本当にドツボにはまるを体験した人の話
めっちゃツボった、という意味では無かった。いや、ある意味ツボった話なのだが。
今日、「ドツボにはまる」という表現の意味、というか元の単語の意味を知った。考えたこともなかったが、まさか本当に体験した人がいるとは。
比喩表現ではなく本当にドツボにはまった経験のある方は以外といるのかもしれない。語釈にもある通り、ドツボとは「土壺」、すなわち「肥溜め」のことである。
ドツボにはまるとは、肥溜めにはまるということである。そして、今日話を聞いた方は80代のおじいちゃんである。そのおじいちゃんがまだ若かりし頃(おそらく小学生時代)に、ドツボにはまった(というか落ちた)経験があるらしい。
その頃道路は舗装なんてされていなかったし、土壺(壺なんてなくて、掘ってあるだけの肥溜め)に溜められた糞は太陽の力で変色し、地面と見分けがつかなくなっていたそうだ。
そんなわけで在りし日の少年は大地を駆け抜けている途中、突如としてドツボにはまることになったのである。腰まで糞まみれになったらしい。
今となっては笑い話だが、改めてすごい時代というか、衛生的にその後大丈夫だったのか、など色々気になるところがあるが、それはまたどこかで聞くことにしよう。
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今の私は出会ってきた全てのヒト・モノ・コトによって形成されていると思います。これまでにいただいま縁や恩を他の形に昇華して、次世代の人にまで届けられるように、引き続き頑張ります。