夏野菜を食べよう!~ナス #0023
暑い日が続きますね。
夏の「陽」の気がどんどん強くなり、「大暑」へ向かっています。
気温と湿度は高いままなので、前回お話した「脾胃を大切に!」は夏の養生にもつながります。
今日は、今からが旬!体の熱を冷ましてくれる「ナス」についてのお話です。
「ナス」について調べてみよう!
「ナス」
五味:甘
五性:涼
帰経:脾胃・大腸
中医学で「ナス」は、血を巡らせ、体にこもった熱を冷ましてくれます。
夏バテにもおすすめの食材です。
また、熱毒による吹き出物や打ち身にもよいと言われています。
「ナスのたたき」
高知の料理として紹介されていたので作ってみました。
「たたき」っていう名前が高知っぽくてよいですね。
①玉ねぎは薄切りにして、水にさらす。
②みょうが、紫蘇は千切り。生姜はみじん切り。ねぎは小口切り。
(お好みで、ニンニクや、焼いたアジをほぐして入れるのもオススメだそうです。)
③ナスは切れ目をいれ、多めの油で揚げ焼き。
④大皿に、さらし玉ねぎ→ナス→たっぷりの薬味を盛り付ける。
⑤ポン酢+めんつゆをかけて、いただきます。
(ポン酢とめんつゆの割合を変えると味変できます。柚子などの柑橘を絞っても!)
旬の夏野菜を取り入れることで、熱を冷ます。
一方、エアコンなどで思いのほか冷えた体は巡りが悪くなります。そこで、たっぷりの薬味を使って、体を温め発汗を促し、巡りもよくします。
玉ねぎも巡りをよくしますよ。
氷や激辛などは胃腸に負担をかけます。
旬の食べ物で、自分の体調に合わせて温・涼のバランスをとる。
揚げ焼きが胃腸に重ければ、蒸しナスでもいいと思います。
知ることで、アレンジの幅が広がり養生につながると嬉しいです。