精神科のデイサービスって?
次の通院日に年金事務所でもらった障害年金の申請書類を持って行きました。
まぁ~こういった書類は先生の方が見慣れているので、すぐに受け取ってくれました。
国保の切り替えや年金の手続きの話、最近の心身の様子を問診で話しました。
そうこう話していると先生から、
「かぐらさん、当院では社会復帰の為のプログラムを行っていますが、よければ参加しませんか?当院ではリワークプログラムと呼んでいます。」
「リワークプログラム、なんですかそれは?」
先生から、リワークプログラムの概要を書いてある紙を渡されました。
簡単にまとめたらこんなこと書いてました。
リワークとは、return to workの略語で、気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施するプログラムです。復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。
で、二枚目に一日の流れが書いてありました。
朝九時に朝礼点呼があり、一時間に一回休憩~夕方四時終了。
紙を見て私の第一印象は、何か会社みたい…。でした。
「先生、何か会社みたいですね。受けている方多いんですか?」
「職場や社会復帰のプログラムですからね。沢山の方が受けていますよ。」
この頃の私は、人の多いワサワサした所が苦手(今でもあまり変わりませんが😰)だったので、あまり興味がわかず、
「先生、なんで私を人の多い所に押し込むんですか?申し訳ありませんがソッとしといてくれませんか?」
私は少し強めに言いました。
「そうですか…今はあまり関心がわかないようですね」
「はい、今は色々取り組みたいとか興味ありません。一人で静かに過ごしたいです」
私はキッパリと断りました。
先生からのリワークプログラム参加アプローチ一回目は迎撃しました。
これ以降、診察の度に先生からちょいちょいお誘いが何度となくやって来ます。
先生も粘ります。
私はこんなやり取りを約一年間続けました。
前職でのパワハラ、自殺未遂等の傷は深く、他人を信用、信頼することに極度に抵抗を感じていました。
この先生とのやり取り、後半は私と先生の言葉のやり取りが漫才みたいになってきてました(笑)。
少しずつですが、通院しながら知らず知らず先生に心を開いていっている自分がいました。