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エッセイヤマダ

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空をみる 風を感じる 仕事に行く 夕日をみる 雨が降る おこられる 悲しい出来事がある 花が咲く 美味しいものを食べる 人と出会う 人と別れる 旅立ちの日 旅にでる 夢をみる 汗…
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#日記

メダカ

メダカ

小学生以来だ。
今日からメダカを飼っている。

なんだか癒される。
メダカの泳いでいる姿を見ているだけで。

2年前に彼はドライバーとして会社に入社した。
綺麗好きで専用となる担当ダンプ車は座席を取り除いて掃除するほどだった。
ダンプ車の仕事終わりの手仕舞いは必ずダンプ車周りを二周して確認後かえってくる。
なぜ二周なのかは分からない。
彼の仕事はじめ、仕事終わりの点呼をとるのが僕の役目だ。
彼は給

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雨の飛行船

雨の飛行船

雨の日が好きだ。

雨の日は何故か落ち着く。
雨が自分を取り囲み、覆い、雨で守られている気がする。静かで清くどこか悲しげで懐かしい。

音楽が過去の思い出を甦らすように
雨の日も過去を思い出させる。
雨の日の思い出。
土砂降りの中の部活動。雨に濡れ寒かったけど風邪は引かなかった。それも若さか。水溜まりを避けることなく自転車のタイヤが漕いでいく。飛び跳ねた水飛沫は学生ズボンを濡らす。それでも気にはし

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130年も前から今に至る建物を訪ねて

130年も前から今に至る建物を訪ねて

gallery田中。
ほんとは〝田中〝の向かいにある饅頭屋さんに用があった。
GWの2日目。
子供の野球試合後の帰り道についでに寄った饅頭屋さんのお向かいに偶然見つけた手作りの看板〝gallery田中〝。
南部町にある「殿様饅頭屋」で饅頭2個と鷄と煮干しだしのとろろそばを食べて帰りぎわにお店の人と雑談を交わしていたら「お向かいも今日丁度展示会中ですよ」との事。
入り口脇の綺麗な桜に目を向けるとそれ

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まな板が繋ぐ者達

まな板が繋ぐ者達

田舎町に住んでいても気付かない場所がある。
町外れの建具屋さん。
Lauraラウラ。
歴史を感じる木造の建物で50年以上は経過している。その建具屋をお洒落にリノベーションし建具屋兼雑貨屋、兼何でも屋にしたのはこの店主Mさんである。
根っから建具屋の親父さんの後を継いだことになる。
元サラリーマンだ。

誰でも人生一仕事って訳じゃない。
この店主もサラリーマン時代に忙し過ぎて健康を患った経歴を持つ。

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この街の空気
この時間の空気
なぜ懐かしく感じるのか
それは巡り巡ってきた空気

そう地球は丸あるい。
いつか帰ってくるのだ。
それを再会と言う?
久し振りと言う?
知らんぷりと言う?
でもしっかり覚えているよ。

あの頃の自分を思い出す。
だから”おかえり”と言おう。