恋の残り香vol.7 : 泣きそうな夜は未だに貴方に会いたくなる
泣きそうな夜
貴方に会いたくなって
目が醒める
貴方の目の前でなら
泣きたいと思えた
貴方なら
きっと力を込めて抱きしめてくれると
信じていられた
誰よりも信頼していたから
だから貴方がいなくなった世界での
泣き方がもう
分からないんだ
貴方だけは
絶対に私の味方だって
貴方だけは
絶対に受け止めてくれるって
未だに信じてしまうのは
どうしたらいいのだろう
貴方の前でなら
泣いてもいいと思えた
今だって
私は貴方の前で泣きたいんだ
頑張ったねって抱きしめてほしいんだ
貴方の体温が
今でも痛いほど恋しいんだ
ねぇ
私、頑張ったかな?
私、偉いかな?
褒めてくれるのは
いつだって貴方がいい
慰めてほしいのは
どんなときも貴方だけなんだ
一番信頼できて
一番寄り添ってくれた
誰の前でも
絶対に泣きたくなかった私にとって
貴方は唯一の拠り所だった
だから私
戻りたいなんて思わないのに
ケジメがつけられないんだ
弱い私を待ってくれる
貴方の優しさに甘えてるんだ
だって
貴方がいない世界の生き方が
私にはもう
分からないから
何も分からない
本当に泣きそうな夜
誰が抱きしめてくれるのか
頭を撫でて
頑張ったねって言ってくれるのが
誰なのか
私にとっての貴方は唯一だったのに
本当に泣きそうな夜が来たときに
どうすればいいのか
途方に暮れてしまって
そんな日がもし来たら
そのときには
やっぱり貴方に会いたくて
私は未だに
終わらせることができずにいる