とことんついてない
嘲笑うわ、本当に。
わたしは、どうやらとことんついていないらしい。
いや、このご時世だから、いつ誰が罹ってもおかしくないのだから責めたくはない。
それでも、せっかく楽しみにしていたものが奪われてしまった…。
これって、あの時から数えて何度目の中止だろう?って思って辛くなった。
最初の中止を経験した時、どん底に落ちた。
その時は、途中で中止したツアーをわたし自身の一旦の区切りとして、自分の第二の人生への挑戦をすることを決めていた。
だから、中止が決まって…やり切れなかった自分に対して心が死んだ。
加えて、わたしが凝縮して行く予定にしていた期間だけを中止にして、千秋楽だけやって大団円!!みたいにした演者側に対して置いていかれたという気持ちになった。
わたしは、どこでも、不必要な存在であり存在すら否定されるのだと。
この時、新たな心の傷を負い、エンタメって何なんだろうな?と感じるようになった。…まぁ、わたしの場合は気持ち悪く拗れた物体なので他の理由もあるのだけれど。
これまで、わたしの生きる糧であったものが、一気に無意味なのだと感じた。
そして、重複するけれど、わたしのような気持ち悪い感情を持ったヲタクは不必要だと改めて現実を突き付けられた。
わたしは、一気に生きる意味を失った。
壊れたこころでも、何とか歯を食いしばってここまでやってきた。
こんなご時世でも、以前と変わらず迷惑行為をするヲタク共に憎悪を常に抱きながらも、わたしは全てに蓋をして前に進む為に頑張ってきた。
けれど、別件でも、わたしの存在を否定され非人間だと突きつけられることがあった。
その心の傷は、生きる意味を失い、それでも何とかしなければと行動していたわたしには充分すぎる決定打となり、当時以上に生きる意味を失った。
いつ死んだって、誰も悲しまない。
わたしという存在は、ちっぽけでどうでもいい腫れ物のクズだと。
壊れたこころを修復しながら、それでも新しいわたしを形成していって、また現場に行けばいいと思ってやってきた。
けれど、また失われた。
本当に、本当に、誰のせいでもない。
だから、苦しい。
あいつが、567が、本当に憎たらしい。
もう、どうでもいいや…。
プライベートでの幸せを感じることは、やっぱりわたしのような非人間認定の物体には許されないんだな。
結局、付け回した者勝ち、男に媚びたもの勝ちなんだなこの世の中って。
その両方をしたところで、わたしのようなクズは存在否定されるだけだけれどね。
わたしには、幸せになる権利がないんだな。