寂しさを言葉にする
お盆休みの頃にEテレで
『わたしの日々が、言葉になるまで』
という特別番組を放送していました。
(書こう、書こうと思っているうちにひと月以上経ってしまいました。)
『言葉にできない、そんな夜』の続編のようです。
私は前身の番組を見たことがなくてよくわからないのですが、「言葉」を深掘りするならおもしろそうと思って。
この気持ち、言葉でどう表現したらいいの?を掘り下げてトークする中で、自分でも考えてみたいなと思ったのが
「寂しさを言葉にする」です。
どんなときに寂しさを感じるか?
俳優の千葉雄大さんの答えに、なんかこの感じ、わかるなって納得しました。
ポツンと残された空のカップを見たときに、誰も片付けてくれる人いないんだなって実感するのだろうなと思います。
日常の何気ない場面を拾ってくれて、身近に感じられました。
日常のふとした場面で感じる寂しさといえば、スーパーで買い物しているときかも。
スーパーの見切り品売り場は欠かさずチェックする場所です。
桃が食べたくて、割引品なら買えそうかなと思っても、2個パック3個パックになっているとあきらめてしまいます。
大容量の物を見ると家族みんなで食べる場面を想像するのだけど、私には分け合う人がいないなって寂しく感じることがあります。
番組では、茨木のり子さんの詩も紹介されていました。
〇〇に入る言葉はなんでしょう?
寂しい?
孤独?
答えは「賑やか」でした。
意外だけど、すごく共感できる気もするのです。
最後の段落が特にグッときます。
「ひとりで寂しくないの?」って直接聞かれて
私は寂しそうに見えてるのかと傷つくこともあります。
でも、「一人でいるとき 一番賑やかな」を共有できる人もどこかにいるのだなと勇気をもらえました。
寂しさを言葉にしてみたところで、
正解があるわけでもなく、直接的に寂しさを解決できるわけでもないけど。
番組を見ながら「言葉」や「文章」の世界がすごく好きだなと思いました。
上手く書けなくても、これを言葉にしたい、書きたいって感覚を大事にしたいです。
また次の記事でお会いできますように♪
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