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おじちゃんを校長先生に推薦する理由。

こんばんは、にこみライオンです!
今回は、番外編。私のおじちゃんについてのお話しです。
ある公立小学校の教頭先生の役職についており、周りからは「校長先生になってくれ」という推薦の声を多々もらっているにも関わらず、それを拒み続けています。その理由は色々あるのでしょうか、責任を背負うことへの覚悟が出来ない様子です。しかし、おじちゃんには校長先生になってほしい。その理由を記事にしました。それでは、本編です。


おじちゃんが、校長先生に昇格した方がよい理由。
ふと、思い出した。
私が小学校4年生だったころの話。
親の都合で、転入したてだった私の、初めての友達。
佐藤開(さとう ひらく)

彼は、父子家庭。
私と同じ団地住まい。
彼の家は、いつも散らかっていた。
タバコの匂いと、畳まれていない服たちの散乱が印象的だった。

そんな開が、おじちゃんと初めて出会った日のことを、私は覚えていない。
しかし、開がおじちゃんに
「ドアが開くで〜す!」
と面白おかしく紹介したのを覚えている。

いつだったか、開は私に
「おれは、ドアが開なんだよ。父さんが、そう言っていた。」
と、ボソッと呟いたのも覚えてる。

ある日、僕がおじちゃんに開の話をすると
「ちがうよ。開くんの名前は、『心を開く』という意味なんだよ。」
と言った。

あのとき、私には意味が分からなかった。
でも、別の日に開にそう伝えると、彼は、いつもの陽気な雰囲気から一点、急に言葉を失い、何かを考えるような表情を見せた。
悲しそうな感じではなく、何か見つけたような、そんな目をしていた。

いま思い返せば、開は周りを笑わせる天才だった。
年齢とわず、初対面の人に自分から挨拶し、仲良くするのが上手だった。
確かに、彼は、人の心を開く才能を発揮していた。

いま、開がどこで何をしているのか、私は分からない。
でも、当時悩んでいた開に、一筋の光を与えた優しい視線に、おじちゃんが教育者である所以を感じた。

だから、私は、おじちゃんに権力を持ってほしいと思った。
権力をもって、おじちゃんの精神を、小学校教職員の皆さんに、浸透させてほしいと、思った。
幼少期は、人生の土台がつくられるとき。
トラウマは消えないし、喜びも消えない。
小学校の時代に関わる人達が、のちの人生を形づくっていく。

権力には責任が伴う。

だから、これからの時代を支える子ども達のために、責任を背負ってほしい。

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