転機の予感…。
就労移行支援事業所の体験入所以来、「焦らずゆっくり考えて行動しよう」と考えて、毎日、ウォーキングとスイミングを併用して身体を動かす毎日を過ごしていました。
勿論、相変わらずのニート状態、障害年金を二ヶ月に一回少額もらうジリ貧生活は変わらずのままです。
しかし、精神的には「焦り」を受け入れた分少しだけ軽くなりました。
それだけでも世間への視野が少し広がった感じがしました。
ある日ウォーキングしていたら、スマホの電話着信音が鳴りました。
「あれ⁉️電話鳴っている。珍しい」
この頃は毎日一人で、対人交流がほぼなかったので電話着信はちょっと驚きでした。
取ってみると、以前働いていた特別支援学校の寄宿舎で働いていた時の先輩からでした。
「久しぶり。今、仕事何している。まだタクシー乗ってるの?」
「え、今は体調崩して休業中です」
「体調崩した?どしたん」
「まぁ~ちょっと色々ありまして…」
「そうなんか。よかったら近日会えないか?」
「あ、いいですよ」
「明日の昼間はどう?」
「あ~大丈夫です」
「じゃ、明日14:00位に職場に来てくれ」
「はい、わかりました」
多分こんなやり取りをしたと思います。
私は20代半ばから30代前半までの数年間、特別支援学校の寄宿舎で寄宿舎指導員の仕事をしてました。いわゆる常勤講師とか非常勤講師と呼ばれる仕事です。
役所だと常勤職員とか非常勤職員と同じ扱いですね。
その先輩とは、二年ほど同じ職場で働きました。特別仲がよかった訳ではありませんが、真面目で面倒見がよく私が転職した後も時々メールをくれたりしてお互い近況を話したりしていました。
「急にどうしたんだろう。何かあったのかなぁ~」
私は、「会って話がしたい」の内容が想像つかず、
「明日会ってみたらわかるやろ」
と軽い気持ちで翌日会うことにしました。