3年ぶりに声を出せた日
複雑だけれど、復活への大きな一歩。
ある日…と言っても、先日の話。
わたしは、久々にライブの現場に行った。
久々とはいえ、今年3月に行ってたんだった…。
けれど、ライブ好きかつ遠征好きで、それが人生の一部になっているわたしにとっては久々のことだ。
今回は、遠征ではなくわたしの地元に好きなアーティストが1年ぶりにツアーで回るということで行ってみた。
約1年前も、このアーティストのライブには参加して沢山泣いて笑顔になって、パワーを貰った。
約1年前に行ったタイミングでも、わたしのこころはズタズタで正直消えたいと強く思っていた。
周りからは、措置入院をするか長期間自宅待機をするかという話まで出ていた。
何てタイミングなんだろう、と思った。
今回も、こころが前回よりもズタズタになって死体蹴りしてる時にライブだなんて…。
こころから楽しめるのだろうかと、正直不安ではあった。
けれど、やっぱりライブは好きで、生の音を浴びて少しでも癒せれたら…と思った。
実際は、行ってみて本当に良かった。
歌詞が心に染みて、涙で視界がぼやけてしまう時がたくさんあった。
MCでは、とあるメンバーのMCコーナーになり地元では有名な百貨店の話や、街中をかなり散策した話、美味しいお店の話で地元民のわたしとしては本当に嬉しかった。
特に、某オムライス専門店の話をした時は、思わず大きな声が出てしまってメンバーから
と言われてしまい…やらかした!と思った。笑
けれど、地元民のようなリサーチ力というか…他のメンバーもリップサービスかもしれなくてもわたしの地元が好きだと毎度言ってくれることがとても嬉しい。
そして、今回のツアーから大きく変化したことがある。
それは、コロナに関するものが緩和されたことからだった。
1つめは、【マスクは個人の判断】で無理をせず楽しむ。
2つめは、【声出し解禁】。
わたしは、大事を取ってマスクはしたままではあったけれど声は出した。
ライブで声を出すなんて、3年ぶりのことだった。
正直、声が出るのかという不安はあった。
けれど、メンバーから
というようなことを言われて、自然と声が出た。
まだまだコロナが完全に収束したわけではないので、複雑な心境ではある。
けれど、声を出したくて我慢し続けていたところでやっと声を出して盛り上がることができる。
この時を、どれだけ待ちわびていたことか。
このタイミングで、わたしのこころに癒しと勇気を与えてくれるアーティストのライブで声を出してここでしか作れない空間を共に創ることができたことは感慨深いものがあった。
やっと声を出すことのできたこの日のライブは、わたしにとって忘れられないライブになった。
ライブで声を出すことが当たり前だった頃から、封殺され3年が経った。
長すぎた時を経て、声を出せた喜び。
ライブで声を出せることに感謝をしながら、わたしはまた、わたしの好きなアーティストや、こころの動いたアーティストのライブに足を運び「ありがとう」を伝えたい。