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無農薬栽培の味方。キク科の野菜たち

ときどき春の兆しを感じるようになった、三寒四温のこの頃。

うちの小さな畑では、まだまだ秋冬野菜の収穫が続いています。しかもどっさり😲 今年はかなりの収穫量です😍

上の写真は先週末の収穫(一部)。これを一家で、ほぼ1週間で食べ尽くしちゃいます❗

前回までのブログは、秋冬野菜の多数派「アブラナ科」(菜の花の仲間)についてのシリーズでしたが、実は「キク科」の野菜というのも結構あるんです。そう、あの菊の花の仲間たちです。

上の写真の野菜たちも多くはアブラナ科だけど、キク科が少し入っています。どれとどれか分かるかな❓

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はーい、(左から)シュンギクリーフレタス球レタスです❗

キク科野菜は、アブラナ科と違って、あまり虫が付かないそうです。葉っぱを擦ってみると、少しツンとする香りがする🌿 この香りを虫は好まないようで、アブラムシとヨトウムシぐらいはやってくるけど、被害は少ないらしい。なので、うちでは防虫ネットもしていない

まさに、無農薬栽培の味方なんです❗️

そういえば、「除虫菊」っていう菊があるよね。かつて渦巻き型の蚊取り線香の原料になっていたという。その菊自体は見たことないですが…

キク科野菜に特徴的な、ほのかな香りと苦み。どうやらこれが虫除けの秘密らしいです。アブラナ科野菜のお話でご紹介した、害虫を遠ざけるために植物が発する化学物質、フィトケミカルなんです

それでは、春や夏に栽培するものも含め、キク科の野菜たちをいくつか紹介していきまーす😄

1.レタス

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キク科野菜の代表格といえば、やっぱりレタス

う~ん、あまり菊っぽくないですね。夫はかつて、レタスをキャベツやハクサイの仲間だと思ってたそうです。だって、球になるじゃん…

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でも、これらはアブラナ科ですね🥬 

レタスが菊の仲間だということは、花の写真を見てみれば一目瞭然😲💓

収穫しないで、畑でそのままにしておくと花が咲くのだけれど、我が家では花が咲く前に収穫しちゃうので、今回はWikipediaから拝借させていただきました🙏(以下、花の写真はすべてそうです)

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↑ レタスの花🌼 ちっちゃい花がたくさん咲く。よくみると確かに菊の花の形だ

下の写真は、うちの畑で育つ球レタスです。先日撮りました

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これはあんまり球になってないな…😅 ともあれ、ほのかな苦みと、パリパリサクサクの食感がたまりません🥰

球にならないリーフレタスってのもあるよね。最も有名なのが、赤紫の「サニーレタス」

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こちらは比較的やわらかな食感。球レタスは普通、球まるごと一気に収穫するけど、リーフレタスは大きくなった外葉からちょっとずつちぎって収穫することが可能。結構長いあいだ畑で粘ってて、重宝します。ほぼ毎朝レタスを食べてるなあ😃

以前にもご紹介したけど、レタスの栽培は9月初めの種まきから始まります

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こんなちーっこい、耳垢みたいな種なんです。
キク科の種って、こんなのばかり。あのちっちゃい花からできる種なのでこれも納得。そういえばタンポポもキク科だけど、綿毛に付けて飛ばせるぐらい小さな種だもんね。

苗ポットで育てて畑へ定植したら、最初のころ水やりする程度で、後は収穫までたいしてすることはないそうです。虫の被害も無いしね

レタスのお話の締めに、貴重な写真をお見せします❗️

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収穫した直後のレタスの切断面。何か乳白色の汁がにじみ出てるのが分かりますか❓

レタスの苦みの秘密、「ラクチュコピクリン」というフィトケミカルなんだそうです。こいつが虫除けになってるんだ
このラクチュコピクリン(舌かみそう…)のミルクのような姿は、収穫したばかりの新鮮なレタスでしか見られないレアな光景なんです😲 摂取すると、リラックス効果や催眠効果があるとか

ちなみに、レタスの名はラテン語で乳を意味する「ラクト」に由来する。レタスの和名「チシャ」も、「乳草(ちちぐさ)」に由来するそうです。名付けた昔の人たちは、新鮮なレタスに馴染みがあったのかな😮
本日のうんちく話でした

2.シュンギク

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続いてのキク科野菜は、シュンギクです🌼

関西などでは「菊菜(きくな)」とも呼びます
下の写真はシュンギクの花🌼 結構可愛い。これは見ためも名前も菊そのものですね

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春菊は冬の鍋物の定番なのに、なぜ春って名前がついているのかと思ってたのだけれど、春に花が咲くから。確かに、ふつう菊って秋に花が咲くよね😲 春の菊は珍しい❗️

ほろ苦さが特徴の春菊。好みが分かれるけど、我が家では数年前に突然その美味しさに目覚めて、冬の定番野菜の一つとなりました。
鍋の具はもちろんのこと、お浸しや和え物、天ぷらにしても最高😍 サラダでもいけるよ❗️ βカロテンやカリウム、カルシウムが豊富だそうです😃

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毎年大量に畑へ種を直まきし、大量に採って、わしゃわしゃ食べてます。

このシュンギクも、虫付かずで、たいしてお世話は要らない。こまめに間引くような感じで収穫していくだけだそうです。成長しすぎると、一部の葉が枯れてきたり茎が太くなったりして食べにくくなるからね

シュンギクは、3月頃になるとつぼみが現れる。やがては花が咲いちゃう。
今年は菊の花が咲くまで粘って、試しに食べてみようかな

3.キクイモ

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次はレアもののキク科野菜です。キクイモってご存じですか❓

名前のとおり、菊の根元にできる芋を食べます(正確には、根じゃなくて地下茎らしい)
一昨年の春、家族旅行中に夫がたまたま道の駅でキクイモの苗を見つけ、へえ珍しいじゃんと1株だけ買って、畑の一角に植えました
この小さな苗が、あれよあれよという間に巨大化❗️

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↑盛夏のキクイモ。木のようにそそり立ってます💧 左隣のサトイモが、小さく萎縮してるように見える…                

秋になって、黄色い花が咲いたら収穫期となります

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↑ キクイモの花🌼 可愛いね😍。観賞用としてもいけるね

収穫は結構大変。頑張って木を切り倒し、根っこを抜いて、地中の芋を掘り出しました
キクイモは巨大化するだけでなく、その繁殖力の強さから、環境省が要注意外来生物に指定しているとか😵
地中にちょっとでも芋を残すと、どんどんはびこっていき、やがては畑を覆い尽くしてしまうらしく、丁寧に収穫しました

で、収穫した芋が上の写真。たったこんだけ…😅
どんな味だろう?と素揚げにして食べてみたら、これがなかなか乙な味❗ ゴボウを少しマイルドにしたような感じ。ビールのおつまみに最高です

なお、キクイモを語るときに必ず出てくる話題が、「イヌリン」という成分を豊富に含んでいるということ。摂取すると血糖値を下げる効果があり、「天然のインシュリン」とも呼ばれるそうです(犬は関係ない)

こんなちょっと食べただけでは、たいした効果はないでしょうけどね…

なかなかお目にかかれない、レアな野菜キクイモ。また苗を見つけたら栽培してみたいな。はびこらないよう注意して。

4.ゴボウ

そうそう、そのゴボウも何とキク科野菜❗️ 菊の根っこを食べるんです。

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↑ ゴボウの花🌸 アザミの花に似ているね

ゴボウの根を食べるのは世界でも珍しく、日本独特の食文化だそうです

実はうちの畑では、今までゴボウの栽培はパスしてきた
ご存じのとおり、真っ直ぐの直根が地中深く数十センチも伸びるので、家庭菜園レベルでは、耕すのも収穫するのも大変だろうと夫は思っていた

でも、長さ30~40センチ位の短いタイプがあるそうなので、今年は初挑戦してみようと思ってるそうです。4月に種をまく予定

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うまく出来るかな? またご報告しますね💓

5.今日の料理

🥬最後はいつものように、お料理編です

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↑ 春菊のサラダ❗️ 春菊は生でも美味しい😍し、食感も柔らかくて食べやすい。カリカリベーコンと粒マスタードのゆずぽんドレッシング和え🎶

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↑  シャキシャキレタスは、自家製鶏肉ソーセージにニンジン麹ドレッシングをかけていただく💓

今日もごちそうさまでした🌈

おまけ

上のレタスのところで、キャベツハクサイ(アブラナ科)の仲間じゃなくて菊の仲間だよ、花を見れば一目瞭然❗というお話をしました。

ついでなので、キャベツとハクサイの花も見ておきますね  

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↑ キャベツの花🏵 あれー、菜の花じゃん😀

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↑ハクサイの花🏵 あれー、キャベツと一緒じゃん😀 ちなみに白菜を英語では、Chinese cabbage (中国キャベツ)というらしい

なるほど、これらは確かにアブラナ科、菜の花の仲間ですね❗

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