曇り空とうつうつ。
曇り空のはからいか鬱がすごくアレなので、今日はとても調子がよくなく、そんな時は何をしても「もうだめだー」となる。
休めばいいのに、今日の何かを挽回したくて、何だか無意味にあがいてしまう。疲弊した頭と体で、こなせそうなタスクを無意識に探してしまったりする。
大人なので、ペース配分をうまくやりたい。どうしてもかつてDNAに刻まれた、水飲まないでうさぎ跳びする昭和の根性マインドが、こんなときにも邪魔をする。もう少しやれる!と。
いやいやむりむり、と今ココの自分が正気を保ち、なんとか休息する。休息するにも毎度葛藤をするので疲れるのだな、とため息が出たりする。
そんな私の横を、不機嫌を振りまきながら不安定な二男が通り過ぎる。
肩に力が入って何となく小さく緊迫し、息子が去るとため息とともに脱力する。
気が付くと、ため息ばかりついている。
天気の急変に心身の調子がついていかなくて、大気圏のもとで私は降参しながら皿を洗う。鍋をしまう。床の水しぶきをふく。
こんなときこそ、
まわりと自分を比べたりなんかしたらだめだ、と自分に思う。こんなときは劣等のメーターが針を振りまくるので、自意識を紛らわすように、淡々と過ごしたい。
しかしこの床を拭いている姿勢は、概念的に不遇の頃のシンデレラみたいな描写になるので、私の自意識は勝手にますます落ち込む。またさらに落ち込むポイントは、自分の身空はもちろんシンデレラではなく、いち中年のおばさんだという事実だったりする。
いつの間に私はアラフォーに。何も成長していない気がして、自分の年齢と内面の密度のアンバランスさに毎度新鮮に焦る。
まあいいか。
明日は明日のかぜがふく。
なんとかなる。
大丈夫。
ありったけの励ましを自分に送り、今日を何とか乗り切って、明日の自分にバトンをタッチ。
だめなときは、だめだー。
そんなこんな本日も曇り空にやられる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?