猫のダヤン40th+千葉工業大学キャンパス
週末に家族と、WACHIFIELDの展覧会で郵政博物館へ行ってきた。
行くことを決めた後、他に何か楽しそうな場所を探すと… 同じ東京ソラマチに、千葉工業大学の未来技術体験アトラクションゾーンがあった。そちらも楽しみしていた。
上の写真は、郵政博物館のすぐ下階にある、キャンパスそばのドームガーデンでの写真。千葉工業大学による子ども向けのワークショップには、少なくとも2回は参加したことがある。面白いことをしている大学のイメージ。
WACHIは昔から私も好きだが、夫の方がお気に入りではないのか。
河口湖木ノ花美術館には、昔は何度か行った。小さなテーマパークのような、建築の外観も含めてWACHIの世界観が出ている場所。
今は、リアルにグッズが売られているショップが少ない。レトロブームでも、年下の世代は知らないキャラのような… 以前は雑貨屋さんで取り扱われていたり、もっと身近だった。
コアなファン層は、おばちゃんな私より、もっと上の世代ではないかと思っている。私が若かった頃は、おばちゃんに人気だった。展覧会に行っても河口湖に行っても、同世代をほぼ見かけなかった。周りを見回す度に、「世代が上だねー」と思っていた。
今回の展覧会で見かけたのは、ベビちゃんや未就学児と一緒のママ。時代が変わっても、やはり同世代ではなさそうだった。
グッズを扱うリアル店舗を普段は見かけない。
が、それでも、電話台に置いている家族共用のカレンダーは、毎年WACHIのもの。
月ごとのタブで、どの月でもさっと開く形状は、アナログに書き込むにはとても楽。紙の強度もあり、湿度の高いうちでも、慌てて雑な扱いになっても問題なく使える。
そんな使い勝手の良さに長く慣れてしまうと、変更先がないという事情も今は大きい。
いつどこで購入したものだか、夫と私でペアマグにしているものもある。東京駅構内で、3種類で売られていたうちの2つだったような。
普段から使っている小さめのマグで、夫はダブルエスプレッソ、私はシングルとミルクでちょうど良いサイズ。昨日も使った。
夫のは、いつだったか少し底が欠けたが、夫が修復して今でも使っている。修復の痕が目立つようになったが、割れたりはしていない。
ジグソーパズルも、私が気に入った絵のものは、昔、たくさん買って作った。今は飾っていない。退色の激しいものは廃棄したように思うが、糊付けした状態で今でも保管はしている。
昨日、保管しているジグソーパズルを眺めてみた。今の公式オンラインショップのトップ画面で、背景画像に使われている絵柄は、フレームに入れたままだった。たくさん飾ったらしく、色あせている感じはあった。
絵本はないが、小説は家にある。
洗面所のガラス棚には、すごろくのコマも。
私は昔から「目つきの悪いダヤンが好き」。河口湖のミュージアムには、来館者が自由に記入できるノートがあった。そこに誰かが書いた言葉だったが、私も「うんうん。そーだよねー」と同意した。
ベイビーダヤンも、かわいいとは思う。が、目を大きくするとか、そういう方向の見た目に昔から興味ない私には、あまり響かないらしい。
今年のカレンダーは、私の好きな辺りの絵が多い。ベイビーダヤンは、ダヤンの誕生月の7月だけだったような。
ダヤンも他のキャラも、長年、描かれているうちに変化したり、別な雰囲気の絵ができたりしているので、何を気に入るかは人それぞれだろう。あとは、絵本など、どのストーリーを知っているかで、気になるところが違うと思う。
クリエイターノート的な展示にあった、シンプルにペンで描かれたダヤンも良かった。うちのマグの柄にも似た雰囲気。
行ったのは、誕生40周年企画展 「猫のダヤン40th タシルの街へようこそ!」。アーティスト・池田あきこさんの、好奇心に任せた描き方・作られ方をしてきた軌跡を感じる展示だった。昨年、行ったというメキシコの絵も良い雰囲気だった。
写真はもう少し撮ったが、会期中なので出さない。上に出した2枚は、今回・過去の展覧会情報など、ネット上でも見つかるだろう。
会場では、ビターチョコのパッケージのダヤン、小魚を挟んだサンドイッチを持っているダヤンなど、気に入って撮ってきた。ドアをノックし、返ってくる声を楽しんだりもした。大きな会場ではないのだが、楽しく過ごした。
郵政博物館の常設展エリアも楽しんだ。
古い道具やポスト、レトロな自動仕訳の動画、海外・国内の大量の切手、デジタルに分類された切手、エアな腕の動きで操作できる郵便配達バイクのゲームなど、いろいろな展示があった。
1フロア下にある、千葉工業大学の東京スカイツリータウンキャンパス。
のんびりたくさん楽しませていただいたが、どうやら写真がない。撮影不可という表示はシアターくらいだったと思うのだが… 写真よりも遊びまくってきたらしい。
300インチ3D宇宙シアターで「宇宙138億年の旅 地球そして生命」を観た。「私たちはどこから来たのだろう。」という壁面グラフィックもあったり。
数年前から似た言葉を展覧会でも見かける。2022年の科博「WHO ARE WE - 私たちは 誰なのか。」展に行ったりもした。科博では2023年、「海 - 生命のみなもと」展にも行った。
「海」展と言っても、展示コーナーの初めは、小惑星からサンプルリターンした「はやぶさ2」の内容だった。「生命のみなもと」という言葉が合う成果。
キャンパスには、「はやぶさ2」の実物大模型もあった。
地球環境の明らかな変化を体感する近年。ヒトについても地球についても、そもそもそれは何?というのは、気分的にも気になるところ。科学的にいろいろと判明してきている。「海」展の内容とも重なる部分はあったが、わかりやすく感じられるシアター・展示は良かった。
今の地球や月がどのようにできたのか。
なぜ恐竜は絶滅したのか。
地球上の生物の起源とは。
私が学生の頃には諸説あり不確定な内容だったことや、もっと新しい内容も、わかりやすく3D動画で映像化されていた。
子どもが、最新の情報を反映した展示を楽しめたのは、良かったと思う。
隕石で作られた日本刀「天鉄刀」も見た。隣に隕石も展示されていて、ヒトと鉄の関わりを感じた展示。
「打ちあげ花火をデザインする」も楽しんだ。たくさんのスマイルマークをフィナーレに上げてみた。子どもも夫も笑っていたので、成功なのだろう。
ある程度の打ち上げ内容はセットされているが、いろいろな花火を簡単に追加・変更できるプログラミング。時間制限はあるが、直感的に動かせる画面なので、どんどん触って作っていった。
アニメを知らなくても、何だかカッコイイ空間も。実物大マクロスF「バルキリー VF-25F」。航空機・人型・中間形態の3つに変わるロボットの中間形態「ガウォーク」らしい。
…さっぱりわからないのだが、カッコイイ演出の展示空間だった。
福島第一原発で活躍したロボットもあった。
自律してサッカーする小さな人型ロボットも。
ロボットの展示もたくさん楽しんだので、深海の動画に出てきたクモヒトデまでロボットに見えてしまった。滑らかで良い感じの関節の動きをしていた。
位置を変えても指示に対応するセンサーも面白かった。ディスプレイを兼ねた台上にある、複数の指示に対応するキーになる穴の開いた紙。その位置を動かしても指示に反応し、いろいろな画面を切り替え表示していた。
ハナノナという、多数の花の見た目を学習したAIが、いろいろな花を認識して分類してくれる技術も見られたり。アプリは今日インストールしてみた。家では観葉植物しかないが、どこかで花を見かけたら使ってみよう。
自分で体験はしなかったが、CYBER WHEEL Xという、車いすVRレースも楽しそうだった。デザインもカッコイイ方向。
いろいろな先端技術を体感できる場所だった。デザインなど完成度の良さは、コラボによる効果も大きいのだろう。
ただ、「南鳥島の光」は、よくわからずにボーっと眺めてしまった。
国産レアアースで作った白色LED照明だったのだが、素人的にはどこがレアアースなのかよくわからなかった。ガラスシェードで見えないLED部分だったらしい。
レアアースなのだから、精密機器部分に使われる材料という知識くらいはあったが、すっかり忘れたまま眺めてしまった。
”千葉工大東京スカイツリータウンキャンパスで「南鳥島の光」展示中”というタイトルの、次世代海洋資源研究センターORCeNGのページを読んで、ようやく納得。
照明自体は、建築家・隈研吾デザインできれいだった。海底のチムニーを連想するようなテクスチャーの、縦長ガラスシェードが連なるフロアライトだった。
キャンパスには、気になっていた全部の展示が見られる日に行けたらしい。シアターも3D上映の日だった。入試のあるイレギュラーな時期。細かな展示スケジュールまで確認せずに行ってしまったが、良いときに行けたらしい。
公式サイトでも、展示内容や解説はわかりやすいので、気になる・体験したいものが見られる日に行くのが楽しい場所だろう。
WACHIもキャンパスもたくさん楽しんだ後。そばの出入口から外に出られた。ドームガーデンという屋上だった。
寒い日だったが、興味深く楽しんだ週末。