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『睡眠を最優先する』ことで、人生は開けてくる
その人の『睡眠』に対する価値観がわかると
人間のタイプや精神性の深さまで
うかがい知れる時があると思うんです。
睡眠に関する
ちょっと気になる話をご紹介します。
日本人の睡眠時間の平均は
『6時間27分』だそうです。
これはOECDが発表した世界の平均睡眠時間より
55分も短いといいます。
世界最高峰の睡眠研究機関・スタンフォード大学睡眠研究所の西野精治さんによると
これ以外のいろんな調査を見ても、日本人は世界で1、2を争う睡眠時間の短い 国民と言えるそうです。
これを知って私は、ちょっとびっくりしてしまいました。
そしてなぜか、少し悲しいような、痛ましいような気持ちになりました。
つまり、「今の」日本人は睡眠という行為を
とても低く評価している
あるいは
低く評価するように仕向けられている
ということが言えるかもしれません。
「今の」と書いたのは、実は、1960年代は大人も子供も睡眠時間は今より1時間くらい長かったらしいのです。
それが、この50年くらいの間に、寝る時間が遅くなり、起きる時間も少し遅くなっているのですが、それに追いついていないんです。
夜型の生活になってしまっているんですね。
長い時間をかけて、徐々に、
本来もっている自然な人生のリズムが変調してしまい
眠りをおろそかにするようになった。
日本人のこころの状態が、”歪み”として睡眠に表れているような気がしなくもありません。
長い間ずっと、私も寝る時間が夜中の1時、2時を過ぎることは珍しくなかったです。
ところが
今は、とにかく早めに布団に入るようにし、就寝時間が午前0時を超えることはとても少なくなりました。
睡眠の量にもこだわるようになり、睡眠時間は7時間以上とるために工夫をしています。
睡眠の質に対しても、遮光カーテンを取り入れ、自分に合った耳栓選び。より深い眠りのためにアロマディフューザーを使うようになりました。
自分の中で眠りの優先順位が一気に上がったんです。
きっかけは
メンターである 松田豊さん
そして、メンターの師匠である ひまわりさん の教えを受け
寝ることがどれほど人間の魂にとって重要であるか。
その事実を知ったからです。
*
『寝ること』と正面から向き合いました
メンターは、眠ることの大切さを
何度も、何度も、繰り返し、強調されます。
このような感じです。
「とにかく肩の力を抜いてリラックスすることが大切です」
「緊張状態から生まれる現実は、さらにあなたを緊張させる現実になります」
「寝る間を惜しんで働くのではなくて、とにかくよく寝たほうがいい」
「大量の作業をするのではなくて、大量の居眠りをしてください」
はじめは、このように伝えていただいても
「大量の居眠りなんて、私のことをからかっているのだろうか?」
という感じで、逆に警戒してしまいました。
それでも、メンターがあまりにも真剣に何度も繰り返されるので
徐々に大切なこととして、受け入れるようになったんです。
まずは、とにかく睡眠時間をしっかり確保すると決めました。
午前0時までに寝るために、それまで遅く取りがちだった晩ごはんを前倒しにして . . .
こんな感じで生活のリズムを変えていくんです。
でもこれが難航しました。
いつもより1,2時間早めに寝ようとするのですが
これがうまくいかず、全然、寝付けないんです。
実は、これには理由があって
先ほどの西野さんによれば、普段寝ている時間の2時間前くらいが一番寝付きにくい時間帯らしく、睡眠研究の分野では『睡眠禁止ゾーン』と呼ばれているそうです。
この対処法として紹介されていたのが
「寝る時間はいつも通りにして、起きる時間を早め、眠くても我慢してその日を過ごし、早めに眠くなったときに寝る」
これです。
私の場合、時間はかかりましたが、この方法で徐々に寝る時間を早めることができました。
次に、睡眠の質にもこだわることにしました。
私は布団を敷いて寝ているのですが
これを機に、敷布団、掛布団、枕など、寝具をすべて新調しました。
ニトリで気に入った寝具を複数購入し、一番体に合うものだけを選んで、あとはオークションで売却しました。
私の場合、一番、睡眠の質を改善してくれたことは
ひまわりさんが教えてくださった方法です。
それは
「寝室にあるものをできるだけ捨て、広くなった空間で寝る」
というものです。
なぜだかわかりませんが、本当に気持ちよ~く寝られるようになったんです。
非常にありがたい教えに、いくら感謝してもしきれません。
*
寝ることで体験したふしぎな出来事
寝ることを優先しはじめたことで
すぐに体の調子が良いことに気付きました。
明らかに、精神的にも何かに取り組みたいという気持ちが充実しています。
そして
確保できた睡眠時間と翌日のクオリティーの関係に意識を向けるようになり
自分にとって理想の睡眠時間が7時間半くらいであることが明らかになりました。
これくらい寝ることができた日は
頭の中がスッキリとしていて、良いアイデアが思いつくことも多いんです。
「自分は十分な睡眠をとることで力を出せるタイプ」
であることを心底、痛感しました。
いろんなことを気にせず、ゆっくり寝ることを続けた結果
ある不思議な体験をするようになりました。
うまく言い表すことが難しいのですが
人生のリズムが正しく修正された感覚があるんです。
私自身と、私を取り巻くいろいろな物事のタイミングが、うまく合うようになり、同調しはじめたかのような出来事を体験するようになりました。
例えば
・仕事の依頼をいただいたとき、ちょうどその準備が整っていた。
・人と出会ったとき、滞ることなく、一緒に物事を進めていきやすい状況下にある。
こんなことが増えているように思います。
何が原因なのか思案していたのですが
私としては、どうも『引き寄せの法則』が関係している気がしています。
なにがどう関係しているのかまでは、わからないのですが
睡眠を大切に扱うと、良い形で引き寄せの法則の恩恵を受けられるのかもしれないです。
*
人間は、人生の1/3を眠って過ごすと言われます。
その時間を、経済的価値を生み出さない無駄な時間かのように扱う人は、私の周りにもいらっしゃいます。
特に若手経営者の中に多いように感じるのですが
ほとんど無意識のうちに
「昨日飲んでいて、お店から直接会場に来たんで、徹夜なんです」
こんな感じで
聞いてもいないのに、自分が睡眠をとっていないことを伝達してくるのです。
たまに顔面蒼白になり、そのまま気を失われる方もいます。
迷惑も掛かりますし、大人としてあまり褒められた話ではないと思います。
メンターは、こういう行いを「寝てないアピール」と形容され、競争意識の洗脳により誘発されたもので、影響されないよう注意を払うべきだと仰います。
私は、睡眠を大切にし始めてから、人生が良くなっていることを静かに実感しています。
このまま眠りを十分にとり続け、リラックス状態で日常を過ごしていこうと考えています。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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