『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』二宮敦人
"(ピアノの)練習しすぎで、肩を壊しちゃって…全力で弾けなくなっちゃったの"
🌹🌹🌹
〚要約〛
入試倍率は東大の3倍、卒業者は行方不明多数。謎に満ちた「芸能界の東大」に潜入した著者の探検記。
〚感想〛
まさにスポーツ選手並に、練習に命をかけるピアノ奏者。
かと思えば、家の中に雨を振らせて、それを被る人。
まさにカオス。
藝大に常識なんて存在しないと。
特に美校の人たちの自由さと、我が道を行く姿に、私ももっと変わり者でいいのかもと思わされた。
これからグラフィックデザインを勉強する上で、ヒントを得れたような気がする。良いタイミングで読めたなぁ。
藝大が、なぜ音楽大学と美術大学を統合したのかが、最初よくわからなかったが、本を読み終えてやっとわかった。
絵画は写真と、写真は映像と、映像は音楽と、循環的に繫がっている。
音楽と美術は関係性が深い。
ときには、音校のCDジャケットの絵を美校の人が描いたり、即興の演奏と一緒にライブペイントをしたり。藝大だからこそできることだなぁとしみじみ。
芸術において正解はない、いかにオリジナリティを発揮するか。才能だけでは入れない藝大の魅力を存分に感じることが出来た。
私も、いつか藝祭に参加してみたい。
#読書 #読書記録用 #本 #books #天才 #カオス #筋肉がないと脱落する試験あり #最後の秘境 #東京藝大 #天才たちのカオスな日常 #二宮敦人