雰囲気と自分の勘!
それでもよいのかもしれませんが、ある時文章を書いていて、ここでは「関心」と「興味」どちらを使った方がいいのだろうと思い、辞書で調べてみました。
改めて意味を見てみると、似ているけれど、なんか違うなぁという印象を受けました。
この違いを言語化してみようと思います。
「関心」心がひかれたことに対して、意識的に注意をむけること
「興味」そのことがおもしろくて、自然と心がひきつけられること
私はこの2つの言葉には「意識的に」か「自然と」かの違いがあるのではないかと解釈しました。
辞書でそれぞれの言葉の意味を調べ、違うところを発見できたおかげで、この場合は「関心」を選ぼう、こちらの場合は「興味」を選ぼうと、自分の中で言葉を選択する根拠が見つかりました。
読む人にとれば、似ている言葉の意味の違いは細かな違いで、書き手がその言葉を選んだ意味までは伝わらないかもしれません。
それでも、私なりのこだわりをもって、たくさんの言葉の中から自分の想いを表現するのにぴったりな言葉を選んで、文章を書いていきたいなと思います。
似ているようだけれど、追いかけていくと実は違った意味をもっている言葉たち。
その違いの発見こそが、自分の言葉の選択肢の幅を広げてくれるんだなぁ。
これからもいろいろな言葉を辞書で調べて、意味の違いを見つけていきたいです。