24M Vol.7 "東東京で働く人、住む人でつくるWEBメディア"
=ABOUT 24M=
"24M”について
『24M』は ” 東東京で働く人、住む人でつくるWEBメディア” として誕生しました。
記事の内容は、書く人が日々感じていること、興味のあるものを本人の主観で紹介するというものになっています。
私たちの『24M』が綴る東東京をぜひご覧ください。
=FASHION note=
24Mでは、” 粋な人 ” をテーマに、東東京のおすすめのお店と素敵な人をご紹介いたします。
今回は、文京区湯島にある北欧のヴィンテージの洋服が揃うお店 「Sirturday」のオーナーの今井さんをご紹介いたします。
モデルには、「Sirturday」さんの隣町にあるギャラリー「PARK GALLERY」のあかねさんに登場いただきました。
北欧のかわいい洋服を着こなすあかねさんのスナップ写真と「Sirturday」のオーナーの今井さんのインタビューを是非ご覧ください。
-Fashion snap-
-style 1 -
個人的に大好きなフィンランドを代表するブランド、VUOKKO(マリメッコの初期デザイナー)のワンピースをメインに。クールな雰囲気の中に女性らしさも。
形が綺麗で一枚で様になるので、J.M Westonのプレーンな靴に合わせシンプルなアイテムでまとめました。
-style 2 -
こちらは北欧フィンランドのワークジャケットとスウェーデンミリタリーのパンツのマニッシュな合わせ。(パンツは、style-3を参照)
-style 3 -
style-2の羽織違い。 羽織を変えるだけでだいぶ違った印象になるかと。
中の色味はアースカラーで統一しているので合わせやすいと思います。
黒のジャケットだとカッコよく、白の羽織だと少し柔らかい印象に。
-style 4-
こちらは北欧の少年をイメージ。
マリメッコの定番アイテム、ヨカポイカシャツをメインにスタイリング。
中にはアアルト大学のTシャツにドイツのオーバーオールを合わせ、ムーミンのキャラクター、スニフのキャップを。
-style 5-
こちらはモデルになって頂いたあかねさんがこちらのパンツを気にかけて頂いたので、それを基に。
他のスタイリングより少し普段着なリラックスしたイメージ。
パンツはマリメッコの70sヴィンテージ。
Tシャツはフィンランドで見つけた物。
MODEL : いのうえあかね (PARK GALLERY)
STYLING & TEXT : 今井 悟(Sirturday)
PHOTO:小林 浩平 (にっしんカメラ)
=INTERVIEW=
”Sirturday”の今井さん インタビュー
今回は、文京区湯島にある北欧のヴィンテージの洋服が揃うお店 「Sirturday」のオーナーの今井さんを取材いたしました。
今井さんがファッションに興味を持った理由や洋服屋さんを始めたきっかけなど、普段では伺うことができないお話をインタビューいたしました。
皆様、ぜひご覧ください。
→ インタビュー記事はこちらをご覧ください。
=ENJOY SOCKS=
「くつ下を嗜む」
毎日身につけているものなのに
服や靴ほど意識を傾ける人が多くない「くつ下」
でも思い出してほしい。
かっこいいと思っていた人がお座敷に上がった時
親指に今にも穴があきそうなくつ下を履いていて
なんだかがっかりしたり、
ピシッと決まった人がお茶目なくつ下を履いていて
キュンとした経験はないだろうか。
ひょんなことで見えたくつ下の印象は
良くも悪くも思いのほか強く
たかがくつ下、されどくつ下なのだ。
となれば「何でもいいや」で選ぶのは勿体無い。
少しだけこだわってみてはいかがだろうか。
まずは難しく考えずこの色が好き、この柄が好きこの丈が好き、この感触が好き直感の好きを取り入れることから始めてみよう。
それから今日はテストだからラッキーカラーを入れてみよう、とか
美術館に行くからちょっと個性的にしてみよう、とか
おしゃれなカフェに行くからクラシカルにしてみよう、と
その日を盛り上げる演出をしてみるのもいいかもしれない。
くつ下なら服で取り入れるには難しい色や柄にも冒険しやすいから思いっきり遊んでみるのも面白い。
そうやって少し興味を持てば
足元の数センチの小さな世界も広がっていく。
何より好きなものを身につけると
それだけで気分が上がるものだ。
暑さが落ち着いておしゃれが楽しくなるこれから
お気に入りを身につけて1日をご機嫌に過ごしてみては。
足元くらい好きにやろうよ。 (文 小川 由紀子)
=GOOD MEALS=
“ 塩川シェフ、 僕に美味しいお店を教えてくれませんか? ”
=Bistro Campagne=
こんにちは、Freeportの藤島です。
上野で働いていると素敵な出会いが度々ありますが、そんな出会いの中でも蔵前の「Bistro Campagne」オーナーシェフである塩川さんとの出会いは私の上野ライフをより豊かにしてくれました。
塩川さんは、蔵前中学出身の下町っ子で、青春を上野で過ごし、洋服やレコードを宝探しのようにお店を巡っては、喫茶店で集まった仲間達と戦利品を見せ合うなんて時間が特別だったと嬉しそうに話してくれます。
そんな塩川さんがオーナーシェフを務める「Bistro Campagne」はフランスの家庭料理や地方料理とシェフが選んだワインが楽しめるアットホームなお店。
地元に愛され30年、食事とおしゃべりを楽しまれている女性グループもいれば、特別な日のディナーなのか、おしゃれをしたカップルもいたり、多くの方に愛されています。 「Bistro Campagne」は、様々なニーズをもったお客に温かく応える塩川さんのお人柄とセンスが溢れる場所です。
人気のメニューは「お惣菜の盛り合わせ」こちらは所狭しと盛り付けされた様々なお料理を一度に楽しめる贅沢なワンプレートメニュー。
そして絶対に食べて欲しいのが”オニオングラタンスープ”
こちらは玉ねぎの甘みとチーズの香りがたまりません。
もちろんワインを片手に家庭的なフランス料理をお楽しみ頂きたい。
そして、今回、そんな素晴らしいお店のオーナーシェフであり、上野に通い続ける大先輩のいきつけの美味しい食事処を教えてもらいました。
以下に紹介しますので、ぜひご覧ください。
=VENU’S=
まず、塩川シェフに教えて頂いたのは、御徒町 の南インド料理店「VENU’S」 さん
塩川シェフがこちらに通うキッカケになったのはご友人である押上の「スパイスカフェ 伊藤さん」のご紹介だとか。(こちらも大人気店です)
南インド料理 「VENU’S」さんはオーナーシェフのヴェヌさんが南インド料理界のレジェンドと言われています。
インドチェンナイ、タミルナドゥご出身で東銀座で営業されていたダルマサーガラにてチーフシャフを勤められていたお方。
南インド料理の特徴はベジタリアンが多い地域の為、 野菜や豆を使った料理が多く主食も米飯や米と豆で作った生地を堅焼きクレープのように焼いた”ドーサ”という食べ物が親しまれています。
塩川シェフは、野菜が多く食べられて、インドの炊き込みご飯と呼ばれる 「ビリヤニ」 も米文化である南インド料理なら間違いなし。そこにスパイスの表現方法をこんなにも幅広く楽しめて、感動までくれるお店はここだけと太鼓判。
=翁庵=
塩川シェフにもう一つ教えて頂いたのは、台東区の老舗お蕎麦屋さんの 翁庵さん。
1899年(明治32年)創業と120年近い歴史を持つお店です。
建物自体も1927年(昭和2年)建築。 塩川シェフいわく、「昔は居酒屋なんてものはなくて、みんなお蕎麦屋さんで日本酒をキュッと飲んで最後にお蕎麦を食べて帰っていたらしいけど、この翁庵はまさにその時代にタイムスリップさせてくれるような粋を感じられる特別な場所だよ」と。
続けて「最近ではランチとディナーでお店の内容を変えたり、おつまみのメニューを増やしているお蕎麦屋さんもあるけど、翁庵は一日中同じメニューで同じ空気、お蕎麦だけの人もいれば昼間っからお酒を飲んでる人もいる、そんなお蕎麦屋さんに僕は惹かれるんだよ」と、なんともロマンチックなお話。
職人気質なシェフらしいプロの感覚も含めて、ある意味パワースポットとしても翁庵のお蕎麦を楽しみにされていることが伝わってきました。
塩川シェフのお店 Bistro Campagneさんをはじめ、VENU’Sさん、翁庵さんなど、上野界隈には美味しいお店がは多くありますので、ぜひこちら上野方面にお越しの際は、下町グルメを楽しんでください。
塩川シェフ、この度はありがとうございました!! (文 : 藤島 貴志)
= NEXT GENERATION =
『第3回 彫刻専攻 関楓矢』
【 ◎彫刻の魅力と彫刻観 】
小前 「第3回目は 藝大の彫刻科専攻で、僕の大切な友人の関楓矢(せきふうや)くんにインタビューをしていこうと思います。 今、ふうやくんは芸大の彫刻科3年生で、つい最近も個展をされてて、今回インタビューをさせてもらえないですか?って聞いたところ快く引き受けてくれました。 色々聞けていけたらなと思ってます。 よろしくお願いします!」
小前 「最初はまず、芸大の彫刻を目指したきっかけのところなんだけど、色々ジャンルがあるやん。 例えば絵を描いたり、デザインしたりみたいなところで、なんで彫刻、立体的なものを作ろうと思ったのかとか、 教えていただけたらなと思います。」
関 「うん。 藝大の彫刻を目指したきっかけは美術系の高校に通ってて、そこで彫刻をやり始めたんですけど、なんかね立体彫刻って、目の前に作った作品が存在するじゃないですか。 要は、なんだろうな、絵画とか写真とかって、画面の中の空間を作っていくような感じ。」
関 「それに対して彫刻は、自分の妄想と共存できるような感じが、すごく俺は良くて、彫刻やり出したんだ。 そのまま大学でもやりたいなって思ったタイミングで、芸大で学ぶことで、自分の中の 彫刻観みたいなものが、より強く名文化できるような気がして。」
=STAFF=
Editor in Chief
荒岡 敬(RUTTEN_)
Designer
白石水遼
Model
いのうえあかね(PARK GALLERY)
Editors
小川 由紀子(chopit)
藤島 貴志 (FREEPORT)
小林 浩平(にっしんカメラ)
小前光