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アウトプットは、家でできる!

皆さまこんにちは。

学校改革を進めた学園長

広尾学園の学園長を務めている方が書かれた本を読みました。

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学園改革に取り組んだことがいくつか書かれていましたが、その中で「これは」と思ったのは「アウトプットの大切さ」です。

学校の授業というのは、とかく、教員の話を聞く「インプット」が大半を占めると思います。でも、それでは本当に身に付いたのかがあやしい。本当に覚えるためには、「アウトプット」、つまり、自分が発表(プレゼンテーション)することが大切だ、と言うことです。

私は記事を書く仕事をしています。主にインタビューの相手から聞いたことを記事に起こすわけですが、もう一度文章化すると、聞いているときには分かっていた「つもり」だったことが意外に理解できていないことに気づきます。なので、肉づけを施して文章をつくりあげるわけです。すると、自分自身にとってもより深い理解につながっていくのです。

「文章化」もアウトプットのひとつです。

また、その話をさらに、人に対してプレゼンすることもあります。人に話すときは、インタビューの言葉をそのまま丸ごと使うわけではなく、自分の語彙力もまじえることになります。そうして伝えていることが自分の理解を深めている、と自分でも感じます。

では大人は? ここで家庭の出番だ!

ただ、子どもにとって「アウトプット」の機会はなかなかありません。学校生活の大半を占める授業はひたすら「聞く」が主体です。

そこでこの学校では、プレゼンテーションの時間をなるべくつくろうと試みているそうです。たしかにこれは大切だと思います。

ただこれも、クラスの人数を考えれば不充分だと思います。そこで家庭の出番。できれば家庭のなかで子どもたちに話したり取り組んだりする時間を生み出してあげる。つまり、親が指示ばかりを出すのではないという環境にする必要があるように思います。

私も極力指示は出さないように努めています(つもりですので、実際は指示ばかり出しているのかもしれませんが)。

「起きなさい」ではなく「何時に家を出なければいけないの?」

「勉強しなさい」ではなく「宿題はないの?」であったり、勉強の楽しさを事あるたびに伝えてみたり。「勉強って楽しいよねえ」と、上すべりのような言い方であっても言っています。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。