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「だけだから」
その言葉の裏にある、本心。
言葉には、良い影響、悪い影響、そのどちらも存在する。
そして、何気ない言葉が自分自身の中で決定打となって、こころが死ぬことだってある。
人として当たり前の感情を捨てなければならない、という決定打となった言葉。
それが、
「だけだから」
という言葉だった。
この時は、あることでの話をしている時に相手から放たれたものだった。
勿論、その時本題となっている話はしていた。
そのこと「だけだ」ということだって、分かっていた。
けれど、その時のわたしの態度が違うように見えていたのだろう。
そして、「だけだから」の言葉の裏には隠された思いがあるんだなということも透けて見えた。
「(略)だけだから(勘違いすんなよ、気持ち悪い。そんな感情、俺にはねぇんだよ。お前なんか眼中にもないし、人じゃないから。)」
そんなことも、分かっていた。
元々、態度や行動でも示していたわけだし。
気持ち悪いものを見せつけてきていたわけだし。
だったら、元々そこまで関わらなくても良かった立場だったはず。
わたしなんかに深入りしてこなければ良かった話。
結果、関わる羽目になったけれど、それでも中途半端に近付いて、分かったふりして暴走しなければこうはならなかった。
わたしの心だって、致命傷を追うレベルにはならなかった。
せっかく少しずつ再生していたこころを、ズタズタにする決定打となったんだ。
こころが死んだまま生きることが、どれだけ辛いことか。
そんなこと分からない人だから、その言葉を放てるんだろうな。
ある意味、今後人間として生きるなという事を教えてくれて感謝すべきなのだろうか…。
なんて惨めなんだろう。
誰だって、精神疾患になりうるのにね。